45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ

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外伝 女神のチョンボで大変な事に 口田 士門

声の方へ向かってみると

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 いた・・・・机をバリケードに、こっち側を背に魔物がした魔物が、こちらを見るようにバリケードの向こうに何人かの姿が。

 見事なまでに女ばかりだ。
 そして、1人飛び切り見た目の良い美少女がいる。

「助けるって・・・・そいつらを倒すのか?」
 そう尋ねると、
「見て分からないの?私達襲われているの!何とかなるなら、何とかして!」

 美少女がそう言う。
 ・・・・どうするかな・・・・?それにしても、めっちゃ美人だ。
 美少女というか、美女?大人びているというか、見事な黒髪ロング、整った顔立ち、そして・・・・バリケードで体型は分からん・・・・
 その時、画面が現れた。

 ”あ、あの娘が勇者なのよ!助けてあげて!”

 画面から声がする。

「なあ、何で助ける必要があるんだ?こっちに何かメリットあるのか?」

 ”武器とか渡したよね?その対価だと思って、助けてあげてよ?”

「勇者なんだろう?自分で何とかできないのか?」

 ”だって・・・・レベル差がありすぎて、今のままだと勇者ちゃん死んじゃうの!”

「俺の女じゃないし、知らん。」

 ”そう言わないで!美少女がこんな風に死んじゃったら、世界の損失だと思わない?”

 ・・・・気になる事があったから聞いてみる事に。

「なあ、あの娘が勇者なのか?正直そこいらに居ないレベルの、整った顔立ちだぞ?それは、たまたまなのか?本当に能力で選んだのか?」

 ”・・・・だって・・・・見た目って大事じゃない?”

 ・・・・つまり顔で選んだのか?

「なあ、もしかして、お前が勇者を選んだ基準って・・・・」

 ”はい!もちろん、見た目よ?当り前じゃない、これから長い付き合いになるんだし、それはもう、好みの顔を選ぶに決まっているじゃない!黒髪ロングスレンダー、背は少し低め、胸の大きさは小ぶりだけれど形はすごく綺麗で、乳首なんてもう桜色!お股のほうも毛が少ないし、綺麗な色をしているし、もうサイコー!”

「何を言ってるんだお前、胸とか毛とか関係ないだろう・・・・そんなにいいのか?」

 ”勿論よ、見たらわかるわ、だから早く助けてあげて!”

 どうでもいいが、一寸聞いてみるか。
「助けた所で、俺はそれを見られるのか?見られるなら助けてもいいけれど、どうなんだ?」

 ”・・・・ぬぐぐぐぐ・・・・分かったわ、仕方ないわ。このままだと確実にオークに犯されるし、その後絶対死ぬか孕まされるか、それよりは人間の方がましね・・・・”

 オーク?よく見たらオーク?が混じっている。

「あの豚っぽいのオークなんか?」

 ”ええそうよ、既にもう5人殺されているから、手に負えないのよ。男ばかり殺して、女は犯していたわ。まあそんな見た目はいい娘じゃないのが、せめてもの救い「あんた女神だろなんて事言うんだ!」”

 あまりにも駄女神の暴走が酷かったので、途中で割り込む。

「じゃあ、あの勇者、俺の彼女に出来るのか?」

 ”仕方ありません、勇者は生娘で純真なの、助けてあげればチョロインなのだから、早く助けてあげて、そして勇者といちゃラブする時は私にも見せてよね。”

「生娘だと・・・・?何でお前がそんな事を知っているんだ?あれだけ顔がよければ、世の男共は放っておかないだろう?」

 ”あ、バリケードが危ない、兎に角助けてあげて!急いで!”

 見るともうバリケードが半分崩れていた。

 仕方ない助けるか・・・・

「今からそっちに行く!それまで持ちこたえてくれ!何人生き残っているんだ?」

「え・・・・えっと10人ぐらい・・・・みんな怯えているわ。」


「一寸待っていろ、それより女神と接触はあったのか?」

「え・・・・ええ・・・・何か画面に出ているので話はしたわ。キャッ!!」

 バリケードが崩れた。
 急いでバリケードに向かって走り、落ちていた椅子を魔物に放り投げる。

 吹き飛ぶ魔物と砕け散る椅子。
 さてどこまで戦えるのか・・・・?
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