10 / 735
冒険者ギルド
10話 才村 友郁 その2
しおりを挟む
ああ、何て事なのでしょうか。
よくは分かりませんが、ギフトやスキルと言うような、何かの能力でしょうか?それらが何かの役に立つと説いていますね。それを皆さんが必死になって奪い合っています。
鍛冶?生活魔法?
よく分からない事を説明しています。
役に立つとか立たないとか。
誰がその基準を決めてるのでしょう?
たまに魔法と言ってますが、魔法の存在する世界なのですか?
ひょっとしてゲームの世界でしょうか?
あ、常山先輩が、私に気を使ってくれてますが、流石にあのスキルとかを貰わないと、と思ったのでしょうか。
立ち上がり私と共に向かおうとしますが、あ!
後ろから誰かが・・・・常山先輩に危ないと言う間もなく、その人は常山先輩にぶつかり、先輩が飛ばされてます。とんでもない勢いで!しかもそのまま去っていきます。あれは学生の集団でしょうか。
何て礼儀知らずで、自分勝手な学生さん。
私はそれよりも、私をかばった為にこのようになってしまった常山先輩を申し訳なく思い、膝枕でその場にて介抱します。
ええと、いいのですか?好きな・・・・そう、私は常山先輩が好きになってるんです!好きな、まだお付き合い以前の状態の人とこのような事をしてしまっていいのかな?ちょっと恥ずかしいです。
あ、もう常山先輩ですが、気が付いたようです。
そして周りを見渡すと、あの喋っていた人と、私達しかいません。
「おやおや、呑気なものですねえ?もう外れスキルしか残っていませんよ?」
喋っていた人が言います。
「何があるんですか?」
私は思わず聞いてみます。
「家事全般と鑑定ですね。」
あの喋っていた人がそう答えます。
「ねえ、どうしようか?」
常山先輩が聞いてきますが、私に判断できるわけもなく、
「ええと・・・・どうしましょう・・・・?」
そうとしか答えられません。
「まあ、私的には、そちらの女性が家事全般、男性が鑑定にした方がマシじゃないかとは思いますがね。」
ああ、喋っていた人が意見をしてくれますがどうなのでしょうね。
「じゃあ僕が鑑定にしておくよ。どちらもあの人から言わせれば、外れスキルらしいけれど。」
あ、私ったら、気が付けば常山先輩の手を握りっぱなし。
しかも変に汗ばんじゃって、その、不快だったらごめんなさい!でも、放しませんから!
「ここに手をかざせばいいのかな?」
どうやら平らな場所に手をかざせば、そのスキルと言うのが貰えるようです。
何かが身体に入り込んでくる感覚。
「ええと、才村さんだっけ?大丈夫かな?」
常山先輩が私を気遣って声をかけて下さいます。
あ、私の苗字知っていてくれたんですね?
「ええと、よく私の名前知ってましたね?」
あ、思わず聞き返してしまいました。
「だって、ほら、制服に名札つけてるでしょ?」
まあ、そうですよね。
「ああ、そうでした。」
馬鹿な人と思ったかしら?
それと、ステータスオープンと念じれば、自分のステータス?が見れるみたいです。
名前 :才村 友郁
性別 :女の子
種族 :人間(召喚者)
年齢 :23歳
レベル :1
所属 :社会人一年生
所有スキル:家事全般 Lv1
何でしょう?
レベル?所有スキル?
やはりゲームでしょうか?よく男子がゲームで、そのような話をしているのが聞こえていましたから。
この後、私は常山先輩が私を嫌がらない限りは、ずっとついて行こうと、そう決心しました。なので、手は放しませんよ!
震えが伝わらなければいいのですが。
もし常山先輩がいなければと思うと、恐ろしくてとてもじゃないですが、手を放す事なんてできません。
よくは分かりませんが、ギフトやスキルと言うような、何かの能力でしょうか?それらが何かの役に立つと説いていますね。それを皆さんが必死になって奪い合っています。
鍛冶?生活魔法?
よく分からない事を説明しています。
役に立つとか立たないとか。
誰がその基準を決めてるのでしょう?
たまに魔法と言ってますが、魔法の存在する世界なのですか?
ひょっとしてゲームの世界でしょうか?
あ、常山先輩が、私に気を使ってくれてますが、流石にあのスキルとかを貰わないと、と思ったのでしょうか。
立ち上がり私と共に向かおうとしますが、あ!
後ろから誰かが・・・・常山先輩に危ないと言う間もなく、その人は常山先輩にぶつかり、先輩が飛ばされてます。とんでもない勢いで!しかもそのまま去っていきます。あれは学生の集団でしょうか。
何て礼儀知らずで、自分勝手な学生さん。
私はそれよりも、私をかばった為にこのようになってしまった常山先輩を申し訳なく思い、膝枕でその場にて介抱します。
ええと、いいのですか?好きな・・・・そう、私は常山先輩が好きになってるんです!好きな、まだお付き合い以前の状態の人とこのような事をしてしまっていいのかな?ちょっと恥ずかしいです。
あ、もう常山先輩ですが、気が付いたようです。
そして周りを見渡すと、あの喋っていた人と、私達しかいません。
「おやおや、呑気なものですねえ?もう外れスキルしか残っていませんよ?」
喋っていた人が言います。
「何があるんですか?」
私は思わず聞いてみます。
「家事全般と鑑定ですね。」
あの喋っていた人がそう答えます。
「ねえ、どうしようか?」
常山先輩が聞いてきますが、私に判断できるわけもなく、
「ええと・・・・どうしましょう・・・・?」
そうとしか答えられません。
「まあ、私的には、そちらの女性が家事全般、男性が鑑定にした方がマシじゃないかとは思いますがね。」
ああ、喋っていた人が意見をしてくれますがどうなのでしょうね。
「じゃあ僕が鑑定にしておくよ。どちらもあの人から言わせれば、外れスキルらしいけれど。」
あ、私ったら、気が付けば常山先輩の手を握りっぱなし。
しかも変に汗ばんじゃって、その、不快だったらごめんなさい!でも、放しませんから!
「ここに手をかざせばいいのかな?」
どうやら平らな場所に手をかざせば、そのスキルと言うのが貰えるようです。
何かが身体に入り込んでくる感覚。
「ええと、才村さんだっけ?大丈夫かな?」
常山先輩が私を気遣って声をかけて下さいます。
あ、私の苗字知っていてくれたんですね?
「ええと、よく私の名前知ってましたね?」
あ、思わず聞き返してしまいました。
「だって、ほら、制服に名札つけてるでしょ?」
まあ、そうですよね。
「ああ、そうでした。」
馬鹿な人と思ったかしら?
それと、ステータスオープンと念じれば、自分のステータス?が見れるみたいです。
名前 :才村 友郁
性別 :女の子
種族 :人間(召喚者)
年齢 :23歳
レベル :1
所属 :社会人一年生
所有スキル:家事全般 Lv1
何でしょう?
レベル?所有スキル?
やはりゲームでしょうか?よく男子がゲームで、そのような話をしているのが聞こえていましたから。
この後、私は常山先輩が私を嫌がらない限りは、ずっとついて行こうと、そう決心しました。なので、手は放しませんよ!
震えが伝わらなければいいのですが。
もし常山先輩がいなければと思うと、恐ろしくてとてもじゃないですが、手を放す事なんてできません。
43
お気に入りに追加
4,670
あなたにおすすめの小説
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
【本編完結済み/後日譚連載中】巻き込まれた事なかれ主義のパシリくんは争いを避けて生きていく ~生産系加護で今度こそ楽しく生きるのさ~
みやま たつむ
ファンタジー
【本編完結しました(812話)/後日譚を書くために連載中にしています。ご承知おきください】
事故死したところを別の世界に連れてかれた陽キャグループと、巻き込まれて事故死した事なかれ主義の静人。
神様から強力な加護をもらって魔物をちぎっては投げ~、ちぎっては投げ~―――なんて事をせずに、勢いで作ってしまったホムンクルスにお店を開かせて面倒な事を押し付けて自由に生きる事にした。
作った魔道具はどんな使われ方をしているのか知らないまま「のんびり気ままに好きなように生きるんだ」と魔物なんてほっといて好き勝手生きていきたい静人の物語。
「まあ、そんな平穏な生活は転移した時点で無理じゃけどな」と最高神は思うのだが―――。
※「小説家になろう」と「カクヨム」で同時掲載しております。
異世界に転生した俺は元の世界に帰りたい……て思ってたけど気が付いたら世界最強になってました
ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
ゲームが好きな俺、荒木優斗はある日、元クラスメイトの桜井幸太によって殺されてしまう。しかし、神のおかげで世界最高の力を持って別世界に転生することになる。ただ、神の未来視でも逮捕されないとでている桜井を逮捕させてあげるために元の世界に戻ることを決意する。元の世界に戻るため、〈転移〉の魔法を求めて異世界を無双する。ただ案外異世界ライフが楽しくてちょくちょくそのことを忘れてしまうが……
なろう、カクヨムでも投稿しています。
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる