45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ

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新たな剣

精霊の魔力の補充が完了したようです

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「シラカワ様、産んでもいいですよね?」

ウルリーカ、ベーダ、フレドリカが今、目の前にいる。
そしてフレドリカが3人を代表しておっさんにそんな事を聞いてくる。

・・・・産んでいいですよねって・・・・え?まさか許可を得ないといけないとか?そんな決め事ないはず・・・・

「ちょっと待って?なんで産んでいいですよねってわざわざ聞くの?せっかく授かった命なんだから、大切にね?無論、君たちの命に別条がないなら、ぜひとも産んでほしいよ。」

「あ、ありがとうございます。」
「うれしいです!感謝いたします!!」
「ありがとうございます!ありがとうございます!」

うん?それはいいんだけど・・・・君達なんでおっさんのおなかあたりにお礼を?
妊娠してるのは君達であって・・・・このおなかの中は・・・・脂肪だよ?
おっさん、3人の視線の先が気になって・・・・つい同じように、自分のおなかを見てしまったんだけど・・・・
「なんでおっさんのおなかなの?」
そう思わず聞いてしまった・・・・
あ、何で手を合わせて拝むんだ?訳が分からん・・・・
ついでに股間あたりに手を合わすのやめて下さい・・・・

「ええと、シラカワ様ご存じない?」
ウルリーカが聞いてくる。
「何をご存じかによるけど?」
今度はベーダが・・・・
「ええと、精霊様に感謝の祈りをささげたの。」

うん?おっさん精霊じゃないし?
「その、何を言ってるのかいまいちわからん。」
「あ、ごめんなさい!その、もう精霊様は十分な魔力を補充し終わり、いつでも顕在化できるのですよ?そして・・・・アルフォンシーナ様、アメリータ様の妊娠もそうなのですが、我々3人の妊娠も、精霊様の助けがあったらこそなのですよ?」
「へ?じゃあおなかの子は精霊の子供なの?」
え?まじか?おっさん頑張ってハッスルしたと思ったら、それを利用して寝取られてたのか?なんてこったい!

「あ、あの、違いますよ?正真正銘シラカワ様のお子で間違いないですから!」
「おお!それは良かった・・・・がよくない!なんで精霊が?」
「あの・・・・シラカワ様、何やらデア様とおっしゃる方と造られる珠”の影響で殆どお年を召す事が無くなってしまったとか。そうなれば、女性に対し子作りをしても、ほぼ妊娠できなくなっちゃうんです。」
「え?まじ!種無しなん?」
やばい!もっと子を!と言われてるのに・・・・まさかの種無しっすか?
「あ、違いますよ?で・・・・私達がシラカワ様のお精を受け入れやすくするために、精霊様が体調を整えて下さり、私達が妊娠しやすくなるよう、お精を選別してくださったとか。そして、そのお精をうまく子袋に誘導してくださったとか・・・・」
・・・・子袋って・・・・子宮かいな?

「なんか色々突っ込みどころはあるけど、その精霊は・・・・顕在化できるんだったっけ?」
「ええ、精霊様によればそうらしいです・・・・シラカワ様に常駐されておられる精霊様は何とおっしゃられてますか?」

え?何だっけ?
えっと・・・・おっさんの中にいるの?

すると・・・・お?何やら脳内に?反応というか、モニターっぽいのが視界に見えるぞ?
で・・・・美人なお姉さんの顔が・・・・上半身、胸あたりまで現れたよ?
【何度か呼び掛けていたのですが・・・・やっと気が付いてくださったのですね。私がマスターに常駐させていただいている精霊ですわ。】

なんと!美人な秘書がおっさんに?
え?精霊だって?
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