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外伝 女神のチョンボで大変な事に 口田 士門
剣道の達人
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その生徒は、棒一本でオークキングの攻撃を受け流している。
受け流してはいるが、防戦一方で分が悪い。
しかし、生徒の動きがいいな。
何かやっていたのだろうか?
・・・・あ!あれは剣道だな。
何となくわかった。
生徒にとって都合が悪いのは、剣道は竹刀を使うと言う事だ。
相手は竹ではなく、今回は剣。
日本刀じゃなく、刃が無いから何とか木の棒で受け流せているが、まともに受け止めれば木の棒なんてあっという間に木っ端みじんだろう。
そして、せつが俺の傍に来て、
「しもんさん、彼は本白水 清伸、生徒会長であり剣道部の主将です。助けてあげられませんか?」
「いいのかな?後で俺が仕留める事が出来たのに、余計な事するんじゃねえ!ってならない?」
「・・・・それは大丈夫だと思います。彼、負傷しているようですし、あのままではいずれ・・・・」
そのようで、よく見ると右の脇腹からうっすらと血が滲んでいるような服の汚れが目に付く。
それに、後ろで怯えてる女子生徒を守りながらはきつそうだ。
やはりここは俺がやるしかないか・・・・
「よしお前等、任務を与える!その装備ならオークキングだろうとそう簡単にやられないだろう!あの生徒と後ろの女子生徒を護れ!俺はキングをやる!」
「「「「「はい!師匠!!」」」」」
返事がいいな。
そしてキング以外のオークを駆逐しつつ、あの生徒を護るように向かっていった。
「来るんじゃない!!君達には無理だ!」
一瞬気が逸れてしまったのか、隙が出来る。
そこをすかさず狙うオークキング。
男子生徒は防ぎきれず棒がへし折れる。
オークキングが腹をける。
吹っ飛ぶ男子生徒。
だが、野郎の1人がその生徒を受け止める。
「うう・・・・」
どうやら腕の骨が折れたようだ。
よし、俺の出番だな。
「みんなはあの生徒と負傷してる他の生徒を見てやってくれ。オークキングは俺がやる。」
「任せて下さいな、しもんさん。」
さわが先に向かう。
「一人で大丈夫なの?」
みつえが聞いてくるが、
「ああ、残念ながら君達ではレベル差で負けるだろうけれど、俺は一度オークキングを仕留めているからな。大丈夫だ。」
「それならいい。気をつけて。」
みつえも、さわに続いて走って行った。
「私は・・・・今後の事があるから、しもんさんの傍に居ようと思います・・・・」
・・・・そうだ、せつは女勇者なんだ。
多分せつだけは、今後このような戦闘からは避ける事が出来ないのだろうな。
「わかった。ただ、せつでは単独だと恐らく負ける。注意してくれ。」
俺はそう言いつつ、足元に落ちている石を拾いオークキングへ数度投げる。
3発までは避けられたが、4発目が体に当たる。
よろめくオークキング。
一気に距離を詰めおっさんソード(仮)とかいう変な名前の剣で切り付ける。
オークキングは無理な体勢で俺の剣を防ごうとしたがどうにもならず、俺はオークキングの手首を切りつける。
剣ごと手首が腕から離れる。
「BUWOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!」
声にならない絶叫を放つオークキング。そこにせつが剣を突き立てる。
腹に深々と刺さる。
完全に動きの止まったオークキングの首を刎ねる。
気が付けば他のオークも全て倒れており、取り敢えずは危険は去ったようだ。
受け流してはいるが、防戦一方で分が悪い。
しかし、生徒の動きがいいな。
何かやっていたのだろうか?
・・・・あ!あれは剣道だな。
何となくわかった。
生徒にとって都合が悪いのは、剣道は竹刀を使うと言う事だ。
相手は竹ではなく、今回は剣。
日本刀じゃなく、刃が無いから何とか木の棒で受け流せているが、まともに受け止めれば木の棒なんてあっという間に木っ端みじんだろう。
そして、せつが俺の傍に来て、
「しもんさん、彼は本白水 清伸、生徒会長であり剣道部の主将です。助けてあげられませんか?」
「いいのかな?後で俺が仕留める事が出来たのに、余計な事するんじゃねえ!ってならない?」
「・・・・それは大丈夫だと思います。彼、負傷しているようですし、あのままではいずれ・・・・」
そのようで、よく見ると右の脇腹からうっすらと血が滲んでいるような服の汚れが目に付く。
それに、後ろで怯えてる女子生徒を守りながらはきつそうだ。
やはりここは俺がやるしかないか・・・・
「よしお前等、任務を与える!その装備ならオークキングだろうとそう簡単にやられないだろう!あの生徒と後ろの女子生徒を護れ!俺はキングをやる!」
「「「「「はい!師匠!!」」」」」
返事がいいな。
そしてキング以外のオークを駆逐しつつ、あの生徒を護るように向かっていった。
「来るんじゃない!!君達には無理だ!」
一瞬気が逸れてしまったのか、隙が出来る。
そこをすかさず狙うオークキング。
男子生徒は防ぎきれず棒がへし折れる。
オークキングが腹をける。
吹っ飛ぶ男子生徒。
だが、野郎の1人がその生徒を受け止める。
「うう・・・・」
どうやら腕の骨が折れたようだ。
よし、俺の出番だな。
「みんなはあの生徒と負傷してる他の生徒を見てやってくれ。オークキングは俺がやる。」
「任せて下さいな、しもんさん。」
さわが先に向かう。
「一人で大丈夫なの?」
みつえが聞いてくるが、
「ああ、残念ながら君達ではレベル差で負けるだろうけれど、俺は一度オークキングを仕留めているからな。大丈夫だ。」
「それならいい。気をつけて。」
みつえも、さわに続いて走って行った。
「私は・・・・今後の事があるから、しもんさんの傍に居ようと思います・・・・」
・・・・そうだ、せつは女勇者なんだ。
多分せつだけは、今後このような戦闘からは避ける事が出来ないのだろうな。
「わかった。ただ、せつでは単独だと恐らく負ける。注意してくれ。」
俺はそう言いつつ、足元に落ちている石を拾いオークキングへ数度投げる。
3発までは避けられたが、4発目が体に当たる。
よろめくオークキング。
一気に距離を詰めおっさんソード(仮)とかいう変な名前の剣で切り付ける。
オークキングは無理な体勢で俺の剣を防ごうとしたがどうにもならず、俺はオークキングの手首を切りつける。
剣ごと手首が腕から離れる。
「BUWOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!」
声にならない絶叫を放つオークキング。そこにせつが剣を突き立てる。
腹に深々と刺さる。
完全に動きの止まったオークキングの首を刎ねる。
気が付けば他のオークも全て倒れており、取り敢えずは危険は去ったようだ。
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