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外伝 女神のチョンボで大変な事に 口田 士門

他に冒険者はいなのか?

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 ・・・・俺は考えた。
 ワイバーン・・・・よく分からないが、空飛ぶ竜の亜種らしい。
 しかも、人の手により商人を襲うと言う。
 所謂テイマーというジョブ?の持ち主がこのような行いをしている可能性が・・・・あるらしい。

 だが・・・・何で俺に頼むの?
 国に討伐依頼出せばいいじゃないか、街道での出来事だろう?
 ・・・・どうやら俺は声に出していたらしく、イベッテが、

「騎士団は動きませんよ?」
「何で?」
「何でって・・・・騎士団は人間相手にしか動きませんから。魔物は対象外。」

 えええ・・・・イベッテ・・。・そうなのか・・・・??
 落ち込む俺。

【あー折角ますたーが落ち着いていたのに・・・・またダメダメなオーラが出ちゃっいてるよ・・・・】

 何か思う所があるのか、せつが隣に来て抱きしめてくれる。
 せつの高めな体温が心地よく、俺は身を委ねてしまう。
 小ぶりのおっぱい気持ちいいなあとかついつい考えてしまうのは、男の本性。

「せっちゃんいいなあ?」

 みつえの声が聞こえたような気がするが、気にしない。

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・

 俺は寝てしまっていたようだ。
 案内された部屋のソファーに俺は寝ていた。
 人の声がするので、気が付いたのだが・・・・

「ミゲルさん、士門さんは魔物の討伐で精神的に病んでしまっていますわ。これ以上負担をかけたくはありませんので、このような依頼は暫く控えてもらえるとありがたいのですけれど?」
「すまない・・・知らなかったんだ・・・・聞けば王都でもキングを複数仕留めたそうじゃないか。だからつい、彼なら・・・・と思ってしまってな。」

 ミゲルと佐和が話をしているのか。

【困ったね。今はボクの力で抑えているけれど、根本的な解決方法じゃないからね、早く解決してあげないと。】

 ロンダーヴが話す。
「お・・・おおお!もしかして・・・・精霊様?」

【そうだよ!よくわかったね?】

「もちろんでございます・・・・」

 ・・・・俺は病気なのか?そう思いながら起き上がる。

「もう起きて大丈夫なの?」

 意外に、シビルが声をかけてくる。

「あ・・・・ああ、大丈夫だよ?」
「そっか、よかった・・・・あ、そうそう、そんなに固く考えなくてもいいんじゃないかな?ワイバーンなんてすごいの倒したら、もうモテモテだよ?」

 何か似合わない事を言うシビル。
 彼女なりに気を使ってくれているのだろうか?まだ彼女の事はいまいちわからない時があるけれど。

【頑張ってね!今回はキミの番だよ?】

 うん?何が君の番なんだ?

「ロンダーヴ様、ありがとうございます・・・・必ずものにします!」

 だから何の話?
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