668 / 1,096
来訪者
勇者になった経緯?
しおりを挟む
「ああそうだ、そちらの青年・・・・そう君だ、君は・・・・今も”勇者”なんだね・・・・」
勇者であるヨーリス君にそう言うミロスラーフ。
「ええ、どうもその様ですね。魔王を討伐したのも僕ではないですし、本来は魔王を討伐したら勇者では無くなるはずなんですよね?ですが僕はこのままです。」
あ、そうだミロスラーフも元勇者とか言ってたよね。魔王を討伐したら、勇者でなくなったとか・・・・
じゃあ
何で今もヨーリス君が?
「失礼ながら・・・・私の後魔に、魔王を討伐すべく勇者になったのは、別人のはずだ・・・・魔王を討伐するまで勇者は死ねないはずなのに、彼は死んだ・・・・しかもその時君は勇者だったね?」
「ええ・・・・僕が勇者になって、その後彼は・・・・死にました。」
「・・・・私も色々調べたのですが、わからなかったんですよね。なぜあの屑勇者が・・・・失礼、あのバカは勇者になっても魔王討伐など一向にする事なく、好き勝手やってましたから、彼が勇者でなくなって、死んだのはむしろ歓迎なのですよ?ですがどうやって彼が勇者でなくなったのか、それがわからないのですよ・・・・」
するとアルフォンシーナが間に入る・・・・珍しいな、彼女が会話に割って入るなんて。
「ヨーリス、もういいでしょう・・・・貴方にはあのスキルはもうないのですから、話してももう問題ないですし、私の旦那様も知らないですから、話してあげて?」
今度はライナス君が・・・・
「いいんですか、アルフォンシーナ様?ヨーリスの事は僕ずっと孤児院で一緒だったから知ってますし、あのスキルはヨーリスは何度も僕に使いましたからよく知ってるんです・・・・」
「そうですね、貴方もよくやってくれました、ライナス。貴方もすっかりこの世界になじみましたね・・・・」
「もう30年ですから、そりゃあなじみますよ、妻も子供もいますしね。」
あれそうなのか?そう言えばあの3人の女の子・・・・もう立派な大人の妙齢の女性だな・・・・
そのうちの2人か?それぞれよく見るとヨーリス君とライナス君のそばにいるじゃないか・・・・
もう1人の・・・・3人とも名前忘れたぞ?そのうちの1人は腕を組んでずっと・・・・クサーヴァー青年を睨んでるけど・・・・彼女だけは結婚しなかったのかな?
まあいんだけどね・・・・
「わかりました、シラカワ公爵も僕が勇者になった経緯を知らないのですよね?」
「えっとあれか?確か教会に・・・ギルドだっけか?忘れたけど・・・・屋根に何か落っこちて・・・・ああそうだ、珠が落っこちて・・・・その時じゃないのか?何があったか知らないが・・・・誰かが何かして・・・・その後何だっけ?娼館に急げとか何とか言って・・・・勇者が死んだと聞かされた気がしたけど、あの時おっさんも色々大変な時期だったからよく覚えてないな・・・・」
「あ、そうでした!あの時公爵様は僕らを見てたんですね?」
「見てたというか・・・・たまたま進路方向にあの建物?があって、何かもめてるのが見えただけだからね・・・・」
「そうでしたね・・・・ではまあ、知らない人も多いと思いますから、僕の事を話しながら、どうやって僕が勇者になってしまったのか、お話します。」
ヨーリス君は何かスキルを持ってたのかな?
勇者であるヨーリス君にそう言うミロスラーフ。
「ええ、どうもその様ですね。魔王を討伐したのも僕ではないですし、本来は魔王を討伐したら勇者では無くなるはずなんですよね?ですが僕はこのままです。」
あ、そうだミロスラーフも元勇者とか言ってたよね。魔王を討伐したら、勇者でなくなったとか・・・・
じゃあ
何で今もヨーリス君が?
「失礼ながら・・・・私の後魔に、魔王を討伐すべく勇者になったのは、別人のはずだ・・・・魔王を討伐するまで勇者は死ねないはずなのに、彼は死んだ・・・・しかもその時君は勇者だったね?」
「ええ・・・・僕が勇者になって、その後彼は・・・・死にました。」
「・・・・私も色々調べたのですが、わからなかったんですよね。なぜあの屑勇者が・・・・失礼、あのバカは勇者になっても魔王討伐など一向にする事なく、好き勝手やってましたから、彼が勇者でなくなって、死んだのはむしろ歓迎なのですよ?ですがどうやって彼が勇者でなくなったのか、それがわからないのですよ・・・・」
するとアルフォンシーナが間に入る・・・・珍しいな、彼女が会話に割って入るなんて。
「ヨーリス、もういいでしょう・・・・貴方にはあのスキルはもうないのですから、話してももう問題ないですし、私の旦那様も知らないですから、話してあげて?」
今度はライナス君が・・・・
「いいんですか、アルフォンシーナ様?ヨーリスの事は僕ずっと孤児院で一緒だったから知ってますし、あのスキルはヨーリスは何度も僕に使いましたからよく知ってるんです・・・・」
「そうですね、貴方もよくやってくれました、ライナス。貴方もすっかりこの世界になじみましたね・・・・」
「もう30年ですから、そりゃあなじみますよ、妻も子供もいますしね。」
あれそうなのか?そう言えばあの3人の女の子・・・・もう立派な大人の妙齢の女性だな・・・・
そのうちの2人か?それぞれよく見るとヨーリス君とライナス君のそばにいるじゃないか・・・・
もう1人の・・・・3人とも名前忘れたぞ?そのうちの1人は腕を組んでずっと・・・・クサーヴァー青年を睨んでるけど・・・・彼女だけは結婚しなかったのかな?
まあいんだけどね・・・・
「わかりました、シラカワ公爵も僕が勇者になった経緯を知らないのですよね?」
「えっとあれか?確か教会に・・・ギルドだっけか?忘れたけど・・・・屋根に何か落っこちて・・・・ああそうだ、珠が落っこちて・・・・その時じゃないのか?何があったか知らないが・・・・誰かが何かして・・・・その後何だっけ?娼館に急げとか何とか言って・・・・勇者が死んだと聞かされた気がしたけど、あの時おっさんも色々大変な時期だったからよく覚えてないな・・・・」
「あ、そうでした!あの時公爵様は僕らを見てたんですね?」
「見てたというか・・・・たまたま進路方向にあの建物?があって、何かもめてるのが見えただけだからね・・・・」
「そうでしたね・・・・ではまあ、知らない人も多いと思いますから、僕の事を話しながら、どうやって僕が勇者になってしまったのか、お話します。」
ヨーリス君は何かスキルを持ってたのかな?
2
お気に入りに追加
3,980
あなたにおすすめの小説
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
「お前のような奴はパーティーに必要ない」と追放された錬金術師は自由に生きる~ポーション作ってたらいつの間にか最強になってました~
平山和人
ファンタジー
錬金術師のカイトは役立たずを理由にパーティーから追放されてしまう。自由を手に入れたカイトは世界中を気ままに旅することにした。
しかし、カイトは気づいていなかった。彼の作るポーションはどんな病気をも治す万能薬であることを。
カイトは旅をしていくうちに、薬神として崇められることになるのだが、彼は今日も無自覚に人々を救うのであった。
一方、カイトを追放したパーティーはカイトを失ったことで没落の道を歩むことになるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる