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外伝 女神のチョンボで大変な事に 口田 士門
意外な事に
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俺は何故か気になってしまい、”ノエラ商会”という店の玄関を見ていると、意外な事に次々と人が出入りしていた。
他の店もだ。
驚く事に、女性の出入りが多い。
冒険者風の姿をしたグループ、あれは貴族のメイド?普通の30代、40代の女性。
勿論、男性の出入りも多い。
更には冒険者らしき装備をしている男、恰幅のいい金持ちっぽい奴、50代の身だしなみが整った紳士?
普通に出入りし、”いらっしゃいませ!”
”また来てくれたのですね!”
”またのご利用をお待ちしております!”
”3日後のご予約ですね。ご利用ありがとうございます。”
等々、店の前で入っていく客、出ていく客へ声をかける店の人。
手を振って帰る客?また何人か・・・・奴隷を買ったのか、奴隷らしき人と歩いていく客?
その奴隷も表情は明るい。
そして、よく見ると奴隷は首に、首輪?をしているらしく、道行く人々をよく見るとそういった首輪をしている人を少なからず見かける。
イベッテに聞くと、
「あの首輪は”奴隷の首輪”ですね。奴隷商と契約し、契約内容によって役割が違うのですが、決められた期間が来れば解除されるようになっていますし、ある程度自由に出歩く事も出来ます。」
「そうか・・・・ちょっと見ていたが、首輪をしている連中の表情は概ね明るいな。」
「全部が全部、ここみたいに健全な店ではありませんが、殆どの奴隷は待遇がいいですからね。」
「そうなのか?」
「ええ。まず奴隷の主人は、奴隷に対し衣食住の保証をしないといけないのです。またはそれに近い契約。奴隷の期間、目的。いくら奴隷だからと言って、若い女性が犯されていては、これは犯罪ですからね。」
・・・・そうか、ある意味安心だな。
若い女の奴隷を身体目的で契約し、無理やり犯す。または暴力をふるったり、酷い時は殺す。
どうやらそのような事にはならないらしい。
尤も、道を踏み外した契約者がそのような蛮行に及ぶ事が無い訳ではないが、結局捕まりそれ相応の報いを受けるのだとか。
ただ・・・・・噂では、闇市があるらしく、そこで売られている奴隷は非合法。
慰み者になったり、何やら人体実験をさせられたり、無理やり犯され子を孕んでしまったり、変態貴族にいいようになぶられ、殺されたり・・・・
証拠が無いので、検挙されず、店もどこにあるのか分からないらしい。
勿論、無許可営業。
今俺の目前にある店は、きちんと登録しているらしい。
イベッテに聞きながら見ていると、”ノエラ商会”から出てきた紳士っぽい人に、何人もの人が付いてきてお辞儀をして見送っていた。
そして・・・・その中で一人、一際目を引く女性がいる。
思わず見ていると、こちらに気が付いたのか目が合う。
軽くお辞儀をして、他の周りにいる男女へ指示を出し、店に戻っていく。
それに気が付いたイベッテが、
「さっきこちらを見た女性は此処の店主、ノエラ・バラチエさんですね。」
店主自ら出迎え、送り出すのか?
俺は気になったので、
「イベッテ、あの店に入ってみるよ。」
「わかりました。じゃあ早速行きましょう。」
いきなり入ってもいいのか?約束とかしないでも?
他の店もだ。
驚く事に、女性の出入りが多い。
冒険者風の姿をしたグループ、あれは貴族のメイド?普通の30代、40代の女性。
勿論、男性の出入りも多い。
更には冒険者らしき装備をしている男、恰幅のいい金持ちっぽい奴、50代の身だしなみが整った紳士?
普通に出入りし、”いらっしゃいませ!”
”また来てくれたのですね!”
”またのご利用をお待ちしております!”
”3日後のご予約ですね。ご利用ありがとうございます。”
等々、店の前で入っていく客、出ていく客へ声をかける店の人。
手を振って帰る客?また何人か・・・・奴隷を買ったのか、奴隷らしき人と歩いていく客?
その奴隷も表情は明るい。
そして、よく見ると奴隷は首に、首輪?をしているらしく、道行く人々をよく見るとそういった首輪をしている人を少なからず見かける。
イベッテに聞くと、
「あの首輪は”奴隷の首輪”ですね。奴隷商と契約し、契約内容によって役割が違うのですが、決められた期間が来れば解除されるようになっていますし、ある程度自由に出歩く事も出来ます。」
「そうか・・・・ちょっと見ていたが、首輪をしている連中の表情は概ね明るいな。」
「全部が全部、ここみたいに健全な店ではありませんが、殆どの奴隷は待遇がいいですからね。」
「そうなのか?」
「ええ。まず奴隷の主人は、奴隷に対し衣食住の保証をしないといけないのです。またはそれに近い契約。奴隷の期間、目的。いくら奴隷だからと言って、若い女性が犯されていては、これは犯罪ですからね。」
・・・・そうか、ある意味安心だな。
若い女の奴隷を身体目的で契約し、無理やり犯す。または暴力をふるったり、酷い時は殺す。
どうやらそのような事にはならないらしい。
尤も、道を踏み外した契約者がそのような蛮行に及ぶ事が無い訳ではないが、結局捕まりそれ相応の報いを受けるのだとか。
ただ・・・・・噂では、闇市があるらしく、そこで売られている奴隷は非合法。
慰み者になったり、何やら人体実験をさせられたり、無理やり犯され子を孕んでしまったり、変態貴族にいいようになぶられ、殺されたり・・・・
証拠が無いので、検挙されず、店もどこにあるのか分からないらしい。
勿論、無許可営業。
今俺の目前にある店は、きちんと登録しているらしい。
イベッテに聞きながら見ていると、”ノエラ商会”から出てきた紳士っぽい人に、何人もの人が付いてきてお辞儀をして見送っていた。
そして・・・・その中で一人、一際目を引く女性がいる。
思わず見ていると、こちらに気が付いたのか目が合う。
軽くお辞儀をして、他の周りにいる男女へ指示を出し、店に戻っていく。
それに気が付いたイベッテが、
「さっきこちらを見た女性は此処の店主、ノエラ・バラチエさんですね。」
店主自ら出迎え、送り出すのか?
俺は気になったので、
「イベッテ、あの店に入ってみるよ。」
「わかりました。じゃあ早速行きましょう。」
いきなり入ってもいいのか?約束とかしないでも?
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