45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ

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白河 小次郎

帰還開始

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・・・・・・あれ?何やってたんだっけ?
そう言えば周りが騒がしいなあ・・・・

おっさんいつの間にか気を失ってたみたいなんだけど、何やら周りが騒がしい。
何だろうと思って目を開けると、そこにはメーネアが。
「旦那さま、始まりました。」
??何が始まったんだ?
「あ、あれ?寝ちゃってた?えっと、メーネア、何が始まったんだ?」
「異界変動ですよ。」
「何それ?」
「あ!もしかして・・・・説明してませんでした?」
「うん、初耳。」
「ごめんなさい、旦那さま。こちらに住んでいる人には常識なので、旦那さまが異世界の住民で、こちらの世界の知識、常識が必ずしも旦那さまが知っているとは限らないという事を失念しておりました。」
・・・・・さらっと重大な事実が今更ながら出てきちゃったよ。
「えー何でしょうその・・・・異界変動とは?」
「はい、恐らくは・・・旦那さまが元居た世界とこちらを繋ぐ天変地異の事です。」
「何それ怖い。おや?でもおっさんがこっちに来た時ってそんなん無かった気がするんだけど?」
「あ、はい。召喚が行われた時は・・・・この異界変動が起こってから半日余りがたっておりましたし、見た目の変化はほんの数時間で収まるので、旦那さまが召喚された時は、もう目に見える変化はなかった・・・・はずです。」
なんぞそれ?
「今更だけど、異世界の住民を召喚するって、インダルチャンス王国以外では行ってなかったんだよね?」
「たぶん・・・・」
「侯爵さま、それに関しては私が。」
「あ?ジスラン君、何か知ってるの?」
「はい、そもそも異世界への召喚は唯一インダルチャンス王国が所持していた秘術と聞き及んでおります。また土地柄の問題もあり、秘術があったとしても恐らく他の地域では成功しなかったと思われます。」
「ああ、それってここでも可能なんだよね?」
「左様です。むしろインダルチャンス王国よりもこの場所の方がふさわしいかと。しかし、ここにはもともとフェンリルがおりましたし、フェンリルを討伐できる力は何処の国にもありませんでしたので、おのずとあの国に・・・・元々インダルチャンス王国の首都、そして城があの場所に存在しているのも旦那さまがこの館をこの地に定めたのと同じような理由かと。」
「じゃあインダルチャンス王国は、召喚を行うためにわざわざあそこに城を作ったって言うの?」
「恐らくは。召喚者のスキルはそれほどに魅力があったのでしょう・・・・」
「で、結局あの召喚方法は分からずじまいだっけ?」
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