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来訪者
魔王の追撃
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勇者パーティがゲートで逃げ帰り、この場には魔王とクサーヴァーが残された。
しかしこのままではせっかくの流れが台無しに。
そして今からの行動こそが長年クサーヴァーが苦労して、したくもない裏切りを行い魔王の下にて活動をして我慢を強いてきたその苦労が結果となる時。
「魔王様!あいつらは満身創痍で逃げていきました!追撃をするなら今です!」
「何故だ?」
「今あいつらを叩いておかないと、また襲ってきますよ!しかも今ならあいつらは手出しができないうえに、拠点を叩く好機です!」
「ああ、あいつらのしつこさは確かに嫌気がさしていた所だ。だが問題ないのか?」
「はい!あのゲートは私も使った事があるので間違いありません!今しかチャンスはないですよ?このままゲートを使えば勇者はおろか、それを支援する仲間も一網打尽です!まさか魔王様が追ってくるとは思っていないでしょうから!」
クサーヴァーは必死になって魔王をゲートに向かわせようとするが、慎重な姿勢を崩そうとしない魔王。
「そうか?いや確かにあ奴らを支援しておる奴らも鬱陶しかったからの!あの聖女と名乗る女!あれもおるのか?」
ここで聖女アルフォンシーナに食いついてきた事に流れが向いてきたことを確信するクサーヴァー。
「勿論ですとも!何せゲートの先は今その聖女が暮らしている場所ですよ!」
「ぬ!それでは早く向かわねばなるまい!だがどうなのだ?あれ一人で先ほどの勇者共の怪我を治す事が出来るのか?」
「出来ますがしばらく時間がかかるでしょう!時間がかかればその分回復してしまいます!さあ!」
「わかった!では向かおうか。」
魔王は久しぶりに魔王城から移動をする。
何せこの城の中であれば自身の能力が全体的に上昇し、侵入者は著しく下がるからだ。
だが勇者とそのパーティはその能力が下がる事はないので、勇者パーティは何度も攻めてくる。
それを今魔王は終わりにしようとクサーヴァーの言葉に気をよくし、かつ散々苦しめられた聖女を今こそ仕留めようと行動を開始。
魔王がゲートを通って移動をする。
魔王が向こうに向かった事を確認後、クサーヴァーはこのゲートに魔法でゲートが燃えるように細工をし、自身もゲートに向かう。
何せこのゲートをこのまま放置しておけば、魔王がこのゲートで逃げ帰る可能性があるからだ。
そしてクサーヴァーはゲートを使用し魔法を発動。
時間差でゲートに火が付き、ゲートを焼いてしまう。
そしてゲートで勇者たちの居る場所に現れたクサーヴァーは、ゲートが使えなくなっているのを確認する。
【やっとだ。もう少しで。】
クサーヴァーは内心物凄く興奮していた。だがここでへまをするわけにはいかない。
さて、この後上手くいくかどうか見定めなければ。
しかしこのままではせっかくの流れが台無しに。
そして今からの行動こそが長年クサーヴァーが苦労して、したくもない裏切りを行い魔王の下にて活動をして我慢を強いてきたその苦労が結果となる時。
「魔王様!あいつらは満身創痍で逃げていきました!追撃をするなら今です!」
「何故だ?」
「今あいつらを叩いておかないと、また襲ってきますよ!しかも今ならあいつらは手出しができないうえに、拠点を叩く好機です!」
「ああ、あいつらのしつこさは確かに嫌気がさしていた所だ。だが問題ないのか?」
「はい!あのゲートは私も使った事があるので間違いありません!今しかチャンスはないですよ?このままゲートを使えば勇者はおろか、それを支援する仲間も一網打尽です!まさか魔王様が追ってくるとは思っていないでしょうから!」
クサーヴァーは必死になって魔王をゲートに向かわせようとするが、慎重な姿勢を崩そうとしない魔王。
「そうか?いや確かにあ奴らを支援しておる奴らも鬱陶しかったからの!あの聖女と名乗る女!あれもおるのか?」
ここで聖女アルフォンシーナに食いついてきた事に流れが向いてきたことを確信するクサーヴァー。
「勿論ですとも!何せゲートの先は今その聖女が暮らしている場所ですよ!」
「ぬ!それでは早く向かわねばなるまい!だがどうなのだ?あれ一人で先ほどの勇者共の怪我を治す事が出来るのか?」
「出来ますがしばらく時間がかかるでしょう!時間がかかればその分回復してしまいます!さあ!」
「わかった!では向かおうか。」
魔王は久しぶりに魔王城から移動をする。
何せこの城の中であれば自身の能力が全体的に上昇し、侵入者は著しく下がるからだ。
だが勇者とそのパーティはその能力が下がる事はないので、勇者パーティは何度も攻めてくる。
それを今魔王は終わりにしようとクサーヴァーの言葉に気をよくし、かつ散々苦しめられた聖女を今こそ仕留めようと行動を開始。
魔王がゲートを通って移動をする。
魔王が向こうに向かった事を確認後、クサーヴァーはこのゲートに魔法でゲートが燃えるように細工をし、自身もゲートに向かう。
何せこのゲートをこのまま放置しておけば、魔王がこのゲートで逃げ帰る可能性があるからだ。
そしてクサーヴァーはゲートを使用し魔法を発動。
時間差でゲートに火が付き、ゲートを焼いてしまう。
そしてゲートで勇者たちの居る場所に現れたクサーヴァーは、ゲートが使えなくなっているのを確認する。
【やっとだ。もう少しで。】
クサーヴァーは内心物凄く興奮していた。だがここでへまをするわけにはいかない。
さて、この後上手くいくかどうか見定めなければ。
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