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外伝 女神のチョンボで大変な事に 口田 士門

野郎共の存在感

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クランの拠点としている部屋に到着した野郎6人。
 何も変わりがなければいよいよ出発だ。

「野郎共、準備はいいか!」

「「「「「うおぉ―――!」」」」」
「テンションマックスだなおい!」
「「「「「うおぉ―――!」」」」」

 あ、やべ、女子が引いている。

「あ、おかえりなさい、しもんさん。どうしたのですか、皆さんお揃いの姿ですけれど?」

 せつ、少し俺のコーデは違うんだぜ!!

「白河さんに貰ったんだよ。俺のは前に貰ったんだけどさ、今回こいつ等のは白河さんの善意で分けてもらえてね。今から野郎共は魔物討伐に行くんだ。」

「しもんさん、私達も行くの?」
「ああ、みつえ達には、ちょっとこいつ等のお守りをしつつ、戦闘に参加してほしいと思っている。」
「わかった。」
「では私達も着替えてきますわ。先日白河さんのお店で手に入れた服の効果、試す事が出来るので楽しみなんですのよ?」
「一寸今回は楽しむ余裕がないかも。さわに限ってないと思うけれど、油断しないでくれよ?」
「ふふっ!心配性ですわね、しもんさんは。」

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・

 あれ、昨日試着していたのと違う服だな。
 どれだけ貰ってんだよ?
 いざ出発という段になり、こちらの世界で知り合った冒険者のクランから連絡が来た。
 連絡というか、人が1人こっちに来たんだけど、ゲートで。

「オークジェネラルがあなた方が現れた場所付近で暴れているようです。至急向かわれたし、とギルドからのお達しです。」
「わかった。丁度準備等の準備が終わる所だ。今から向かおう。」
「わかりました。では、速やかにお願い致します。」

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・

 俺達は急いで現場に向かう。
 そうそう、徒歩じゃあ限界があるってんで、マウンテンバイクを人数分購入して、走行中。

 全員自転車には乗れるようだけれど、せつ達はマウンテンバイクが初めてらしく、ギアの入れ方とか手こずっていた。

 うん、ギアが21段とか、知らないとどうしたら良いか面食らうよね。

 ある程度説明して、ギアのかえ方を覚えたのか、段々スピードよく走らせる事が出来るように。
 そういや高校の頃は、よくウィリーしていたっけ。

 今は俺が先頭で、せつが2番手、そして野郎5人、後ろにさわとみつえ。
 こんな感じ。
 流石マウンテンバイク、悪路をものともせず快調に飛ばしていく。
 そして、出発してから恐らく一時間程で、24時間スーパー付近に到着。

「よし、ここからは徒歩で行こう。」

 野郎5人は装備は良いが、まだ低レベル。

 上手くジェネラルとかが単独で出没していたら、パワーレベリングできるんだけどなあ?
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