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領地のダンジョンへ

淫魔を侮れない

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ウェンディとエルヴィーラの様子がおかしいが・・・・リューク君が心配だ。

様子を見ると、何とか仕留めたようだ。
だが・・・・やはり何か様子がおかしい。

「エリザヴェータ・・・・」

「りゅ・・・リュークう・・・・」

うわ・・・・エルヴィーラ女史がリューク君に甘い声を出しているぞ?
・・・・う・・・・抱きついて濃厚なキスをしやがった・・・・

これ以上は見ないでおこう・・・・

おっさん取り敢えず、魔術で片っ端から淫魔を仕留めておいたよ。
だが・・・・あーなんだか体が火照るぞ?

「だ・・・だんなさまあ・・・・」

ウェンディが・・・・

これはいかん!おっさん何とか意識を保って、盛大に股を濡らし始めたエルヴィーラを確認、2人の手を引っ張りこの階層を脱出したよ。

ついでになんとかリューク君は正気を保っていたようだから、一緒にこっちに来させたんだけどね。

何とかボス部屋の前に到着。

今だおっさん以外は様子が変。

このままじゃな・・・
仕方ない、何とか動けるリューク君に3人を託し、おっさん、この4人と共にボス部屋に入ったよ。

で、もうがむしゃらに出てきた魔物を仕留めたよ。

何だかドロップアイテムあったけど、適当にカバンに突っ込み、件の家?休憩所へ運ぶ。
その後皆にベッドで横になってもらい、確かあったはずと思いながら、カバンから状態異常を治すポーションを取り出し、飲ませたよ。

ふう・・・・

・・・・
・・・
・・


全員元に戻ったので、粗相?浄化で一応全員綺麗にしてあげた。

特にエルヴィーラは凄い事になってたからね。

「こんな所で不覚を取ってしまい、申し訳ありません・・・・」

エルヴィーラが謝ってくるけど、
「ウェンディとエルヴィーラ、2人してどうしたんだい?」

二人供こんな階層で後れを取るような実力じゃ、ないはずなんだけどね・・・・

どうやらこの階層にやってきてすぐに、淫魔が全員に広範囲に何かを散らしたらしい。
それを一寸でも吸い込んでしまい、ああなったようだ。

そして、ようやく落ち着いて気が付いた事がある・・・・

クィンシーっていつ合流してたんだっけ?
いつの間にか今回のパーティに、なじんでたから何も思わなかったけど、しかも何度か一緒にダンジョン行ってたからね・・・・

今回はメンバーじゃなかった・・・・
あ、あれか、女性陣が沢山やって来た時。

そう思ってたら・・・・

皇帝とクィンシーとを引きずりながら、ナターリヤがやって来た。

ああ、1人でダンジョンまわってたんだっけ?忘れてた・・・・

「つれないな、旦那は。私は一人で皆の前後にいて、好きにさせてもらってたんだが・・・・」

ああ、そうだった・・・メーネアと話をした後、楽しみだとか言って、先に行ってたっけな?

「するとだな・・・・この階層の淫魔、薬の素材になるものをドロップするらしくてな、地道に狩ってたんだが・・・この2人が淫魔の餌食になっているのに気が付いて、念のため連れてきた。」

そう言って2人を放り投げる。

「なにやってるんだよ・・・・」
「まあそう言ってやるな。しかし、クィンシー、何故結婚しないんだ?こいつああ見えてかなりモテるようだが・・・・」

「ああ、王族のごたごたの元になりたくないんだろ?万が一男児をパートナーが産めば、色々厄介事になるとかそんなん感じ。」

「ふん・・・・こいつ皇帝の息子とはいえ、庶民の子だろ?」

「ああ・・・母がロニーさんの妹だっけ?だが、世間は・・・権力者はそうは思わんだろうな・・・」

ここで無様に涎をたらしまくり、あヘ顔のこの男・・・・色々と不憫だな・・・・

まあ、そんな事気にしても仕方ないんだが。
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