45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ

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外伝 女神のチョンボで大変な事に 口田 士門

ギルド職員とにらめっこ?

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 面倒だが、全部のドロップアイテムを出す。

 厄介事を避けるのに、キングの魔石は出さなかったが死蔵しても仕方が無いので、全部出すか考えている・・・・やっぱやめるか?いや・・・・

 あ、やっぱキングのも出しとこう。
 固まるお嬢さん・・・・・どうせキング討伐したのバレバレだし。
 あ、パメラさんがこちらに気が付き応援にやってくる。
 受付のお嬢さんは・・・・

「ぱめらさ・・・ん・・・・この人私を苛めるんですぅ・・・・見て下さいよこの魔石・・・・」

「うわ・・・・キングとジェネラルじゃない・・・・イベッテ・・・・どうしちゃったのこれ?」
「ごめんねパメラ・・・・本当はキングの素材は出さない予定だったんだけど・・・・しもんさん、気が変わったのかいきなり出すから私も驚いてるんだよ?」

 うーん・・・・駄目だったか?
「ここじゃあ引き取りは難しいのか?なら商館へ向かうが?」

 ジト目で睨んでくるパメラさん。
 まあそんな顔するなって?

「イベッテ、これは・・・・王様に引き取ってもらう案件だよ?」
「え・・・・?でも・・・・父じゃあ・・・・」
「うん・・・・そうだよね・・・・きっと何も考えていないよね、あの人・・・・」

 うわ!酷い!国王、自分の娘やら姪っ子になる?からひどい扱いだよ?
 何をやっていたんだ、あの国王は。

「じゃ何か引き取ってくれる?」
「あ、じゃあジェネラルのなら・・・・って数多いですよね?」

 仕方ないだろう?全部仕留めないと危険だから・・・・

「はあ・・・・今すぐは値段出せませんので、後日また寄ってもらえますか?」
「わかったよ。また来るよ・・・・って、依頼の完了どうなっているの?」
「もうとっくに処理終っていますよ?かれこれひと月前じゃあないですか?」
「そうだっけ?」

 パメラさんと交渉する俺。
「正確には、ひと月と10日ですわ、士門さん♪」

 佐和が俺の隣で声をかけてくる。
 あーもうそんなに経っちゃったか?

「ありがとう、また来るよ?」
「あまり凄すぎるのは控えて下さいねえ?びっくりしますから!」

 にこやかに送り出してくれるパメラさん。
 キングの素材は厄介だなあ?

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・

「おお!久しいのう!で、何じゃ用とは?」

 今俺達6人は、国王と対面している。
 まあ城に行ったら誘われて食事しているんだけどね。

「あのね、キングの魔石やら素材やら・・・・ここで引き取ってほしいのよ?無理かしら?」
「いや、かまわぬ。誰かおらぬか!」
 国王が大きな声で叫ぶ。

 すると、30歳前後の男がやってくる。

「お呼びでしょうか、王様。」
「うむ、この方らがのう、キングの魔石と素材を処分したいようなのだ。見てやってくれ。」
「畏まりました。では、お預かりいたします。」

 そう言ってこの・・・・誰?さんは魔石を持っていってしまった。
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