778 / 1,187
外伝 リュークとエリザヴェータ
誰?このおじさん
しおりを挟む
エリザヴェータさまとお別れをしました。
なぜ今?と思わなくもないですし突然の事で驚きましたが、もう魔法をシグネさんから学べばいいんじゃない?と思いましたが王族というのは何やら色々とあるようです。
呆気なく馬車で去っていき、これで僕もエリザヴェータさまが戻ってくるまでお城に来る事はないなあ・・・・そんな事を思っていました。
エリザヴェータさまがいなくなって1週間程経ったある日、突然冒険者ギルドから呼び出しがありました。
こんな事は早々ないのであれ?もしかして知らない間に何かやらかしちゃった?
おかしいなあ。心当たりは・・・・うん、ない。
依頼は今までちゃんとこなしているし、その都度冒険者ギルドを経由して依頼達成の報告もしているし。
ひょっとして商人ギルドと兼用しているのがまずかった?でもそんな訳がないよなあ、とか思って色々考えていたけれど、心当たりがないのには変わりがないので、意を決して確認する事に。
・・・・
・・・
・・
・
【王都の冒険者ギルド】
「リューク殿、奥へどうぞ。」
王都で僕を担当して下さっている受付の女性が応対して下さいました。
何処かの貴族令嬢と聞いていますが、必要最低限の言葉しか話さない女性です。
まあ無駄に色々聞いてこないので僕としては有り難いのですが。
そんな彼女は、僕が付いてくるかどうか確認すらしないまま奥へ移動します。
置いていかれては・・・・何せ王都の冒険者ギルドはかなり広いので、もし遅れてしまえばどの部屋に向かえばいいのかわからなくなってしまいます。
急いで後を付いて行きます。
王都はセアリアス帝国で一番大きな都市なので、冒険者ギルドにやってくる冒険者もかなり多く、当然ながら建物は相当大きく受付の人数も常に10名以上います。
そして受付の隣にはグループが色々打ち合わせができるようなスペースがあり、待ち合わせが出来るような場所も広いです。
そして今回の僕みたいに、受付で話を進めるには色々と問題がありそうな場合、こうして奥にある個室へ案内される事が多いんです。
今まで僕が誰かに呼ばれるのはエリザヴェータさま関連でしたが、彼女は今王都に居ません。
でも・・・・もしかして何かあったのかな?
ちょっと心配になりつつ、歩いていると受付の女性がとあるドアの前に止まったので、僕も止まります。
「こちらで御座います。」
そう言われ僕は部屋の中に入りました。
するとそこには見知らぬ男性がいました。
「おお!君がリューク殿かね!噂はかねがね聞いていたよ!早速だが君を勇者パーティーに加わってほしいとの事で、先ずは直接私が会いに来たのだよ。」
誰?このおじさん。
なぜ今?と思わなくもないですし突然の事で驚きましたが、もう魔法をシグネさんから学べばいいんじゃない?と思いましたが王族というのは何やら色々とあるようです。
呆気なく馬車で去っていき、これで僕もエリザヴェータさまが戻ってくるまでお城に来る事はないなあ・・・・そんな事を思っていました。
エリザヴェータさまがいなくなって1週間程経ったある日、突然冒険者ギルドから呼び出しがありました。
こんな事は早々ないのであれ?もしかして知らない間に何かやらかしちゃった?
おかしいなあ。心当たりは・・・・うん、ない。
依頼は今までちゃんとこなしているし、その都度冒険者ギルドを経由して依頼達成の報告もしているし。
ひょっとして商人ギルドと兼用しているのがまずかった?でもそんな訳がないよなあ、とか思って色々考えていたけれど、心当たりがないのには変わりがないので、意を決して確認する事に。
・・・・
・・・
・・
・
【王都の冒険者ギルド】
「リューク殿、奥へどうぞ。」
王都で僕を担当して下さっている受付の女性が応対して下さいました。
何処かの貴族令嬢と聞いていますが、必要最低限の言葉しか話さない女性です。
まあ無駄に色々聞いてこないので僕としては有り難いのですが。
そんな彼女は、僕が付いてくるかどうか確認すらしないまま奥へ移動します。
置いていかれては・・・・何せ王都の冒険者ギルドはかなり広いので、もし遅れてしまえばどの部屋に向かえばいいのかわからなくなってしまいます。
急いで後を付いて行きます。
王都はセアリアス帝国で一番大きな都市なので、冒険者ギルドにやってくる冒険者もかなり多く、当然ながら建物は相当大きく受付の人数も常に10名以上います。
そして受付の隣にはグループが色々打ち合わせができるようなスペースがあり、待ち合わせが出来るような場所も広いです。
そして今回の僕みたいに、受付で話を進めるには色々と問題がありそうな場合、こうして奥にある個室へ案内される事が多いんです。
今まで僕が誰かに呼ばれるのはエリザヴェータさま関連でしたが、彼女は今王都に居ません。
でも・・・・もしかして何かあったのかな?
ちょっと心配になりつつ、歩いていると受付の女性がとあるドアの前に止まったので、僕も止まります。
「こちらで御座います。」
そう言われ僕は部屋の中に入りました。
するとそこには見知らぬ男性がいました。
「おお!君がリューク殿かね!噂はかねがね聞いていたよ!早速だが君を勇者パーティーに加わってほしいとの事で、先ずは直接私が会いに来たのだよ。」
誰?このおじさん。
12
お気に入りに追加
4,362
あなたにおすすめの小説

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

異世界に転生した俺は元の世界に帰りたい……て思ってたけど気が付いたら世界最強になってました
ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
ゲームが好きな俺、荒木優斗はある日、元クラスメイトの桜井幸太によって殺されてしまう。しかし、神のおかげで世界最高の力を持って別世界に転生することになる。ただ、神の未来視でも逮捕されないとでている桜井を逮捕させてあげるために元の世界に戻ることを決意する。元の世界に戻るため、〈転移〉の魔法を求めて異世界を無双する。ただ案外異世界ライフが楽しくてちょくちょくそのことを忘れてしまうが……
なろう、カクヨムでも投稿しています。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる