45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ

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外伝 女神のチョンボで大変な事に 口田 士門

浴衣美人

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「ねえ士門さん?浴衣だわ・・・・?」

 佐和がつぶやく。

「そのようだ・・・・それに、気になっていたんだが・・・・建物、和風な感じがしないか?」
「そうね。瓦っぽいのが屋根にあるわ。庭にも・・・・石でできた灯篭かしら?それっぽい庭ね。日本風な感じがするわねえ。」
「そうなのですか?もしかして・・・・日本というのが士門さん達の住んでいた国なのかな?この建物、異国情緒な感じがして風変わりで目立つのよ?」

 誰か日本人がいるのだろうか、この辺りに。
 そんな事を話しているとノエラさんが、

「この建物、ユカタ、これ等がお分かりになられるとは・・・・さて口田様、本日は商品・・・・奴隷をお見せ致しましょうか?」
「そうだな・・・・実際どんな扱いか知らないし、見せてくれるかい?」
「畏まりました。どのような奴隷をご所望か、お聞きしても宜しいでしょうか?」

 考えていなかった・・・・どうしよう?

「奴隷はどういった扱いまで許されるのかしら?」

 佐和が聞く。

「危害を加えなければ、問題ございません。そうですね・・・・女性を犯すのも駄目でございます。ただ、性奴隷としての登録を行った女性であれば、問題ございません。」

 ・・・・何だよ性奴隷って?

「・・・・女性が借金を早く返済したい場合、性奴隷としての扱いを飲めば、通常の奴隷期間が半分で済みます。」

 うわ・・・・

「当方の商品の性奴隷でございますが、大半が娼館での奉仕作業を行っております。」

 娼館?奉仕作業?
 俺には・・・・佐和とイベッテがいるから・・・・行かないがやっぱあるんだ、性サービスのお店。

 そして・・・・そう言うのは間に合っているから。

「ああそうだ・・・・店を開こうと思っている。店の・・・・店員として働いてくれる人が希望かな?後は・・・・色々作る予定でそこで働く人も欲しいかな?」
「承りました。そういう事でしたら・・・・こちらへ御越し下さいませ。」

 俺達は、ノエラさんについていく。

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・

 奴隷というから酷い場所にいると思いきや、清潔な部屋にいた。
 そして身なりも、綺麗な服を着て清潔そうだった。
 そんな中、いかにも冒険者といった装備を身に纏う男女がいた。
 ちょっと興味があり声をかけた。

「えっと、君達はどうして奴隷になったんだ?」

 すると女性の方が、

「仲間が怪我をしてね。結構重傷で。その治療に掛かった費用が払えず、気が付けば・・・・私達リーダーに売られてしまったんだよ。」

「仕方ないだろう?あのまま放っておけば、死んでいたんだぞ!」
「でもねえ?結局あの雌ブタ、私達を売った金で遊び歩いているとか。治療を本当にしたのか気になるよ・・・・?」

 あーそれは・・・・君達のリーダーが・・・・金欲しさに騙したのかあ・・・
 なんともはや・・・・
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