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来訪者
勇者ヨーリスと転生者ライナス その2
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ライナス君は自身のスキルレベル及びスキルの数をヨーリス君の協力の下増やし・・・・どうやらライナス君は自身のスキルを、教会に行かないでも把握していたようで、しかも15になる前から発動していたらしく・・・・普通は15にならないとらしいけど、転生者であるライナス君は、どうやら生前培った経験がスキルとして15になる前に現れていたらしい・・・・
そしてヨーリス君、どうも生まれた頃に何かあったらしく、その影響で唯一スキル”入れ替わり”というスキルを手に入らたらしく・・・・
元々孤児院で2人は親しく、たまたまライナス君が穴に落ち、居合わせたヨーリス君がライナス君の手を掴んで引っ張り上げた時・・・・
知らずスキルが発動、能力が入れ替わったらしい。
暫くして元に戻ったようだが
「ヨーリス!これはひょっとしてとんでもないスキルなんじゃないのかい?」
「え?単に入れ替わるだけだよ?入れ替わったら何もないんだから、相手は誰も協力してくれないさ?」
だけどこのスキルに有用性を感じたライナス君は、この後何度もヨーリス君と入れ替わり、このスキルの発動の仕方、発動時間、入れ替わり中に経験を得た場合どうなるのか・・・・
そう言う事を調べた結果、どうやら低レベルでは数分・・・・
そしていよいよ出発という段になり、どうやらヨーリス君のスキルレベルが上がり・・・・
おおよそ一時間ほど入れ替わる事ができる事が確認でき、これから次のステップ、ヨーリス君が入れ替わりのスキルで、得た経験値がどうなるか本格的に確認する前に、時間が来てしまった・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「おいヨーリス・ライナス・こんな所にいたのか!出発の時間だぞ!!」
「悪いクサーヴァー、今行くよ。」
ヨーリス君はクサーヴァー君にそう返事をし、かけていった・・・・
「あいつが勇者にならないといけないのか・・・・親父も難儀な事を言ってくれるな・・・・もっとも危険なのは、現勇者ヒルベルト・リーネルトとヨーリスをどう引き合わすかだな・・・・予言では教会でのトラブルで勇者がヨーリスの手を取ると出ているが・・・・後は今回無関係の女性4名の安全だな・・・・我々と別行動になるので、別れ際に何とかせねば・・・・」
孤児のはずのクサーヴァーのそのつぶやきは、誰も聞いていなかった・・・・
・・・・
・・・
・・
・
自称パーティの知恵袋のクサーヴァーの指示の下、6名は孤児院を出発した。
クサーヴァーは常に周囲を警戒し、それとなく特に女の子3名の安全に留意していたが、周囲にはそう思わせないよう、ワザと酷い態度を取ったりしていた。
「おい女ども、もっと早く歩けんのか!お前ら亀か?」
「ひ・・・・酷いわクサーヴァー!言っていい事と悪い事があるわ!」
「ならもっと早く歩けよ!」
内心ごめんと思いながら、ワザと酷い扱いをする必要があり、常に緊張感をもっているクサーヴァーを誰も理解していなかった・・・・それでいいのだがとクサーヴァーは思っていたのだが。
そしてヨーリス君、どうも生まれた頃に何かあったらしく、その影響で唯一スキル”入れ替わり”というスキルを手に入らたらしく・・・・
元々孤児院で2人は親しく、たまたまライナス君が穴に落ち、居合わせたヨーリス君がライナス君の手を掴んで引っ張り上げた時・・・・
知らずスキルが発動、能力が入れ替わったらしい。
暫くして元に戻ったようだが
「ヨーリス!これはひょっとしてとんでもないスキルなんじゃないのかい?」
「え?単に入れ替わるだけだよ?入れ替わったら何もないんだから、相手は誰も協力してくれないさ?」
だけどこのスキルに有用性を感じたライナス君は、この後何度もヨーリス君と入れ替わり、このスキルの発動の仕方、発動時間、入れ替わり中に経験を得た場合どうなるのか・・・・
そう言う事を調べた結果、どうやら低レベルでは数分・・・・
そしていよいよ出発という段になり、どうやらヨーリス君のスキルレベルが上がり・・・・
おおよそ一時間ほど入れ替わる事ができる事が確認でき、これから次のステップ、ヨーリス君が入れ替わりのスキルで、得た経験値がどうなるか本格的に確認する前に、時間が来てしまった・・・・
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「おいヨーリス・ライナス・こんな所にいたのか!出発の時間だぞ!!」
「悪いクサーヴァー、今行くよ。」
ヨーリス君はクサーヴァー君にそう返事をし、かけていった・・・・
「あいつが勇者にならないといけないのか・・・・親父も難儀な事を言ってくれるな・・・・もっとも危険なのは、現勇者ヒルベルト・リーネルトとヨーリスをどう引き合わすかだな・・・・予言では教会でのトラブルで勇者がヨーリスの手を取ると出ているが・・・・後は今回無関係の女性4名の安全だな・・・・我々と別行動になるので、別れ際に何とかせねば・・・・」
孤児のはずのクサーヴァーのそのつぶやきは、誰も聞いていなかった・・・・
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「ならもっと早く歩けよ!」
内心ごめんと思いながら、ワザと酷い扱いをする必要があり、常に緊張感をもっているクサーヴァーを誰も理解していなかった・・・・それでいいのだがとクサーヴァーは思っていたのだが。
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