8 / 735
冒険者ギルド
8話 その後も説明は続く
しおりを挟む
冒険者のランク、最初はF。受ける事の出来る依頼は、殆ど素材集め。
薬草とか、そんなの。あとは掃除とか、ちょっとしたお使い程度。
駆け出し冒険者に、いきなり強い魔物の退治とかはないようです。
それと、希望すれば色々な講習が受けられるそうです。
例えば解体。
魔物や魔獣を仕留めて、素材を得る訳だけど、魔物には魔石、皮及び毛皮、骨、牙等々、魔物によって色々素材があります。
魔獣?魔物と魔獣の違いが判らなかったけれど、肉も買い取ってくれるようで、だけど、解体が上手くいかなければ鮮度が落ちて、買い叩かれるらしいです。
なので、解体は重要で、冒険者ギルドでは講習を行っているみたい。
また、最初の依頼として、薬草の採取があるけれど、葉がいるのか、根がいるのか、そう言った事を教えてくれるらしいです。講習を受けてないので”らしい”ですけど。
また、野宿の仕方や、武器の扱い方も教えてくれるみたいで、才村さんと話し合った結果、薬草の知識を才村さんが、解体を僕が教えて貰う事に。
まさか才村さんに解体させる訳にはいかないし、薬草の採取は、僕ならきっと鑑定で分かるだろうから。
そしてすぐに教えて貰う事になり、カードからお金を引き落としてもらい、早速講習を受けます。
解体、豚とか牛とかのイメージ。
解体場がギルドには併設されていて、そこへ案内される僕。
そこには魔物を解体する職員が多数います。
「親方、本日の初心者講習希望者です。よろしくお願いいたします。」
受付の女性がそう言ってくれ、ごつそうな男性がやって来た。
「おう、任せときな!しかし、こんな痩せっぽっちにできるのか?」
「ええと、はじめまして。冒険者になりたてですが、解体の知識はまるでなく、必要と感じ早速受ける事にいたしました。しっかりと学んでいきたいので、どうかご指導のほど願いいたします。」
僕はしっかりとお願いをします。何事も最初が肝心ですからね。
「お、おう?珍しいな。こんなお願い方をされるなんて。あんた何処かの金持ちなのか??」
「いえ、普通の人ですよ?では、お願いいたします。」
親方はついて来いと言って、僕はついていきます。
手を振って見送ってくれる才村さん。
才村さんはこの後、受付の女性に薬草の事について教えてもらうそうです。
「おう、解体の手順ってわかるか?」
「いえ。僕の認識では、血を抜き、内臓を取り、皮をはいでいくぐらいしか思いつきませんね。」
「お?何だ全く知らなさそうで、手順はある程度分かってるんだな。じゃあ後は実際のナイフの使い方とかだな。」
僕はスキルを使い、親方の作業を凝視します。
鑑定?一応そうだなあ、あとは査定?いやいや今は使わないね。解析?これは使えるかな?
僕は親方の手順を、どうやってナイフと使い、どのように切り込んでいくかを見定めます。
動脈を切って、血抜きをし、でも、血抜きの仕方を間違えると、辺り一面血だらけになるそうで、注意が必要との事。
で、腹を裂き、内臓を取り除いていきます。
中には食べられる部位もあるそうですが、素人には危険すぎるので、全部捨てたほうがいいらしいです。
鑑定があるから分かりそうだけど。
そして、骨を断ち、肉を、魔石を取り出します。
何となくわかるけれど、相当体力がいりそう。
「いいか、解体は重要だが、その前にもっと大事な事がある。何かわかるか?」
親方さんが僕に聞いてきます。
「ええと、魔物の倒し方ですか?無残に切り刻んだり、魔法で焼き尽くしたり、そのような倒し方ですと、皮が台無しになったり、解体しにくかったり?それに素材の価値が下がりそうですね。」
「おう?何だやはり兄ちゃん解体の知識があるんじゃねえか?その通りだ。俺つええ!とか言って、無残な死体を持ち込む阿呆が偶に居るが、あれじゃあ殆ど解体できねえ。余程でけえ魔物ならいいが、そもそもここに持って帰るのが困難だからな。解体費用もいる。だが、自前で解体できりゃあ持ち帰る部位は必要最低限で済むし、こちとら解体は毎日沢山あるから、仕事が減って助かるってなもんだ、がははは!それにな・・・・冒険者共は中々解体をしたがらねえ。汚れるし、きついし、きたねえからってな。」
何となくわかるかな。
そして、講習が終わり、僕のスキルには解体と、ナイフを使ったせいか、剣術が増えていました。
薬草とか、そんなの。あとは掃除とか、ちょっとしたお使い程度。
駆け出し冒険者に、いきなり強い魔物の退治とかはないようです。
それと、希望すれば色々な講習が受けられるそうです。
例えば解体。
魔物や魔獣を仕留めて、素材を得る訳だけど、魔物には魔石、皮及び毛皮、骨、牙等々、魔物によって色々素材があります。
魔獣?魔物と魔獣の違いが判らなかったけれど、肉も買い取ってくれるようで、だけど、解体が上手くいかなければ鮮度が落ちて、買い叩かれるらしいです。
なので、解体は重要で、冒険者ギルドでは講習を行っているみたい。
また、最初の依頼として、薬草の採取があるけれど、葉がいるのか、根がいるのか、そう言った事を教えてくれるらしいです。講習を受けてないので”らしい”ですけど。
また、野宿の仕方や、武器の扱い方も教えてくれるみたいで、才村さんと話し合った結果、薬草の知識を才村さんが、解体を僕が教えて貰う事に。
まさか才村さんに解体させる訳にはいかないし、薬草の採取は、僕ならきっと鑑定で分かるだろうから。
そしてすぐに教えて貰う事になり、カードからお金を引き落としてもらい、早速講習を受けます。
解体、豚とか牛とかのイメージ。
解体場がギルドには併設されていて、そこへ案内される僕。
そこには魔物を解体する職員が多数います。
「親方、本日の初心者講習希望者です。よろしくお願いいたします。」
受付の女性がそう言ってくれ、ごつそうな男性がやって来た。
「おう、任せときな!しかし、こんな痩せっぽっちにできるのか?」
「ええと、はじめまして。冒険者になりたてですが、解体の知識はまるでなく、必要と感じ早速受ける事にいたしました。しっかりと学んでいきたいので、どうかご指導のほど願いいたします。」
僕はしっかりとお願いをします。何事も最初が肝心ですからね。
「お、おう?珍しいな。こんなお願い方をされるなんて。あんた何処かの金持ちなのか??」
「いえ、普通の人ですよ?では、お願いいたします。」
親方はついて来いと言って、僕はついていきます。
手を振って見送ってくれる才村さん。
才村さんはこの後、受付の女性に薬草の事について教えてもらうそうです。
「おう、解体の手順ってわかるか?」
「いえ。僕の認識では、血を抜き、内臓を取り、皮をはいでいくぐらいしか思いつきませんね。」
「お?何だ全く知らなさそうで、手順はある程度分かってるんだな。じゃあ後は実際のナイフの使い方とかだな。」
僕はスキルを使い、親方の作業を凝視します。
鑑定?一応そうだなあ、あとは査定?いやいや今は使わないね。解析?これは使えるかな?
僕は親方の手順を、どうやってナイフと使い、どのように切り込んでいくかを見定めます。
動脈を切って、血抜きをし、でも、血抜きの仕方を間違えると、辺り一面血だらけになるそうで、注意が必要との事。
で、腹を裂き、内臓を取り除いていきます。
中には食べられる部位もあるそうですが、素人には危険すぎるので、全部捨てたほうがいいらしいです。
鑑定があるから分かりそうだけど。
そして、骨を断ち、肉を、魔石を取り出します。
何となくわかるけれど、相当体力がいりそう。
「いいか、解体は重要だが、その前にもっと大事な事がある。何かわかるか?」
親方さんが僕に聞いてきます。
「ええと、魔物の倒し方ですか?無残に切り刻んだり、魔法で焼き尽くしたり、そのような倒し方ですと、皮が台無しになったり、解体しにくかったり?それに素材の価値が下がりそうですね。」
「おう?何だやはり兄ちゃん解体の知識があるんじゃねえか?その通りだ。俺つええ!とか言って、無残な死体を持ち込む阿呆が偶に居るが、あれじゃあ殆ど解体できねえ。余程でけえ魔物ならいいが、そもそもここに持って帰るのが困難だからな。解体費用もいる。だが、自前で解体できりゃあ持ち帰る部位は必要最低限で済むし、こちとら解体は毎日沢山あるから、仕事が減って助かるってなもんだ、がははは!それにな・・・・冒険者共は中々解体をしたがらねえ。汚れるし、きついし、きたねえからってな。」
何となくわかるかな。
そして、講習が終わり、僕のスキルには解体と、ナイフを使ったせいか、剣術が増えていました。
19
お気に入りに追加
4,618
あなたにおすすめの小説
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
空想の中で自由を謳歌していた少年、晴人は、ある日突然現実と夢の境界を越えたような事態に巻き込まれる。
目覚めると彼は真っ白な空間にいた。
動揺するクラスメイト達、状況を掴めない彼の前に現れたのは「神」を名乗る怪しげな存在。彼はいままさにこのクラス全員が異世界へと送り込まれていると告げる。
神は異世界で生き抜く力を身に付けるため、自分に合った能力を自らの手で選び取れと告げる。クラスメイトが興奮と恐怖の狭間で動き出す中、自分の能力欄に違和感を覚えた晴人は手が進むままに動かすと他の者にはない力が自分の能力獲得欄にある事に気がついた。
龍神、邪神、魔神、妖精神、鍛治神、盗神。
六つの神の称号を手に入れ有頂天になる晴人だったが、クラスメイト達が続々と異世界に向かう中ただ一人取り残される。
神と二人っきりでなんとも言えない感覚を味わっていると、突如として鳴り響いた警告音と共に異世界に転生するという不穏な言葉を耳にする。
気が付けばクラスメイト達が転移してくる10年前の世界に転生した彼は、名前をエルピスに変え異世界で生きていくことになる──これは、夢見る少年が家族と運命の為に戦う物語。
異世界転生!ハイハイからの倍人生
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は死んでしまった。
まさか野球観戦で死ぬとは思わなかった。
ホームランボールによって頭を打ち死んでしまった僕は異世界に転生する事になった。
転生する時に女神様がいくら何でも可哀そうという事で特殊な能力を与えてくれた。
それはレベルを減らすことでステータスを無制限に倍にしていける能力だった...
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる