45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ

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新たな剣

剣がおっさんに語り掛けてくる?

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おっさん意を決してその剣の持ち手を握ってみたよ。
もう完成してるんだよな?

おっさんが触れた瞬間・・・・
なんかね、剣に青や赤?なんか文様が浮かび上がり、おっさんの魔力?がごっそり持ってかれちゃったよ。

うわ!なんじゃこりゃ!

しかも手から離れないし・・・・

『離れないでえ!』

とか聞こえちゃってるし?

よくわからんけど、ちょっと危険臭がプンプンするから、一応ポーションで魔力を回復させたよ。

どんどん剣の文様が変化する。
どれだけ時間が経ったかわからないけど、しばらくして剣が落ち着いたようだ。

そしておっさん、そっとその剣を持ち上げてみる。

あれ?軽い?
意外な事に、軽いんだよ。
これ片手でも行けるんじゃね?

ちょっと危険な気がしたので、この場では剣を振り下ろしたりはしないけど。
なにせ、意図ぜずに何かが飛び出したりとか、困るしね。

しかし・・・・何だかわからないけど、おっさん何をしちゃったんだろう?
ものすごく綺麗な剣なんだけど。

文様が常に動いてるのが気になるけど、何かこう、生きているみたいな?
「コジローすごい!何その仕掛け?私のもらった剣にそんなのないよね?」
ウェンディが食いついてきたけど、
「いや、そもそも今まで打った剣にこんな事した覚えはないよ?」

まあぶっちゃけ目の前の剣も覚えがないんだけど。

「主よ・・・・これは世に出してはならぬ剣ではないかと思うのじゃが、どうなのじゃ?」

カトリーンも何やら感じるみたいで、じっと剣を見つめている。

「・・・・なあ、なんかね、気配がするんだよ。何だろうねこの気配。」

そう思いつつ、ちょっと邪魔だなあとか思って、一度剣を収納かばんに入れようとしたんだけど・・・・

『ぎゃあ!だめええ!!』

なんか頭の中でそんな声が聞こえた気が・・・・

で、

「あっれえ?なんでかばんに入らないんだ?」

おっさんの打った剣、今までこんな事はなかったんだよ?
なのにこの剣はかばんに入らない。
え?まさかこの剣生きてるの?

『むろん生きておるぞ!4つの生命が入っておるのだ!』

・・・・おっさん頭がおかしくなったのだろうか?
おっさんに剣が語り掛けてくるとか。

「なあウェンディ、カトリーン・・・・おっさんおかしくなったんだろうか?なにかこう、剣がおっさんの頭に語り掛けてくるんだよ。」

声が聞こえるとか・・・・幻聴か?
「・・・・よくはわからぬが・・・・なるほどそう言われてみれば、何かの気配を感じるのう。それも複数の。」

「え?カトリーンすごいね!剣の声が聞こえるとか!私もそんな境地になりたい!」

いや、頭おかしくなるぞ?そんな境地にならなくてもでもいいだろう?
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