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外伝 女神のチョンボで大変な事に 口田 士門
豚が慌ててやってくる
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うわ・・・・脂肪の塊がやってきたよ・・・・
防犯カメラの映像より、肥えて見える。
何だこの塊は。
俺が冷めた目で見ていると・・・・
「こ・・・・これは・・・・口田様でございますか?私めは〇▼◇と申しまして、当商店の代表でございますが、私めが何か致しましたでしょうか?」
顔が真っ青で、全身汗が噴き出ている。
「ああ、すまないね、いや、一寸昨日我が商店を貴方は訪れてくれたようだが、あいにく店が閉まっていてね、何か入用だったのかと思って来た訳だよ。」
「これはわざわざ恐縮でございますが、はて、夜中に口田様のお店に、私めが伺った、のでございましょうか?何かの間違いでは?」
「あ、うちの店でね、テイマーが暴れたんだよ。その後に、店の周囲に魔道具を設置してね。常に映像を保存できるんだよ。で、まあそこに貴方が映っていたものでね、一応何か用事があったのではないかと思って、来てみた訳なんだよ?」
全身ガクブルのおっさん。
で、まだ白を切るのが、相当図太い奴だと実感する。
「えっと・・・・何かの間違いではないでしょうか?」
「いや・・・・そもそも俺、貴方が俺の店を訪ねてくれたのが、夜中だとは一言も言ってないよね?何で夜中なんだ?俺は単に貴方が訪れてくれた時に、店が閉まっていた、としか言ってないよ。」
「え?ですが・・・・先程店員が・・・・」
「あ、あの娘さんにも、貴方が訪れてくれた時、店が閉まっていたと言ったよ。時間は言わなかったんだが、何で夜中なのかなあ?」
あーあー、もうわかり易いというか、しまった!という顔をしいるよ。
「ああ、ついでにね、私の店は建物をかなり強化してるんだよ。ハンマーで叩いたぐらいでは、ビクともしなくてね。まあ後は、防火の処理もしているから、燃えないよ?だが・・・・流石に落書きまでは防ぐ事ができないんだけれどさ。」
俺はとどめとばかりに言い放つ。
「う・・あ・・・・ぐ・・・・」
声にならない何かを漏らすおっさん。
「しょ・・・・少々・・・・お待ち下さい・・・・」
おっさんはどこかへ向かった。
どうする気だ?用心棒でも引き連れて俺をボコるのか?心配なのはパメラだが・・・・
「あ・・・・もうあの人、おしまいでしょうね・・・・」
と、クールに言うパメラさん。いや、その前に自分を心配しようね?
「えっと・・・・その・・・・どういう事なのでしょうか、その・・・・口田様?」
取り残された店員さんが俺に聞く。
「ああ、さっきのやり取りじゃわからないよね?かいつまんで言うと、逆恨みだな。最近此処の店って売り上げは目に見えて落ちていないか?」
「あ・・・はい・・・・そうなんです・・・・」
「それはな、俺の店がオープンしたせいなんだが・・・・それをよく思わなかったあのおっさんが、部下に命令し俺の店へちょっかいを出してきてね。この前はテイマーが暴れてさ、そして昨晩は俺の店を破壊しようと、それが無理だとわかると燃やそうと火をつけたんだよ。」
俺の言葉が、想像以上だったのか、呆然としている。
「まあ悪い事は言わない、此処の店員は一度避難した方がいい。きっとあのおっさん、俺を排除しようと荒くれ共を連れてくるから。」
防犯カメラの映像より、肥えて見える。
何だこの塊は。
俺が冷めた目で見ていると・・・・
「こ・・・・これは・・・・口田様でございますか?私めは〇▼◇と申しまして、当商店の代表でございますが、私めが何か致しましたでしょうか?」
顔が真っ青で、全身汗が噴き出ている。
「ああ、すまないね、いや、一寸昨日我が商店を貴方は訪れてくれたようだが、あいにく店が閉まっていてね、何か入用だったのかと思って来た訳だよ。」
「これはわざわざ恐縮でございますが、はて、夜中に口田様のお店に、私めが伺った、のでございましょうか?何かの間違いでは?」
「あ、うちの店でね、テイマーが暴れたんだよ。その後に、店の周囲に魔道具を設置してね。常に映像を保存できるんだよ。で、まあそこに貴方が映っていたものでね、一応何か用事があったのではないかと思って、来てみた訳なんだよ?」
全身ガクブルのおっさん。
で、まだ白を切るのが、相当図太い奴だと実感する。
「えっと・・・・何かの間違いではないでしょうか?」
「いや・・・・そもそも俺、貴方が俺の店を訪ねてくれたのが、夜中だとは一言も言ってないよね?何で夜中なんだ?俺は単に貴方が訪れてくれた時に、店が閉まっていた、としか言ってないよ。」
「え?ですが・・・・先程店員が・・・・」
「あ、あの娘さんにも、貴方が訪れてくれた時、店が閉まっていたと言ったよ。時間は言わなかったんだが、何で夜中なのかなあ?」
あーあー、もうわかり易いというか、しまった!という顔をしいるよ。
「ああ、ついでにね、私の店は建物をかなり強化してるんだよ。ハンマーで叩いたぐらいでは、ビクともしなくてね。まあ後は、防火の処理もしているから、燃えないよ?だが・・・・流石に落書きまでは防ぐ事ができないんだけれどさ。」
俺はとどめとばかりに言い放つ。
「う・・あ・・・・ぐ・・・・」
声にならない何かを漏らすおっさん。
「しょ・・・・少々・・・・お待ち下さい・・・・」
おっさんはどこかへ向かった。
どうする気だ?用心棒でも引き連れて俺をボコるのか?心配なのはパメラだが・・・・
「あ・・・・もうあの人、おしまいでしょうね・・・・」
と、クールに言うパメラさん。いや、その前に自分を心配しようね?
「えっと・・・・その・・・・どういう事なのでしょうか、その・・・・口田様?」
取り残された店員さんが俺に聞く。
「ああ、さっきのやり取りじゃわからないよね?かいつまんで言うと、逆恨みだな。最近此処の店って売り上げは目に見えて落ちていないか?」
「あ・・・はい・・・・そうなんです・・・・」
「それはな、俺の店がオープンしたせいなんだが・・・・それをよく思わなかったあのおっさんが、部下に命令し俺の店へちょっかいを出してきてね。この前はテイマーが暴れてさ、そして昨晩は俺の店を破壊しようと、それが無理だとわかると燃やそうと火をつけたんだよ。」
俺の言葉が、想像以上だったのか、呆然としている。
「まあ悪い事は言わない、此処の店員は一度避難した方がいい。きっとあのおっさん、俺を排除しようと荒くれ共を連れてくるから。」
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