45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ

文字の大きさ
上 下
1,083 / 1,176
外伝 女神のチョンボで大変な事に 口田 士門

しおりを挟む
 ロンダーヴが再び姿を現す。

 どうやら俺が部屋で凄い事になってる時に、巻き添えにならないよう、隠れていたらしい。
 で、今安全になって姿を現したようだ。
 そして、ベヒモスにロンダーヴが一言、

【キミもますたーの奥さんになりたいの?】

 ベヒモスが、

【キミもって・・・・もしかして、ご主人さまはジゴロなの?】

 ロンダーヴが、

【そうだねえ・・・・まあ、一言で言えば天然たらしだよ?ボクも今日ようやく抱いてもらえたけれど、一方的に惚れさせて、放置なんだよ?だけど、逆らえないというか・・・・】
【精霊さんも苦労してるんだね。まあ、私一頭ぐらい増えても問題ないのかな?】
【そうだね・・・・キミの人化した姿にもよるけれどね、因みにますたーの好みはね・・・・】

 なにやら2人・・・・2体?で念話をしているらしいが・・・・

【えっとご主人さま、今から人の姿になるので、魔力を下さい!】

 え?魔力を?人化?どういう事だ?

「意味が分からないけれど、お前は人間の姿になれるのか?俺の魔力で?」

【そうですよ?神獣は、ご主人さまの魔力で、ご主人さまと同じ種族の姿になる事が出来るのですよ!】

 どうだと言わんばかりなベヒモスの言葉。

 だがな・・・・この外見だ、人化してもすごい姿になるんじゃないのか?
 例えば身長2メートルを超える大女、転がった方が速いんじゃないかと言うような樽女。
 ふくよかな女性や、背がやたら高い女性が趣味の人がいるけれど、俺にはノーサンキューだ。

 まあ、背が高いのは・・・・三津枝や・・・・ヒルダとかいるが・・・・向こうが自分より背の低い俺でいいと言っているんだ・・・・あ、ヒルダとはそんな関係じゃないが・・・・向こうが気にしなければいいが・・・・
 ふくよかな女性は・・・・俺には生理的に受け付けない。無理なんだよ。

 俺がそう思ってると・・・・

【大丈夫。背は・・・・どうか分からないけれど、こう見えて、私細身だよ?】

 そう言いながら、俺に頭を擦り付けてくる。
 俺に触れた瞬間、魔力が凄い勢いで持っていかれる。

 うぉぉ!!!!きついぞこれ・・・・

 そう思っていると、ベヒモスの姿がどんどん縮まり、形もどんどん変化していく。
 最終的には・・・・俺と同じぐらいか、少し低いぐらいの、ほっそりした女性が其処に居た。

 金髪だと・・・・?しかも腰まで届くストレートヘアー、しかもしかも・・・・何だこの顔は、シビルとかもそうだが、ロンダーヴもだけれど・・・・人外というのは、こうも完璧な造形なのか?

 もう完璧すぎて笑うしかない。それほど整った顔立ち。
 切れ長の目に、ほっそりした細長い顔立ち。

 そうだなあ・・・・昔でのアニメで言えば、メー■ル見たいな、そんなイメージを持ってしまう。俺は◇郎か?

 え?作者の年齢がばれるって?気のせいさ・・・・ガン▼ムネタでわかってるだろうに・・・・

 そして・・・・何故裸なんだ?
 胸は控えめ・・・・・腰は色っぽくくびれ・・・・臀部はもう大人の色気むんむん。足も細く長い。北欧の女性みたいな感じ?

 しかも・・・・股が・・・・金だと?

 俺と同じ人間なのか?いや、ベヒモスか・・・・ベースは人間?信じられん・・・・

 俺は急いで異世界売買で、取り敢えずバスローブが目に付いたので購入。
 それを着せる。

 今あんなのをずっと見たらきっと爆発してしまう、ナニが。

【どうですか?ご主人さまの好みだといいのだけれど・・・・】

 ええもう滅茶苦茶ドストライクですとも。
 こうして俺は人外の嫁候補(2人目)
 を手に入れた・・・・らしい。

 おかしいな?ベヒモスを投擲で討伐しただけのはずなんだけれどな・・・・?
 どうしてこうなった?

【ますたーの運のせいだね?ボクが知る限り、こんな運の持ち主はいないよ?よかったね!】

 何が良かっただ!そもそも運がないから、こんな所に巻き込まれやって来たんだぞ?ああ・・・・後で世津達に妻’Sに何を言われるか・・・・何がナニして何だって・・・・
しおりを挟む
感想 63

あなたにおすすめの小説

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした

高鉢 健太
ファンタジー
 ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。  ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。  もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。  とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

精霊が俺の事を気に入ってくれているらしく過剰に尽くしてくれる!が、周囲には精霊が見えず俺の評価はよろしくない

よっしぃ
ファンタジー
俺には僅かながら魔力がある。この世界で魔力を持った人は少ないからそれだけで貴重な存在のはずなんだが、俺の場合そうじゃないらしい。 魔力があっても普通の魔法が使えない俺。 そんな俺が唯一使える魔法・・・・そんなのねーよ! 因みに俺の周囲には何故か精霊が頻繁にやってくる。 任意の精霊を召還するのは実はスキルなんだが、召喚した精霊をその場に留め使役するには魔力が必要だが、俺にスキルはないぞ。 極稀にスキルを所持している冒険者がいるが、引く手あまたでウラヤマ! そうそう俺の総魔力量は少なく、精霊が俺の周囲で顕現化しても何かをさせる程の魔力がないから直ぐに姿が消えてしまう。 そんなある日転機が訪れる。 いつもの如く精霊が俺の魔力をねだって頂いちゃう訳だが、大抵俺はその場で気を失う。 昔ひょんな事から助けた精霊が俺の所に現れたんだが、この時俺はたまたまうつ伏せで倒れた。因みに顔面ダイブで鼻血が出たのは内緒だ。 そして当然ながら意識を失ったが、ふと目を覚ますと俺の周囲にはものすごい数の魔石やら素材があって驚いた。 精霊曰く御礼だってさ。 どうやら俺の魔力は非常に良いらしい。美味しいのか効果が高いのかは知らんが、精霊の好みらしい。 何故この日に限って精霊がずっと顕現化しているんだ? どうやら俺がうつ伏せで地面に倒れたのが良かったらしい。 俺と地脈と繋がって、魔力が無限増殖状態だったようだ。 そしてこれが俺が冒険者として活動する時のスタイルになっていくんだが、理解しがたい体勢での活動に周囲の理解は得られなかった。 そんなある日、1人の女性が俺とパーティーを組みたいとやってきた。 ついでに精霊に彼女が呪われているのが分かったので解呪しておいた。 そんなある日、俺は所属しているパーティーから追放されてしまった。 そりゃあ戦闘中だろうがお構いなしに地面に寝そべってしまうんだから、あいつは一体何をしているんだ!となってしまうのは仕方がないが、これでも貢献していたんだぜ? 何せそうしている間は精霊達が勝手に魔物を仕留め、素材を集めてくれるし、俺の身をしっかり守ってくれているんだが、精霊が視えないメンバーには俺がただ寝ているだけにしか見えないらしい。 因みにダンジョンのボス部屋に1人放り込まれたんだが、俺と先にパーティーを組んでいたエレンは俺を助けにボス部屋へ突入してくれた。 流石にダンジョン中層でも深層のボス部屋、2人ではなあ。 俺はダンジョンの真っただ中に追放された訳だが、くしくも追放直後に俺の何かが変化した。 因みに寝そべっていなくてはいけない理由は顔面と心臓、そして掌を地面にくっつける事で地脈と繋がるらしい。地脈って何だ?

実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは

竹井ゴールド
ライト文芸
 日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。  その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。  青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。  その後がよろしくない。  青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。  妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。  長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。  次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。  三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。  四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。  この5人とも青夜は家族となり、  ・・・何これ? 少し想定外なんだけど。  【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】 【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】 【2023/6/5、お気に入り数2130突破】 【アルファポリスのみの投稿です】 【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】 【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】 【未完】

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?

はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、 強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。 母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、 その少年に、突然の困難が立ちはだかる。 理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。 一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。 それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。 そんな少年の物語。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する

高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。 手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

初体験が5歳という伝説の「女使い」冒険者の物語 〜 スキル「優しい心」は心の傷ついた女性を虜にしてしまう極悪のモテスキルだった

もぐすけ
ファンタジー
美女を見ると本能で助けてしまう男リンリンに「優しい心」Lv9999のスキルを与えて、異世界に転生させてしまった女神ラクタ。 彼女は責任を取って神界から毎日リンリンを監視するが、規定により監視できるのは1日5分間のみ。 スキル「優しい心」は凶悪で、優しさに飢えている女性は、最短1分でリンリンにメロメロになってしまう。 ラクタが監視で降りてくるたびに、リンリンは5歳で初体験を済ませていたり、毎日違う女の子と寝ていたり、やりたい放題。 もっと、世のため人のためにこのスキルを使ってほしい、と切に願う女神ラクタと本能に負けがちなリンリンの物語。

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

処理中です...