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転移3日目
106話 うっかり人数分のアイテムを出してしまいました
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僕は古手さんの頭に装着してもらおうと思い、アイテムを探しますが・・・・あれ?何処だったかな?
そう言えば、並行世界で獲得したアイテムを何処へしまったか、そもそもどこへ仕舞うとか決めてなかったっけ・・・・
それに、現実世界へ、どうやって並行世界のアイテムを持ち込む事が出来るのか・・・・
ついうっかりで、色んな物を引っ張り出して確認していきます。
すると、一つの箱が出てきました。
これかな?
何か頭に装着する?と思われる道具ですね。
あれ?引っかかって出てこない?
箱を逆さにすると・・・・うわ!
中身が一気に出てきました。
机の上はそのアイテムだらけ、しかもいくつかは机の下・・・・床に落下。
僕は急いで拾いますが、
「これがそうなのか?」
あ・・・・古手さんが手に取ってしまってます。
「ふうん・・・・ヘッドホンみたいだな・・・・どれ。」
そう言って使い方言ってないのに、古手さんはさっそく装着してしまいます。
「順平さん?私もいいですか?ちょっとその未来を見てみたいです・・・・」
才村さんも勝手に・・・・
僕が全部拾い上げるころには・・・・何故か侍女さんを含め、全員が装着しています。
「へえ・・・・これが未来を見る事ができる装置なのね。すごいわ常山さん!」
いえ森江さん、何か勘違いしてる・・・・
「ちょっと待って!これは未来を見る物じゃないよ?あくまで僕が並行世界で体験した記憶を見てもらうんだよ。記憶と言っても、まあ僕が体験した世界を感じてもらえる・・・・多分その場にいた感覚になると思うよ?」
「バーチャルかしら?」
「ええと・・・・みずかさん?少し違いますね。感覚も共有されます。」
「よくわからない・・・・まあ一度やってみて?」
・・・・仕方ありません。その皆さんの期待に満ちた顔を見てしまうと・・・・
「では座って下さい。そして、僕のヘッドの装置にケーブルを取り付け・・・・確か・・・・あった・・・・このボックスにケーブルを刺し、さらにここから皆さんに僕の経験した情報が流れます。時間にして数分だとは思いますが、体感時間は数十年ですから気をつけて・・・・」
僕は線を取り付け、装置の準備をします。
全員につながったので、テストをします。
「ではほんのちょっとのテストをします。いいですか?頭の中の出来事ですからね・・・・僕は皆さんの前に立って、コップの水を皆さんの顔にかけます。驚くと思いますが、現実ではありませんので・・・・まあテストです。」
僕は装置を起動する前に、並行世界でこの場の全員の顔に水をかけます。そして、それを終わらせたのちに装置を起動、先ほどの出来事を共有させます。
ほんの数分の出来事。多分一瞬で終わる感じ。
僕が装置を終了させると、皆さん一様に顔を確かめます。
「あ、あれ?濡れてない?」
「本当だ・・・・びっくりです。」
まあそうだよね。
「多分水をかけられたときに、冷たさや不快感が感じられたと思いますが、これがこの装置の威力です。本当に僕が見た世界を皆さんで見ますか?正直かなり僕がゲスいですよ。あらゆる結果のうち、何とかなった結果ですけど・・・・」
「他の女性とその・・・・しちゃってるのってどうかとは思うけど・・・・その、駄目だった結果も見せてもらえれば・・・・」
才村さんがそう言います。
「・・・・わかった。先に何も対策をしなかった場合、誰かを助けたら誰かが・・・・というのをいくつか体験してもらい、最後に全員が助かった・・・・そして僕の対応がクズ過ぎるのを見てもらいます・・・・見終われば、その後どうするか皆さんで話し合ってほしいです。」
そう言えば、並行世界で獲得したアイテムを何処へしまったか、そもそもどこへ仕舞うとか決めてなかったっけ・・・・
それに、現実世界へ、どうやって並行世界のアイテムを持ち込む事が出来るのか・・・・
ついうっかりで、色んな物を引っ張り出して確認していきます。
すると、一つの箱が出てきました。
これかな?
何か頭に装着する?と思われる道具ですね。
あれ?引っかかって出てこない?
箱を逆さにすると・・・・うわ!
中身が一気に出てきました。
机の上はそのアイテムだらけ、しかもいくつかは机の下・・・・床に落下。
僕は急いで拾いますが、
「これがそうなのか?」
あ・・・・古手さんが手に取ってしまってます。
「ふうん・・・・ヘッドホンみたいだな・・・・どれ。」
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「順平さん?私もいいですか?ちょっとその未来を見てみたいです・・・・」
才村さんも勝手に・・・・
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「へえ・・・・これが未来を見る事ができる装置なのね。すごいわ常山さん!」
いえ森江さん、何か勘違いしてる・・・・
「ちょっと待って!これは未来を見る物じゃないよ?あくまで僕が並行世界で体験した記憶を見てもらうんだよ。記憶と言っても、まあ僕が体験した世界を感じてもらえる・・・・多分その場にいた感覚になると思うよ?」
「バーチャルかしら?」
「ええと・・・・みずかさん?少し違いますね。感覚も共有されます。」
「よくわからない・・・・まあ一度やってみて?」
・・・・仕方ありません。その皆さんの期待に満ちた顔を見てしまうと・・・・
「では座って下さい。そして、僕のヘッドの装置にケーブルを取り付け・・・・確か・・・・あった・・・・このボックスにケーブルを刺し、さらにここから皆さんに僕の経験した情報が流れます。時間にして数分だとは思いますが、体感時間は数十年ですから気をつけて・・・・」
僕は線を取り付け、装置の準備をします。
全員につながったので、テストをします。
「ではほんのちょっとのテストをします。いいですか?頭の中の出来事ですからね・・・・僕は皆さんの前に立って、コップの水を皆さんの顔にかけます。驚くと思いますが、現実ではありませんので・・・・まあテストです。」
僕は装置を起動する前に、並行世界でこの場の全員の顔に水をかけます。そして、それを終わらせたのちに装置を起動、先ほどの出来事を共有させます。
ほんの数分の出来事。多分一瞬で終わる感じ。
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「あ、あれ?濡れてない?」
「本当だ・・・・びっくりです。」
まあそうだよね。
「多分水をかけられたときに、冷たさや不快感が感じられたと思いますが、これがこの装置の威力です。本当に僕が見た世界を皆さんで見ますか?正直かなり僕がゲスいですよ。あらゆる結果のうち、何とかなった結果ですけど・・・・」
「他の女性とその・・・・しちゃってるのってどうかとは思うけど・・・・その、駄目だった結果も見せてもらえれば・・・・」
才村さんがそう言います。
「・・・・わかった。先に何も対策をしなかった場合、誰かを助けたら誰かが・・・・というのをいくつか体験してもらい、最後に全員が助かった・・・・そして僕の対応がクズ過ぎるのを見てもらいます・・・・見終われば、その後どうするか皆さんで話し合ってほしいです。」
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