45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ

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外伝 女神のチョンボで大変な事に 口田 士門

御国台高校に残ってはみたものの

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 知見寺 Side

「おいなんだよこれ!スーパーに何にも残ってないじゃないか!」
「マジでかよ・・・・食べ物は無論、電池やペットフードまでないぞ!」
「事務所の金庫まで無くなっている。パソコンもない。」
「どうすんだよ!お前がまだスーパーに食料はあるから、当面食べ物の心配はしなくていいって言っていたじゃないか!」
「まあまあ落ち着いて。(まさかバックヤードの冷凍肉まで無くなってるとは・・・・どうやって運んだ?トラックで移動していないはずだし、まさかの異世界によくある無限収納の方法を奴が持っていた?)」

「やあ、知見寺君、これはどうした事かね?向こうの24時間スーパーに行って来たが、何も置いてなかったよ。」

「木滝先生、戻ってきてくれたんですね。で、やはり何も置いていませんでしたか・・・・。」

 くそ!どうなっていやがる!まさかのホームセンターもペットフードですらないとは。

 仕方ない・・・・まあ実は学校に備蓄の保存食がまだあるが、これは黙っておこう。
 はあ・・・・しかし、こいつ等使えない奴等ばかりだ。
 小屋に戻ればサルみたいに腰振り回すしか能がない。
 まあ僕もた時折賢者になりへ行くけれど。
 どうするか・・・・そろそろ魔物の肉か?オークとか食べる事が出来るのか?
 コンビニに残っていた唐揚げを残しているから、これであいつ等を試そう。

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・

「おい知見寺、何焼いているんだ?」
「あ、これですか?魔物の肉ですよ。オークですね。食べられないかと思って焼いているんです。」

「いい匂いじゃないか!俺にも食べさせろよ!」

 ・・・・コンビニのから揚げ焼きなおしているんだから、いい匂いがして当たり前なんだよ!

「差し上げたいのはやまやまですが、まだこれ食べて大丈夫か分からないんですよ。なので先ずは僕が試してみようと思うんです。まさかこんな事皆さんにお願いできませんし。」
「そうだったのか!すまんな知見寺。お前良い奴だな!やっぱお前頼って正解だったわ!」

 ふん・・・・我慢できずヤりまくりやがったサルが!後で役に立ってもらうよ、流石に魔物の肉、いきなり食べる程馬鹿じゃないからね。

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 おい、知見寺の奴、魔物の肉食べたらしいぜ!
 え?マジ?食えるんか?
 だってほら、もう何時間も経つけれど、何ともなさそうだぜ!
 あいつ自分で実験しているんだと、俺等にそんな事させられないって。
 マジかよ!あいつ神なのか!尊敬するぜ!

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 げえ・・・・なんだよこれ・・・・急に腹が・・・・
 くそ!どうなっていやがる・・・・漏れる・・・・
 ゲボ!ギボジバグビ気持ち悪い・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・やはり食べてはいけなかったようですね。
 まあ精々こんな感じで役に立って下さいよ、皆さん。

「あれ?木滝先生は大丈夫なのですか?」
「見くびってもらっては困るな。君があんなリスクある行動をするとは思えなくてね。私は食べなかったのだよ。それに・・・・まだ保存食はあるからね。」

 ・・・・流石は木滝先生。
 彼等とは少し違い、役に立ちそうですね。

「黙っていて申し訳ありません。」
「まあ気にせんよ。今後は私に危害を加えなければね。」

 ・・・・彼には注意しましょうか。
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