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外伝 女神のチョンボで大変な事に 口田 士門

ここからは自分で戦う

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 一寸きついな・・・・
 1人の方がよかったりするんだろうな。
 でも囲まれているし。

 そう言えば2人はレベルって上がっているのだろうか?
 一度説明を受けたような気がするけれど、そもそもさっき仕留めたゴブリンのレベルが分からないし、もしゴブリンのレベルによって2人が貰う・・・・経験値かな?の貰い方も違うだろうし、結局2人がどれだけレベルが上がってるのか、分からないと対策取りにくいな・・・・
 まだオークが襲ってこないので、ちらっと気にしながらくそ女神へ聞いてみる事に。

「なあ、2人のレベルってどうやって確認するんだ?できれば戦う魔物のレベルとか、わかっておきたいんだけど?この魔物達、あんたのミスで高レベルになっている可能性があるんだろう?その尻拭いをしているんだから、そう言う能力欲しいんだが?」

 ”う・・・・痛い所をついてくるわね。いいわ鑑定をあげるわ、しかもあなたスキルどれだけ持ってるのよ。仕方ないわ、これも整理して上限解放しといてあげるわ、そうしないと他のスキル押し込められないし、今回は特別だゾ!”

 ・・・・どうにかならないのか、このくそ女神。
 お、何か見えるぞ。

「おい、何だよオークって、レベル8とかいるぞ。あんた何してくれているんだよ?」

 ”オーク1匹も逃さないでね?100倍の時に2人殺したのがレベル8で、3人殺したのがレベル9で、中には5人殺しレベル10とかいるのよ。こんなのが外に出回ったらとんでもない事になるのよ、だから早く殺して下さい、お願いします!”

 ・・・・何も言うまい。こっちはレベル14だけど、大丈夫なのか?
 そしてあの2人は・・・・せつがレベル7、安楽座さんは6になっているな。
ゴブリンの止めの差か?
 レベル8とかが普通の上限とか言っていたからいい感じじゃないの、これ?

 そう思ってるうちに、オークが来た。
 その辺に転がっている小粒の石を投げつける。
 頭に当たった奴は、そのまま倒れる。
 一寸でも減らしとかないとな。
 10匹程殺した所で後ろから悲鳴が。

「キャー!穢れた存在!触らないで化け物!」

「やめろ!腕掴むな臭い!」

 2人がいつの間にかオークに捕まっていた。
 オークの鼻息が荒い。
 あれ?2人の方がオークよりレベルは高い。
 いつの間にかそれぞれ8と7になっている。
 せつの相手は7、安楽座さんの相手は6。
 2人がまともに戦えば勝てるんじゃない?

「2人共レベルが上がっているから、今のままでも化け物に勝てるはずだ!この先生き残りたかったら、なんとか自分でしてくれ!」

 そう言いながら、オークを相手にする。
 後から来る奴は何か強い・・・・レベル9?
 たまに鈍器でいいのを貰う。
 痛いけれど我慢。
 剣で確実に仕留める。
 うん?さっきのオーク、オークジェネラルとか出ている?
 そして、最後に残ったのがオークキングとか出ている。
 レベル10だ。
 何だか強そうな名前だ。
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