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外伝 女神のチョンボで大変な事に 口田 士門
儀式
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イベッテに連れられ、王太子の元へ向かう。
イベッテの雰囲気がおかしい。
いや、女性陣の雰囲気がおかしいんだけれど。
何だ?儀式って何があるんだ?
そっとイベッテに聞くが、
「始まってからのお楽しみです!」
と言われ、教えてえくれなかった。
・・・・
・・・
・・
・
到着したのが、”儀式の間”というらしい。
日本で言うなら、結婚式場とかのチャペルみたいな、前に舞台っぽい場所があり、その後ろは真ん中に通路があり、長椅子が左右にいくつも並んでいる、あのスタイル。
100人程座れそうな感じだったんだけれど、もうそこには長椅子の空きがない程、ほぼ人が座っていて驚いた。
皆身分のありそうな人達だ・・・・何やらかしてくれるんだ?
俺達は皆と対面する形で、舞台っぽい場所へ行きそこに用意されていた椅子に座る。
そして暫くすると舞台の反対側に、王太子夫妻と1人見慣れない娘さん・・・・たぶん”姫”恐らく王太子の子供が入場、そして国王夫妻と数人、そこそこ俺よりも年上の女性から・・・レシティアもいる・・・・若い女性まで数人が入ってきた。
うん?王族勢ぞろいとか?何が始まるんだ・・・・?
気が付くと、司会っぽい?司祭とか言いそうな姿の男性がしゃべり始めた。
よく分からないが俺がオークキングを討った事への称賛だ。
何だか恥ずかしいぞ。
そして・・・王太子の奥さんが懐妊したと報告がありもう居合わせた全員が喜びを表した。
そしてやはり俺に感謝をするというような流れが。
いや、頑張ったのは王太子夫妻だから、俺は睾丸渡しただけだから。
で、次の話になった訳だけれど・・・・恥ずかしすぎて頭が変になっていた俺は、聞きそびれた。
”・・・・の儀を執り行う。”
あ?しまった、何が始まるのだ?聞いていなかったぞ。
「口田士門殿、イベッテ王女、繁在家世津様、安楽座三津枝様、前重佐和様、前へ。」
あれ?何だこれ?
ここで国王が前に出て、しゃべり始めた。
「皆も知っておろうがこの口田士門という男、この国で間違いなく一番の強者である。我も手合わせをしたが全くかなわなんだ。そんなこ奴を我が娘イベッテがこの場に連れてきてのう、晴れて本日祝義を執り行う事となったのじゃ!」
へ?何だ祝義って?・・・・・肝心な所をスルーする俺。
「イベッテ、儀式用のダガーを持つがよい。」
「いえ、いりませんわ、父上。先程口田様より、自ら打って頂きましたダガーを頂戴致しました故。」
おー!っとざわめく城内。
うん?何だ?俺の打ったダガーがなんだって?正直ダガーの細工に時間がかかり、あまり寝ていないんだよ・・・・凝り過ぎた・・・・もっと簡単な模様にすればよかった・・・・
「何!その方、自ら剣を打てるのか?」
「あ、はい、鍛冶スキル持ちでして、昨日何振りか作成致しました。」
・・・・あれ?何この流れ?
「見せてみよ。」
俺はダガーを・・・・自分用のを抜き、差し出す・・・・
「何じゃこれは!このようなものをお主は作れると申すのか?」
「え?何か変でしたか?」
王様はダガーを奥さんに渡し、そして王太子が手に取る。
皆一様に驚いた表情をする。
「成程、このようなものを用意するとはお主本気じゃな!それぞれ4人共も所有しておるのか?」
「「「「はい!」」」」
4人が声を上げる。
・・・・何が起こるんだ?俺何かやらかした?
イベッテの雰囲気がおかしい。
いや、女性陣の雰囲気がおかしいんだけれど。
何だ?儀式って何があるんだ?
そっとイベッテに聞くが、
「始まってからのお楽しみです!」
と言われ、教えてえくれなかった。
・・・・
・・・
・・
・
到着したのが、”儀式の間”というらしい。
日本で言うなら、結婚式場とかのチャペルみたいな、前に舞台っぽい場所があり、その後ろは真ん中に通路があり、長椅子が左右にいくつも並んでいる、あのスタイル。
100人程座れそうな感じだったんだけれど、もうそこには長椅子の空きがない程、ほぼ人が座っていて驚いた。
皆身分のありそうな人達だ・・・・何やらかしてくれるんだ?
俺達は皆と対面する形で、舞台っぽい場所へ行きそこに用意されていた椅子に座る。
そして暫くすると舞台の反対側に、王太子夫妻と1人見慣れない娘さん・・・・たぶん”姫”恐らく王太子の子供が入場、そして国王夫妻と数人、そこそこ俺よりも年上の女性から・・・レシティアもいる・・・・若い女性まで数人が入ってきた。
うん?王族勢ぞろいとか?何が始まるんだ・・・・?
気が付くと、司会っぽい?司祭とか言いそうな姿の男性がしゃべり始めた。
よく分からないが俺がオークキングを討った事への称賛だ。
何だか恥ずかしいぞ。
そして・・・王太子の奥さんが懐妊したと報告がありもう居合わせた全員が喜びを表した。
そしてやはり俺に感謝をするというような流れが。
いや、頑張ったのは王太子夫妻だから、俺は睾丸渡しただけだから。
で、次の話になった訳だけれど・・・・恥ずかしすぎて頭が変になっていた俺は、聞きそびれた。
”・・・・の儀を執り行う。”
あ?しまった、何が始まるのだ?聞いていなかったぞ。
「口田士門殿、イベッテ王女、繁在家世津様、安楽座三津枝様、前重佐和様、前へ。」
あれ?何だこれ?
ここで国王が前に出て、しゃべり始めた。
「皆も知っておろうがこの口田士門という男、この国で間違いなく一番の強者である。我も手合わせをしたが全くかなわなんだ。そんなこ奴を我が娘イベッテがこの場に連れてきてのう、晴れて本日祝義を執り行う事となったのじゃ!」
へ?何だ祝義って?・・・・・肝心な所をスルーする俺。
「イベッテ、儀式用のダガーを持つがよい。」
「いえ、いりませんわ、父上。先程口田様より、自ら打って頂きましたダガーを頂戴致しました故。」
おー!っとざわめく城内。
うん?何だ?俺の打ったダガーがなんだって?正直ダガーの細工に時間がかかり、あまり寝ていないんだよ・・・・凝り過ぎた・・・・もっと簡単な模様にすればよかった・・・・
「何!その方、自ら剣を打てるのか?」
「あ、はい、鍛冶スキル持ちでして、昨日何振りか作成致しました。」
・・・・あれ?何この流れ?
「見せてみよ。」
俺はダガーを・・・・自分用のを抜き、差し出す・・・・
「何じゃこれは!このようなものをお主は作れると申すのか?」
「え?何か変でしたか?」
王様はダガーを奥さんに渡し、そして王太子が手に取る。
皆一様に驚いた表情をする。
「成程、このようなものを用意するとはお主本気じゃな!それぞれ4人共も所有しておるのか?」
「「「「はい!」」」」
4人が声を上げる。
・・・・何が起こるんだ?俺何かやらかした?
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