上 下
536 / 1,089
領地のダンジョンへ

プシーさんが3人いるんだけど?

しおりを挟む
あ、おっさん確かプシーさんと思ってたけど、念のため聞いとくか?

「ねえ・・・今更だけど、名前ってプシーさんだったよね?」

「え?今更でしょうか?私の名はΨプシー236・・・でございますよ?」

ああよかった・・・何か違う名前だと失礼だなあと思っただけで?

おっさん違和感があったけど、スルーしちゃったよ。

で、今からゲートで戻ろうとしたら・・・・あれ?何で目の前にプシーさんがいるのかな?

「どうでしたか、236?」

「成功です238。これで239の育成にもエネルギー不足にならないでしょう。私の寿命も、237と同様60年程伸びました。」

「それは行幸。このまま2人とも・・・・授かればよいのですけどね。」

「ええ。しかし、よかったのですか?私まで頂いて。」

「いいのですよ?もし差支えが無ければ、順次展開しますか?」

「それはいいですね。皆処女のままでしたから、もったいないです。私もシラカワ様に抱かれて、初めて女の悦びを知りました。あれはまだ復活できる全員に味わってもらいたいですね。」

「ええ・・・・今後は他のダンジョンへの展開ですね。」

「・・・・では今より交代します。私はダンジョンから離れられませんから。では238、お任せします。」

・・・・何言ってるんだ?

すると、目の前の方のプシーさんが
「では行きましょうか、そのダンジョンへ。」

「なあ・・・・何か変なんだけど・・・・何でそっくりさんが・・・・しかも3人?あれ?確かダンジョンにずっといてもらうのにもう1人起動したけど・・・・え?え?」

「新たな239の育成に起動させた、更にその前に存在していた236ですが何か?」

・・・・おっさん知らず別人とハッスルしちゃった?
「気にしたら負けです。」

「何に負けるんだよ!」

「さ、時間もありません、行きましょう。あ、少しお待ち下さい・・・・」

何故かスルーされました・・・・
そして、暫くしてプシーさんが戻ってきました。
「では参りましょう。」

・・・・
・・・
・・

ダンジョンへ戻って来た訳だけど・・・・
「なるほど・・・・システムに致命的な損傷があるようですね。取り敢えず進みましょう。場合によっては私がシステムに介入し、管理者を呼び出します。」

・・・・相変わらずダンジョンはわからん・・・・

するとクィンシーがおっさんに近づいてきて
「おい、何で新たな女が増えてるんだよ!増やし過ぎじゃないか?」

「何言ってるんだ?この方はダンジョンの管理人だぞ?尤もここのじゃないけど。」

「何言ってるのかわからんが・・・・あんたの言うハッスルはしてるんだろ?」

すると・・・

「お初にお目にかかります、私の名はΨ238プシー・・・・でございます。データベースを参照しますと・・・・S級冒険者クィンシー様ですね。」

「お・・・・おう!よく分かったな!」

「ええ・・・・クィンシー様は・・・・どうしていつも女性を抱く時は避妊なさるのでしょう?」

うへ?何でわかっちゃってるんだ?もしかしてそんな事まで調べられる?

「・・・・なあ・・・・俺そんな事誰にも言った事ないけど・・・・何でわかるんだ?」

「ほとんどの情報は手に入ります。で、何故でしょう?女性がお嫌いではなさそうですが?」

「・・・・あんたに言って分かるか知らねえが、俺は皇帝の子だが、庶子だ。あとを継ぐわけじゃない。だが、そんな俺でも長男なんだ。万が一男児をもうけてしまえば、後々その子が巻き込まれる。」

「なるほど・・・・では、お子が女児なら問題ないと?」

「そりゃあそうだが・・・そう都合よく女児だけ産み分ける訳じゃああるまい。」

「普通はそうですね。 私の腹の子・・・・・の性別も判りかねますから・・・・ですが、
女児だけを産む種族が存在するのですが、そう言った女性はどうですか?」

え?なにそれ!女しか産めないって事?

おっさん後の事が衝撃過ぎて、もっと重大な事をスルーしてしまってたよ・・・・

「え?なにそれ!そんな薬とかあるのか?」

「いえ、種族ですよ。」

えらいクィンシーが食いついてきた。
「何だそれは?」

「アマゾネスですわ。」

”アマゾネス 女性だけの種族。身体能力に優れ、手練れの戦士以上の能力を有し、歳を取るのが人の倍ほど遅い。ただ、妊娠しても必ず女児しか出産できない。”
とあるな。あ、シークレット情報?とかあるな。
”未確認ながら男児を出産したアマゾネスの存在が確認されている。男児を出産する秘伝の薬の存在があるようだ。”

・・・・なあその薬って、人間に使うとどうなるんだ?貴族は男児をもうける必要がある訳で。

何さらっと衝撃的な事実が出てくるんだ。

あ、おっさんプシーさんのデータベースの一部を使わせてもらってるんだよ。
タブレットで検索できるようにしてるんだよ。凄いねプシーさんって。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

性奴隷を飼ったのに

お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。 異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。 異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。 自分の領地では奴隷は禁止していた。 奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。 そして1人の奴隷少女と出会った。 彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。 彼女は幼いエルフだった。 それに魔力が使えないように処理されていた。 そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。 でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。 俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。 孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。 エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。 ※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。 ※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

エラーから始まる異世界生活

KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。 本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。 高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。 冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。 その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。 某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。 実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。 勇者として活躍するのかしないのか? 能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。 多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。 初めての作品にお付き合い下さい。

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話

妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』 『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』 『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』  大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

死んだら男女比1:99の異世界に来ていた。SSスキル持ちの僕を冒険者や王女、騎士が奪い合おうとして困っているんですけど!?

わんた
ファンタジー
DVの父から母を守って死ぬと、異世界の住民であるイオディプスの体に乗り移って目覚めた。 ここは、男女比率が1対99に偏っている世界だ。 しかもスキルという特殊能力も存在し、イオディプスは最高ランクSSのスキルブースターをもっている。 他人が持っているスキルの効果を上昇させる効果があり、ブースト対象との仲が良ければ上昇率は高まるうえに、スキルが別物に進化することもある。 本来であれば上位貴族の夫(種馬)として過ごせるほどの能力を持っているのだが、当の本人は自らの価値に気づいていない。 贅沢な暮らしなんてどうでもよく、近くにいる女性を幸せにしたいと願っているのだ。 そんな隙だらけの男を、知り合った女性は見逃さない。 家で監禁しようとする危険な女性や子作りにしか興味のない女性などと、表面上は穏やかな生活をしつつ、一緒に冒険者として活躍する日々が始まった。

処理中です...