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戦争
お知らせ 69話と73話の間に重要な話を入れました
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皆さまいつも読んで下さりありがとうございます。
以前より、召喚初期の主人公の行動や、召喚をしたインダルチャンス王国の色々行動等がおかしい、主人公が妻子持ちなのにどうして女性に手を出すのか、また、逃避行が暢気すぎる等言われていて、本来公開する予定が無かったのですが、どうしても入れる必要が出てきたので、30話と31話の間に入れます。
かなり重要な話になりますので、一読して下さりますようお願いいたします。
一応纏めてここに3話分記載します。
実際は誰かが後に書いた伝記として記載する予定でした。
なお、所々にも同じのを入れますので、もし既に一読して下さっておられるようでしたら、この話はスルーして下さい。
●●●●●●●●●●●●
逃避行、その時何が起こっていたのか?
インダルチャンス王国の城を襲った未曽有の禍い
これは、白河小次郎達が城を脱出した時の、インダルチャンス王国の、城を襲った未曽有の禍の話である。
「早く奴を・・・うぎゃああ!」
そう言って途中で声が出せなくなったのは、この国の王、ガーベージ三世である。
隣では泡を吹いて倒れている妻のアラガントゥと、息子のストューピッドの姿が。
やがて国王も、Gに囲まれ・・・空を飛ぶGにショックを受け、意識を手放す。
そしてなんとかフーリッシュ・フォン・ストゥール宰相がこれはいかんと将軍達に、兵に追いかけさせろと命令するが・・・
「閣下!城から出られませぬ!」
「何?何故じゃ?」
「先ず兵はGにおびえ切っており、動こうと・・・否、腰を抜かし、小便を漏らし、行動不能です!」
「なら別の兵に命令を出せぬのか!」
「城中油だらけで城から出れませぬ!」
「なんだと!さっさと拭かんか!」
そういうものの・・・・大量のサラダ油がそう簡単に拭き取れるわけもなく・・・・
Gにおびえ、身動き取れない物らをどかし、城中の油をふき取るのに丸2日かかってしまったのであった・・・・
そして、国王一家が正気に戻るのに1週間かかり、結局追っ手を出せずじまい・・・・のちに暁団に後始末をつけてもらう事になるのである。
・・・・兵士のボヤキ
「Gが・・・とんでいく・・・ちょおこええ!」
「俺もう外で歩けない・・・・」
「漏らした・・・大を・・・もうGのせいでお婿に行けない・・・・」
・・・・この場に居合わせた兵士の多くは、こののち除隊している。
・・・・
・・・
・・
・
そして、風呂に白河一行である。
最初の宿泊施設で、風呂に入る事になったので、女性2人い先に入ってもらう。
そして白河小次郎、彼は部屋の窓を開け・・・待った。
暫くすると・・・黒い何かが飛んでくる。
『やあ!』
Gがやって来た。
「あ、すまないねえ。城はどうだった?」
何故かGと会話をする白河。
『あいつら泡吹いてますぜ、旦那。』
「そうですか・・・他は?」
『旦那、油まいただろ?あれで人間城から出てないぜ?俺らは空からおさらばしたけどよ?』
「ありがとう・・・・外に餌あるので、食べてってください。」
『うっす!』
・・・・何故かGと会話できる白河だった。
彼はスキルを強奪した時に、精神に致命的な損傷を受けているのだが、この時はまだ気が付いていない。
で・・・・ここまで来るのに、彼は思った。
女2人連れて、逃げるの無理ですねえ。体力ないし、先ずと徒歩では無理。馬車かなあ・・・
それと、あのメーネア姫?ちょっと危機感にかけているし、杉浦さんも今起こっている事に対し、認識が追い付いていませんね。2人を安心させるためにも、急いで脱出はできそうにありませんし・・・・本当は宿なんかに宿泊したくはないのですが・・・致し方ありません。Gの報告を信用するしかないですね・・・・あれ?どうしてGの言葉が分かったんでしょうね?
何とかしようとする白河
衣装を改め、追手におびえながらも、Gの報告を信じて宿泊する白河。
はあ・・・・とため息をつく白河。
右も左もわからぬ異世界。
現地の人間と逃げるが、世間知らずのお姫様と、まだ社会人になりたて、今起こっている事をうまく受け入れられない若い女性。
この2人と共に逃げるとか・・・・厳しすぎる。一時間も歩けば2人共音を上げる始末。
詰んだ・・・・
捕まれば恐らく・・・他の日本人きっと死んでるだろうな・・・・同じ目にあうだろうし。何せあの場、凄い血の臭いがしてたんだよな。
きっと奥の部屋で殺されてるな。
で・・・・風呂からあがり、食事時になり、席で杉浦さんが何か言いたそうにしているので確認すると・・・・
生理用品が無いとか・・・・うわ、まじか・・・・下着も?
いや、逃げてる時に・・・・呑気だよね?
2人の女性は・・・宿に泊まれ、安堵、もう寝ている。
そんな事を思いつつ、スキルで道具作成しながらいつのまにか寝ていた白河だった・・・・
朝になり、徒歩での逃避行は無理と判断、足を探す。あと、このメンツで追手に追い付かれたら、太刀打ちできないので、護衛も雇いたい・・・・
なので、護衛を探す事に。
冒険者ギルド?があるのでそこで色々対応を。
幸い、よさげな護衛が見つかり、彼、彼女らに自身の命を預かってもらう事に。
ここで駄目なら自分の見る目が無かったなあと。
ある意味開き直る白河だった。
そして・・・・白河は、こっそり冒険者ギルドでもう一つ依頼を出した。
メーネアの服をこっそり回収し、それを着てもらい、別の方向へ誰かに向かってもらう、というものだ。
危険が伴いので、多めの金額を出すと・・・・B級冒険者の男女6人組が見つかり、任す事に。
背格好の似ている女性に服を着てもらい、それを他のメンバーに護衛をしてもらうというものだ。
後に彼らはは上手く任務を・・・・というか追手がいなかったので、無駄になったが、しっかり役割を果たしてもらう事になる。ギルドで連絡を受けた白河は、後に領地に招き入れる事になる。
幸いな事に、道中危険もなく、順調に進むが・・・・6日目に、トラブルが。
ここで今後トラブルのもとになる暁団と遭遇するが、後にインダルチャンス王国からの追手となるとはこの時は誰も思ってみなかったのだった・・・・
暁団だが、この後、インダルチャンス王国は帰って行ったのち、宰相からの依頼で・・・今までの不祥事をすべてもみ消す代わりに、3人の人間の後を追ってほしいとの密命を受け、再び白河たちと対峙する事となる。
精神崩壊しかける白河
暁団を追い返した後、宿で色々スキルについて試す白河。
その過程で風呂を作成。
異世界売買でも風呂用品を購入したりと忙しい。
だが・・・・こういった忙しさがかろうじて白河の精神崩壊を遅らせていたのだが・・・
ここで遂に白河の限界が来た。
全てにおいて、2人の女性の命を預かり、いつ追手が追い付くか分からぬ恐怖におびえつつ、自身の能力を確かめながら、常に気を張っている。
それも周りには心配させまいと、どこか呑気な感じを装って。
そして、部屋でふと、する事が無くなり落ち着いたとき・・・・白河の精神が一部崩壊。
ここで何と泣いてしまうのだ。2人の女性は驚きつつ慰めてくれる。
だが・・・・ここで白河にさらなる悲劇が襲う。
何と原因はメーネア姫。
彼女は、白河の精神の異常を早くから認め、どうにかしないと思っていたのだが、なかなか行動に出れなかった。
今手持ちの薬は・・・・ある意味精神を変化させる物なのだが・・・
メーネアが持っている薬、それは・・・副作用の激しい惚れ薬である。
彼女はこの逃避行の間に、白河と結ばれる決意をする。
それには・・・どうやら異世界の常識が邪魔をするので、強制的に手を出してもらう必要がある。
白河の国は妻は何と一人だけ。このままでは他の女性に手を出す事が無い。
だが・・・何としても手を出してもらわねばならず・・・・
危険を承知で、白河が泣いてしまった時、薬を使う決意をしたのだった。
だがこの薬・・・・即効性はなく、徐々に効果が現れるのである。
インダルチャンス王国の秘蔵の薬の一種で・・・・主に王族の男が、何としてもものにしたい女に盛る薬なのだが・・・・無論男にも使える。
なので・・・ここまでの道中、やはり精神の不安定なメーネアは・・・思わず使ってしまったのだ、白河に。
「シラカワ様お疲れ様です。お飲み物お持ちしましたよ?」
メーネアは水に溶かした薬入りの液体を差し出す。
ほんのり甘い味がする。
「あ、気が利くねえメーネアちゃん、ちょうど喉が渇いてたんだよ。」
そう言って一気に飲み干す白河。
「少し甘いんだね?」
「え・・そうですね・・・ほんのり甘いかもですわ。」
「ありがとう・・・何だか元気?が出てくるよ?」
「そうですか?他には何ともありませんか?」
「うん?別に?何かあるの?」
「い・・いえ・・・・その・・・元気が出るとおっしゃっているので。」
「別に・・・・」
この時はおかしなことを言うなと思っていたのだが・・・
この薬、確実に効果が現れるのは、約一月掛かる。
メーネアはそこまで我慢をする事に。
そして・・・
・・・・
・・・
・・
・
一月後、杉浦に打ち明けるのだった。
「え?確かに白河さんの様子が変だとは思ってたんです。そう言う事でしたか・・・・」
「ごめんなさい・・・・私・・・どうしてもシラカワさまとその・・・それに、シラカワ様の精神は、遠からず崩壊するところでしたので、一時的にこの薬で落ち着いていただきましたの。」
・・・・この薬、一時的な精神のバランスの役割も担っているのだったが・・・・
最近オリアーナ嬢とのやり取りを見るに、薬の効果がかなり出ており、そろそろ時がが来たようだ。
こうして白河は、薬で精神のタガが外れ、妻子がありながら、他の女性とハッスルするという、トンデモな行為を犯してしまうのだったが・・・・メーネアの誤算は、この症状が永続してしまった事だろう。
因みに前頭葉に作用し、そう言った倫理観が喪失してしまったのだ。
●●●●●●●●●●●●
以前より、召喚初期の主人公の行動や、召喚をしたインダルチャンス王国の色々行動等がおかしい、主人公が妻子持ちなのにどうして女性に手を出すのか、また、逃避行が暢気すぎる等言われていて、本来公開する予定が無かったのですが、どうしても入れる必要が出てきたので、30話と31話の間に入れます。
かなり重要な話になりますので、一読して下さりますようお願いいたします。
一応纏めてここに3話分記載します。
実際は誰かが後に書いた伝記として記載する予定でした。
なお、所々にも同じのを入れますので、もし既に一読して下さっておられるようでしたら、この話はスルーして下さい。
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逃避行、その時何が起こっていたのか?
インダルチャンス王国の城を襲った未曽有の禍い
これは、白河小次郎達が城を脱出した時の、インダルチャンス王国の、城を襲った未曽有の禍の話である。
「早く奴を・・・うぎゃああ!」
そう言って途中で声が出せなくなったのは、この国の王、ガーベージ三世である。
隣では泡を吹いて倒れている妻のアラガントゥと、息子のストューピッドの姿が。
やがて国王も、Gに囲まれ・・・空を飛ぶGにショックを受け、意識を手放す。
そしてなんとかフーリッシュ・フォン・ストゥール宰相がこれはいかんと将軍達に、兵に追いかけさせろと命令するが・・・
「閣下!城から出られませぬ!」
「何?何故じゃ?」
「先ず兵はGにおびえ切っており、動こうと・・・否、腰を抜かし、小便を漏らし、行動不能です!」
「なら別の兵に命令を出せぬのか!」
「城中油だらけで城から出れませぬ!」
「なんだと!さっさと拭かんか!」
そういうものの・・・・大量のサラダ油がそう簡単に拭き取れるわけもなく・・・・
Gにおびえ、身動き取れない物らをどかし、城中の油をふき取るのに丸2日かかってしまったのであった・・・・
そして、国王一家が正気に戻るのに1週間かかり、結局追っ手を出せずじまい・・・・のちに暁団に後始末をつけてもらう事になるのである。
・・・・兵士のボヤキ
「Gが・・・とんでいく・・・ちょおこええ!」
「俺もう外で歩けない・・・・」
「漏らした・・・大を・・・もうGのせいでお婿に行けない・・・・」
・・・・この場に居合わせた兵士の多くは、こののち除隊している。
・・・・
・・・
・・
・
そして、風呂に白河一行である。
最初の宿泊施設で、風呂に入る事になったので、女性2人い先に入ってもらう。
そして白河小次郎、彼は部屋の窓を開け・・・待った。
暫くすると・・・黒い何かが飛んでくる。
『やあ!』
Gがやって来た。
「あ、すまないねえ。城はどうだった?」
何故かGと会話をする白河。
『あいつら泡吹いてますぜ、旦那。』
「そうですか・・・他は?」
『旦那、油まいただろ?あれで人間城から出てないぜ?俺らは空からおさらばしたけどよ?』
「ありがとう・・・・外に餌あるので、食べてってください。」
『うっす!』
・・・・何故かGと会話できる白河だった。
彼はスキルを強奪した時に、精神に致命的な損傷を受けているのだが、この時はまだ気が付いていない。
で・・・・ここまで来るのに、彼は思った。
女2人連れて、逃げるの無理ですねえ。体力ないし、先ずと徒歩では無理。馬車かなあ・・・
それと、あのメーネア姫?ちょっと危機感にかけているし、杉浦さんも今起こっている事に対し、認識が追い付いていませんね。2人を安心させるためにも、急いで脱出はできそうにありませんし・・・・本当は宿なんかに宿泊したくはないのですが・・・致し方ありません。Gの報告を信用するしかないですね・・・・あれ?どうしてGの言葉が分かったんでしょうね?
何とかしようとする白河
衣装を改め、追手におびえながらも、Gの報告を信じて宿泊する白河。
はあ・・・・とため息をつく白河。
右も左もわからぬ異世界。
現地の人間と逃げるが、世間知らずのお姫様と、まだ社会人になりたて、今起こっている事をうまく受け入れられない若い女性。
この2人と共に逃げるとか・・・・厳しすぎる。一時間も歩けば2人共音を上げる始末。
詰んだ・・・・
捕まれば恐らく・・・他の日本人きっと死んでるだろうな・・・・同じ目にあうだろうし。何せあの場、凄い血の臭いがしてたんだよな。
きっと奥の部屋で殺されてるな。
で・・・・風呂からあがり、食事時になり、席で杉浦さんが何か言いたそうにしているので確認すると・・・・
生理用品が無いとか・・・・うわ、まじか・・・・下着も?
いや、逃げてる時に・・・・呑気だよね?
2人の女性は・・・宿に泊まれ、安堵、もう寝ている。
そんな事を思いつつ、スキルで道具作成しながらいつのまにか寝ていた白河だった・・・・
朝になり、徒歩での逃避行は無理と判断、足を探す。あと、このメンツで追手に追い付かれたら、太刀打ちできないので、護衛も雇いたい・・・・
なので、護衛を探す事に。
冒険者ギルド?があるのでそこで色々対応を。
幸い、よさげな護衛が見つかり、彼、彼女らに自身の命を預かってもらう事に。
ここで駄目なら自分の見る目が無かったなあと。
ある意味開き直る白河だった。
そして・・・・白河は、こっそり冒険者ギルドでもう一つ依頼を出した。
メーネアの服をこっそり回収し、それを着てもらい、別の方向へ誰かに向かってもらう、というものだ。
危険が伴いので、多めの金額を出すと・・・・B級冒険者の男女6人組が見つかり、任す事に。
背格好の似ている女性に服を着てもらい、それを他のメンバーに護衛をしてもらうというものだ。
後に彼らはは上手く任務を・・・・というか追手がいなかったので、無駄になったが、しっかり役割を果たしてもらう事になる。ギルドで連絡を受けた白河は、後に領地に招き入れる事になる。
幸いな事に、道中危険もなく、順調に進むが・・・・6日目に、トラブルが。
ここで今後トラブルのもとになる暁団と遭遇するが、後にインダルチャンス王国からの追手となるとはこの時は誰も思ってみなかったのだった・・・・
暁団だが、この後、インダルチャンス王国は帰って行ったのち、宰相からの依頼で・・・今までの不祥事をすべてもみ消す代わりに、3人の人間の後を追ってほしいとの密命を受け、再び白河たちと対峙する事となる。
精神崩壊しかける白河
暁団を追い返した後、宿で色々スキルについて試す白河。
その過程で風呂を作成。
異世界売買でも風呂用品を購入したりと忙しい。
だが・・・・こういった忙しさがかろうじて白河の精神崩壊を遅らせていたのだが・・・
ここで遂に白河の限界が来た。
全てにおいて、2人の女性の命を預かり、いつ追手が追い付くか分からぬ恐怖におびえつつ、自身の能力を確かめながら、常に気を張っている。
それも周りには心配させまいと、どこか呑気な感じを装って。
そして、部屋でふと、する事が無くなり落ち着いたとき・・・・白河の精神が一部崩壊。
ここで何と泣いてしまうのだ。2人の女性は驚きつつ慰めてくれる。
だが・・・・ここで白河にさらなる悲劇が襲う。
何と原因はメーネア姫。
彼女は、白河の精神の異常を早くから認め、どうにかしないと思っていたのだが、なかなか行動に出れなかった。
今手持ちの薬は・・・・ある意味精神を変化させる物なのだが・・・
メーネアが持っている薬、それは・・・副作用の激しい惚れ薬である。
彼女はこの逃避行の間に、白河と結ばれる決意をする。
それには・・・どうやら異世界の常識が邪魔をするので、強制的に手を出してもらう必要がある。
白河の国は妻は何と一人だけ。このままでは他の女性に手を出す事が無い。
だが・・・何としても手を出してもらわねばならず・・・・
危険を承知で、白河が泣いてしまった時、薬を使う決意をしたのだった。
だがこの薬・・・・即効性はなく、徐々に効果が現れるのである。
インダルチャンス王国の秘蔵の薬の一種で・・・・主に王族の男が、何としてもものにしたい女に盛る薬なのだが・・・・無論男にも使える。
なので・・・ここまでの道中、やはり精神の不安定なメーネアは・・・思わず使ってしまったのだ、白河に。
「シラカワ様お疲れ様です。お飲み物お持ちしましたよ?」
メーネアは水に溶かした薬入りの液体を差し出す。
ほんのり甘い味がする。
「あ、気が利くねえメーネアちゃん、ちょうど喉が渇いてたんだよ。」
そう言って一気に飲み干す白河。
「少し甘いんだね?」
「え・・そうですね・・・ほんのり甘いかもですわ。」
「ありがとう・・・何だか元気?が出てくるよ?」
「そうですか?他には何ともありませんか?」
「うん?別に?何かあるの?」
「い・・いえ・・・・その・・・元気が出るとおっしゃっているので。」
「別に・・・・」
この時はおかしなことを言うなと思っていたのだが・・・
この薬、確実に効果が現れるのは、約一月掛かる。
メーネアはそこまで我慢をする事に。
そして・・・
・・・・
・・・
・・
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一月後、杉浦に打ち明けるのだった。
「え?確かに白河さんの様子が変だとは思ってたんです。そう言う事でしたか・・・・」
「ごめんなさい・・・・私・・・どうしてもシラカワさまとその・・・それに、シラカワ様の精神は、遠からず崩壊するところでしたので、一時的にこの薬で落ち着いていただきましたの。」
・・・・この薬、一時的な精神のバランスの役割も担っているのだったが・・・・
最近オリアーナ嬢とのやり取りを見るに、薬の効果がかなり出ており、そろそろ時がが来たようだ。
こうして白河は、薬で精神のタガが外れ、妻子がありながら、他の女性とハッスルするという、トンデモな行為を犯してしまうのだったが・・・・メーネアの誤算は、この症状が永続してしまった事だろう。
因みに前頭葉に作用し、そう言った倫理観が喪失してしまったのだ。
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