勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ

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転移3日目

105話 何て事・・・・貴重な時間を無駄にしてしまいました

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気が付くと、僕は寝かされていました。
才村さんが必死になって回復魔法を使ってくれたようですが・・・・何が起こった?

起き上がろうとするも、全身の痛みがひどく、指一本動かす事すらできません。

それに、考えるのが億劫に・・・・
あ、そう言えばエリクサーがあったっけ?どうでもいいか・・・・な?

「先輩、常山先輩!しっかり!」
才村さんが励ましてくれます。ですが、先輩に戻ってますね・・・・
「ちょっと、どうしちゃったの?気が付いたら痙攣しながらそこら中から血が・・・・」
森江さん、何を言ってるのですか?

「順平さん!気を確かに!何かできる事はないですか?」
ええとどちらさんでしたっけ・・・・矢板橋さん・・・・みずかと呼んでと言ってましたね。

それと・・・・古手さんでしたか?そんな怖い顔して睨まないでも・・・・
「ちょっと!何勝手に倒れちゃってるの!しっかりなさい!」
・・・・ごめんね・・・・
あ、女子高生2人はおろおろしてますね。

僕は頭でエリクサーを思い浮かべ、手に取り、それを飲みます。
すると頭がクリアになり、急いで起き上がります。
し・・・・しまった!ずいぶん時間を無駄にしてしまった!
「あ、僕が倒れてどれぐらい時間が経ちましたか?」
「ええと・・・・それほどは?気が付いてから・・・・30分ぐらい?」
才村さんは僕を治療しようとして、時間の感覚が分からなかった?
「いえ!2時間は経ってますよ!」
・・・・気が付けば、並行世界の僕は全員死んでいました。
そして、今までの情報がどんどん僕の中に入ってきます。更には獲得し、レベルの上がったスキルも。

そして・・・・色々なアイテムもカバンの中にあります。

僕は考えました。
2時間も無駄に・・・・
明日にはこの・・・・王都が襲撃を受けると言うのに・・・・

「侍女さん!」

「は、はい!」
控えていた侍女さん、まさか呼ばれるとは思っていなかったのか、驚いています。
「明日の昼、魔王軍がこの王都を襲撃します!至急対策を取らねば全滅です!」
「え?どうされましたか常山様?」

「どうしたも・・・・明日の昼だよ?わかってる?」

「せんぱ・・・・順平さん、どういう事でしょう?」
「僕のスキルで、未来を体験しました。そこで僕が考えるあらゆる対策を講じましたが、襲撃を止める事はできませんでした。そして・・・・このままでは、この場にいる殆どの人が、明日亡くなります・・・・」
「ええと常山さん?訳が分かりませんわ。」
森江さんも理解してくれない?

すると・・・・古手さんが意見を言います。
「常山さん?何を見たのか知りませんが、それでは私達は理解できませんわ。何かないのですか?」
・・・・この場の全員を助けるのに、一番難儀したのが古手さんです。
なので、僕は古手さんの一番いい結果の動画や写真を、いくつか用意しました。
古手さんと言いますか・・・・この場の全員が助かり、平和に暮らした状態の・・・・です。
これを見て理解してもらえれば・・・・いいのですが。

あ、更には、対象の人物の頭の中とリンクし、記憶の一部を共有できる魔道具を並行世界で作って・・・・
それと装着し、見せたい”時”を選択すれば、まるで自身が体験したかのような感覚になります。
場合によっては使いますか・・・・


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