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結局下に降りる事に・・・・

今いる階層からすぐの所に一か所あるから、先ずはそこへ向かおう・・・・

おっさんライトで下を照らすと、意外と低い場所に床がある。

あれ?これって、普通に飛び降りてもいけるんじゃね?

だけど・・・・万が一これで怪我とかしたら・・・・かっこ悪いな?

そう思ってると・・・・

「僕が先に行きましょうか?」

リューク君がそう提案したけど・・・・

「駄目だ。さっきの二の舞になったらどうするつもりだ?それと・・・・リューク君には、アルフォンシーナの護衛を今頼んだよね?」

「そ・・・それは・・・」

「リューク君が焦る気持ちはわかるけど・・・・もし呪われてたら、アルフォンシーナだけが頼りなんだ。その彼女を護ってほしいんだよね。」

「・・・・わかりました・・・・」

はあ・・・また暴走されたらたまらないからね。

で・・・・どうする・・・?一番なのは、おっさんがまず降りて、ゲートを展開のパターンだよな・・・
そう思案してると、勇者君が何か言いたげだった。

「侯爵さま、僕が行きます。ライナスと一緒なら、何かあった時に対応できるでしょう。」

・・・・また見えない敵とか出たらどうするんだ?

「主よ、此処は妾も含め、ウェンディ殿と主も同時に行くべきではないかえ?」

・・・・どうやって同時に降りるんだカトリーンよ・・・・

「・・・・じゃあ、まずやっぱり僕が下りるよ。今回は敵がいようがいまいが、ゲートを展開しておくから、順番に降りてきて。」

「シラカワが僕だって?似合わねえ・・・・」
何か聞こえた気がするが・・・・無視だな。

はあ・・・もうね、あれこれ考えるのを辞めたよ。
なので・・・あの装備で・・・・ア●▼ンマン!よしそうしよう!
再びあれで降りる・・・・

あ、ライナス君の目がキラキラしてるぞ・・・駄目だぞ?するのはおっさん限定!

おっさん、じわじわと降りていった・・・・

勿論ヘッドライト装備し、周りにもライトをつけまくり・・・・

ゆっくり降りる事1分。

着地し、様子を窺うが・・・・魔物の気配はない。

一応安全そうな場所にゲートを置く。
これ声届くのか?

「おーい・・・・聞こえるか・・・?」

上に向かって大声で問う。

「きこえるわよおお・・・・」

ウェンディか?

「きてくれ・・・・」

暫し待つ。

ウェンディが現れる。

「敵は・・・・いなさそうね?」

「ああ・・・拍子抜けさ。」

次々にゲートで現れる仲間。

というか何で全員来るんだ?

「なんだかんだ言って、てめえがいる場所が一番安全なんだよな・・・・」

・・・・皇帝がそんな事を呟いてる・・・・

まあ、否定はしないけどさ。

「周囲には特に気配はないっぽい。ただ、気配を消してる可能性があるから、注意はしてくれよ?」

おっさん万が一魔法が使えないとまずいから、周囲にはLEDライトを置きまくる。

さて・・・探索しますかね・・・・

だけど、それもリューク君の一言で吹き飛んだ・・・・

「いる・・・気配を感じる・・・・エリザヴェータ・・・・」

リュークが歩き出す。

「ああ!勝手に行くんじゃない!カトリーンとめて!」

「分かったのじゃ・・・・リューク殿、暫し待たれよ。」

「・・・・カトリーンさん・・・・僕は行かなければいけないんです・・・・」

「そうは言っても待つのじゃ!エリザヴェータと申したか?確実に助けたいのであれば、仲間と共に行くべきじゃ。」

「そうよ!こんな場所で勝手しないでよね!」
カトリーンとウェンディが止めに入る。

そして・・・

「俺も行くぞおお!」

「あほ皇帝!行く前に逝く事になるぞ?クィンシー、エルヴィーラ止めろ!」

「おとうさま・・・・気持ちはわかりますが・・・・」

「そうだぞ!ここはシラカワに任せられないのかい、父さん・・・・もう10年来の付き合いなんだろ?」

「・・・・くそっ!」

あ、皇帝がすねた・・・・

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