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インダルチャンス王国
一体ここは何処なんだ・・・・?
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どうやらこの道は街の門へ向かってるようで、先に進むには街の中に入る必要があるみたい。
それにしても立派な壁だなあ。
砦みたいじゃないか。砦って言ってもほとんど見た事ないけど、なんとなく?みたいな。
それに何やら門番が門の両脇にいて、出入りする人たちをチェックしてる。
普通の旅人を受け入れてくれるんかいな?
そして・・・・違和感の正体はこの門にたどり着いたときに分かったよ。
この門番、デカい!軽く2メートル超えてるよ、身長。
何やらどこかの寺の仁王像みたいな雰囲気だな。
おっさん近付くと、周りで出入りしてる人々がギョッとした目で見てくるんだよ。あれ?そんなに自転車が珍しい?
それとも・・・・服?
周りの人達は、洋服じゃなくゆったりとした和服みたいのを着てる。
浴衣とか甚平みたいなやつ。
だから浮いてるのかいな、おっさん。
で、門に並んでる列におっさんも並んだんだけど、明らかに周りの並んでいる人々はおっさんを避ける感じで。
あ、やべ、何か地雷踏んだか?
そう思ってるうちにおっさんが門番の前に到着したんだけど、案の定門番に止められたよ。
「おいお前、何奴だ怪しい奴め!」
・・・・いきなり不審者扱いですかそうですか?
「旅をしている者ですが、街を見かけたので少し買い物と休憩をしたいと思い立ち寄ろうと思ったのですが、街の中に入らせてもらえないでしょうか?」
事を荒げたくないから丁寧に。
「貴様何処から来た、何だその格好は怪しい奴め。それに何だその手にしている車輪の付いている物は?」
「えー普通にこの道の行き止まりから来たんだけど、何か問題が?」
「何!この道の向こうは・・・・・もう誰も住んでいない遺跡だ。そこから来たというのか?」
・・・・対応間違えた?
「ああ、あの廃墟、遺跡だったのですか?偶然迷い込んでしまったんで、そしてたまたまこの道を見つけたのでここまで道をたどってきたんですよ。」
「ありえん!そもそもあの遺跡には強力な結界がある上に、恐ろしい魔物が住処にしている。あんな所に立ち寄って無事にここに来れるはずがない。怪しい奴め!本当は何しに来た!」
・・・・いや、本当の事なんだけどなあ・・・・
「あ・・・・本当に偶然なんだけど・・・・たまたま罠に引っかかって遺跡?に飛ばされちゃってね。で、この・・魔物だっけ?を倒してから来たんだけど・・・・ちょっと待ってね。」
おっさん仕留めた魔物?を収納カバンから取り出して門番の前に出したよ。
驚く門番と周囲の人々。
「どうやって倒したんだ・・・・いや、ちょっと待て。おい、お前、急いで月女様を呼んで来い!」
何やら聞いた事のあるような名前みたいだけど・・・・・・よくある名前なのか?
「し、しかし月女様は今は身重のはずですが・・・・」
「月女様なら心配ない。早く!」
「はっ!」
何やら門番同士でやりとりがあって、月女という人を連れてくるみたいだ。
どうなるんだ?
暫く待つとそこに現れたのは・・・・
「だ・・・旦那さま!月女でございます。お久しゅうございます。」
・・・・何でここに月女が?ここって夜叉の街?
「おお!月女じゃないか!夜叉の国に戻ったんじゃないのか?何でここにいるんだ?」
「えっ?ここが夜叉の国ですよ?旦那さま。」
・・・・ミロスラーフ、一体何をしたいんだ?
それにしても立派な壁だなあ。
砦みたいじゃないか。砦って言ってもほとんど見た事ないけど、なんとなく?みたいな。
それに何やら門番が門の両脇にいて、出入りする人たちをチェックしてる。
普通の旅人を受け入れてくれるんかいな?
そして・・・・違和感の正体はこの門にたどり着いたときに分かったよ。
この門番、デカい!軽く2メートル超えてるよ、身長。
何やらどこかの寺の仁王像みたいな雰囲気だな。
おっさん近付くと、周りで出入りしてる人々がギョッとした目で見てくるんだよ。あれ?そんなに自転車が珍しい?
それとも・・・・服?
周りの人達は、洋服じゃなくゆったりとした和服みたいのを着てる。
浴衣とか甚平みたいなやつ。
だから浮いてるのかいな、おっさん。
で、門に並んでる列におっさんも並んだんだけど、明らかに周りの並んでいる人々はおっさんを避ける感じで。
あ、やべ、何か地雷踏んだか?
そう思ってるうちにおっさんが門番の前に到着したんだけど、案の定門番に止められたよ。
「おいお前、何奴だ怪しい奴め!」
・・・・いきなり不審者扱いですかそうですか?
「旅をしている者ですが、街を見かけたので少し買い物と休憩をしたいと思い立ち寄ろうと思ったのですが、街の中に入らせてもらえないでしょうか?」
事を荒げたくないから丁寧に。
「貴様何処から来た、何だその格好は怪しい奴め。それに何だその手にしている車輪の付いている物は?」
「えー普通にこの道の行き止まりから来たんだけど、何か問題が?」
「何!この道の向こうは・・・・・もう誰も住んでいない遺跡だ。そこから来たというのか?」
・・・・対応間違えた?
「ああ、あの廃墟、遺跡だったのですか?偶然迷い込んでしまったんで、そしてたまたまこの道を見つけたのでここまで道をたどってきたんですよ。」
「ありえん!そもそもあの遺跡には強力な結界がある上に、恐ろしい魔物が住処にしている。あんな所に立ち寄って無事にここに来れるはずがない。怪しい奴め!本当は何しに来た!」
・・・・いや、本当の事なんだけどなあ・・・・
「あ・・・・本当に偶然なんだけど・・・・たまたま罠に引っかかって遺跡?に飛ばされちゃってね。で、この・・魔物だっけ?を倒してから来たんだけど・・・・ちょっと待ってね。」
おっさん仕留めた魔物?を収納カバンから取り出して門番の前に出したよ。
驚く門番と周囲の人々。
「どうやって倒したんだ・・・・いや、ちょっと待て。おい、お前、急いで月女様を呼んで来い!」
何やら聞いた事のあるような名前みたいだけど・・・・・・よくある名前なのか?
「し、しかし月女様は今は身重のはずですが・・・・」
「月女様なら心配ない。早く!」
「はっ!」
何やら門番同士でやりとりがあって、月女という人を連れてくるみたいだ。
どうなるんだ?
暫く待つとそこに現れたのは・・・・
「だ・・・旦那さま!月女でございます。お久しゅうございます。」
・・・・何でここに月女が?ここって夜叉の街?
「おお!月女じゃないか!夜叉の国に戻ったんじゃないのか?何でここにいるんだ?」
「えっ?ここが夜叉の国ですよ?旦那さま。」
・・・・ミロスラーフ、一体何をしたいんだ?
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