326 / 1,195
インダルチャンス王国
カトリーンの出産
しおりを挟む
「流石は主じゃな!妾の出産に立ち会ってくれるのじゃな!」
「え!カトリーン、お腹がかなり大きいなあとは思ってたけど、もう臨月?」
「そうなのじゃ!もう子宮口がかなり開いてきておるのう。」
・・・・こんな所にきてはいけないやん!
「あ・・・ひょっとして陣痛も来てる?」
「少し前からあったりなかったりじゃな。流石は主じゃな。伊達に何人も孕ませてはおらぬようじゃな。」
・・・・どう反応したら?
そう思ってたらデカいドラゴンが口をきいたよ。
「カトリーン、さあ、早く戻るのです。」
このドラゴン、雌か・・・・そう思ってたら、目が合ったよ。
「其方がカトリーンの伴侶かのう?」
「あーそうだけど、あんたは誰?」
「これは申し遅れた様ですね。わたくしはカトリーンの母です。」
げ!そう言えばカトリーンからそういった事は聞いた事がなかったな。
「そ・・・・それは・・・・えー白河小次郎です。」
「まあ、色々お話もしたいのですけれど、娘を連れて行きたいのですが、よろしいか?」
「あ、どうぞ。」
「さあカトリーン、乗りなさい。そなたら、この方々を乗せてついてまいれ。」
そう言ってカトリーンがドラゴンの背に乗ると、さっさと行ってしまったよ。
「主よ―待ってお・・は・・・」
あ、途中で何言ってるのか聞こえなくなった・・・・。
む、ドラゴンが数匹近付いてくる。
「さあ、シラカワ殿、我らの背に乗って下され。」
「あ、ちょっと待ってて。この2人を送ってくるから。」
おっさんそう言って勇者たちの方に向かって話しかけたよ。
「まあ、という訳でここがドラゴンの里だよ。あれ?そういう名前か??あれ?まあカトリーンの里で間違いないんだけど。まあ君達には関係なさそうだし、君たちの連れと合流するかい?」
「出来ればお願いいたします。」
ヨーリス君がそう言ったよ。
「よっしゃ、じゃあゲート使うか。先に行くからついてきなさい。」
おっさん先にゲートで館に戻り、ジスラン君に説明して、現れた勇者たちをジスラン君に任せて一人でカトリーンの元に向かったよ。
・・・・
・・・
・・
・
おっさんドラゴンの背に乗せてもらい、カトリーンの所へ向かったんだけど、やたらデカい建物が・・・デカいというか広い?に降り立ち案内を受けて、カトリーンの所へ向かったよ。
「主よ・・・・来てくれて嬉しいのじゃ!」
既にカトリーンは分娩台?で股を広げて出産の準備をしていたよ。
もうそんなに子宮口開いてるの?
どうやらカトリーン、かなり苦しそうな感じで、さっきまではかなり無理してたんじゃなかろうか?
そう思ってふと見ると、カトリーンによく似た女性が・・・助産師か何かかな?
出産の準備をしてるのに気が付いてね・・・・
もしかしてさっきのドラゴン?
・・・・
・・・
・・
・
暫くして無事男の子を出産したカトリーン。
取り敢えず人の形で生まれてくれたから安心したよ。
ドラゴンの姿だったらどうしようかって思っちゃったからね。
「カトリーン頑張ったね。」
真っ青な顔をしてるけど、落ち着いた顔つきのカトリーン。
「主よ・・・妾は・・・・頑張ったのじゃ・・・・」
「うん・・・良かった・・・・」
何度見ても出産の立合いは感動するよ。そして力尽きたのか、カトリーンは寝てしまったよ。そして気が付いたら、カトリーンによく似た顔の女性が、産まれたばかりの赤ちゃんを抱いていて、おっさんに見せてくれたよ。
「さあシラカワ殿、息子を抱いてみますか?」
「ありがとう、うん、そうさせてもらうよ。」
いやー産まれたての赤ちゃんはやはり小さい。そしてうつらうつらしてたようだけど、カトリーンがいつの間にか起きてこっちを見ていてね。
上体を起こしてもよさそうだったので、おっさんそのままカトリーンに赤ちゃんを渡したよ。
いやー幸せそうな顔をしてたよ。
「流石、主と妾の子じゃな!よい顔つきをしておるのじゃあ。」
そしてカトリーンは赤ちゃんをこの女性に渡して、また寝たよ。
・・・・
・・・
・・
・
しばらくして、この女性がおっさんに話しかけてきてね。
「この姿では初めましてでしょうか、カトリーンの母です。」
・・・・顔が似てると思ったけど、この女性がお義母さんか・・・・若いな、顔つきが。どう見てもカトリーンの姉にしか見えん。
「えーカトリーンの姉ではなく、お母さん?」
「まあ嬉しい事を言ってくれる事。我らは人間とは違い寿命が長い。それ故老けにくいのですよ、シラカワ殿。」
・・・・どう見てもおばあちゃんって感じじゃないんだよ。
その後しばらくこの・・・お義母さんと話をした後、屋敷に戻る事にしたよ。勇者パーティの事も心配だからね。それに幾つか気になる事もあるし。
・・・・
・・・
・・
・
「申し訳ないですが、一度戻ります。」
「わかりました。娘は暫くは里で過ごす事になります。また来てあげてください。」
おっさん、既に設置してあるゲートで戻る事にして、ヨーリス君たちが使ったゲートは回収しておいたよ。
そして、おっさん、ゲートで館に戻ったよ。
「え!カトリーン、お腹がかなり大きいなあとは思ってたけど、もう臨月?」
「そうなのじゃ!もう子宮口がかなり開いてきておるのう。」
・・・・こんな所にきてはいけないやん!
「あ・・・ひょっとして陣痛も来てる?」
「少し前からあったりなかったりじゃな。流石は主じゃな。伊達に何人も孕ませてはおらぬようじゃな。」
・・・・どう反応したら?
そう思ってたらデカいドラゴンが口をきいたよ。
「カトリーン、さあ、早く戻るのです。」
このドラゴン、雌か・・・・そう思ってたら、目が合ったよ。
「其方がカトリーンの伴侶かのう?」
「あーそうだけど、あんたは誰?」
「これは申し遅れた様ですね。わたくしはカトリーンの母です。」
げ!そう言えばカトリーンからそういった事は聞いた事がなかったな。
「そ・・・・それは・・・・えー白河小次郎です。」
「まあ、色々お話もしたいのですけれど、娘を連れて行きたいのですが、よろしいか?」
「あ、どうぞ。」
「さあカトリーン、乗りなさい。そなたら、この方々を乗せてついてまいれ。」
そう言ってカトリーンがドラゴンの背に乗ると、さっさと行ってしまったよ。
「主よ―待ってお・・は・・・」
あ、途中で何言ってるのか聞こえなくなった・・・・。
む、ドラゴンが数匹近付いてくる。
「さあ、シラカワ殿、我らの背に乗って下され。」
「あ、ちょっと待ってて。この2人を送ってくるから。」
おっさんそう言って勇者たちの方に向かって話しかけたよ。
「まあ、という訳でここがドラゴンの里だよ。あれ?そういう名前か??あれ?まあカトリーンの里で間違いないんだけど。まあ君達には関係なさそうだし、君たちの連れと合流するかい?」
「出来ればお願いいたします。」
ヨーリス君がそう言ったよ。
「よっしゃ、じゃあゲート使うか。先に行くからついてきなさい。」
おっさん先にゲートで館に戻り、ジスラン君に説明して、現れた勇者たちをジスラン君に任せて一人でカトリーンの元に向かったよ。
・・・・
・・・
・・
・
おっさんドラゴンの背に乗せてもらい、カトリーンの所へ向かったんだけど、やたらデカい建物が・・・デカいというか広い?に降り立ち案内を受けて、カトリーンの所へ向かったよ。
「主よ・・・・来てくれて嬉しいのじゃ!」
既にカトリーンは分娩台?で股を広げて出産の準備をしていたよ。
もうそんなに子宮口開いてるの?
どうやらカトリーン、かなり苦しそうな感じで、さっきまではかなり無理してたんじゃなかろうか?
そう思ってふと見ると、カトリーンによく似た女性が・・・助産師か何かかな?
出産の準備をしてるのに気が付いてね・・・・
もしかしてさっきのドラゴン?
・・・・
・・・
・・
・
暫くして無事男の子を出産したカトリーン。
取り敢えず人の形で生まれてくれたから安心したよ。
ドラゴンの姿だったらどうしようかって思っちゃったからね。
「カトリーン頑張ったね。」
真っ青な顔をしてるけど、落ち着いた顔つきのカトリーン。
「主よ・・・妾は・・・・頑張ったのじゃ・・・・」
「うん・・・良かった・・・・」
何度見ても出産の立合いは感動するよ。そして力尽きたのか、カトリーンは寝てしまったよ。そして気が付いたら、カトリーンによく似た顔の女性が、産まれたばかりの赤ちゃんを抱いていて、おっさんに見せてくれたよ。
「さあシラカワ殿、息子を抱いてみますか?」
「ありがとう、うん、そうさせてもらうよ。」
いやー産まれたての赤ちゃんはやはり小さい。そしてうつらうつらしてたようだけど、カトリーンがいつの間にか起きてこっちを見ていてね。
上体を起こしてもよさそうだったので、おっさんそのままカトリーンに赤ちゃんを渡したよ。
いやー幸せそうな顔をしてたよ。
「流石、主と妾の子じゃな!よい顔つきをしておるのじゃあ。」
そしてカトリーンは赤ちゃんをこの女性に渡して、また寝たよ。
・・・・
・・・
・・
・
しばらくして、この女性がおっさんに話しかけてきてね。
「この姿では初めましてでしょうか、カトリーンの母です。」
・・・・顔が似てると思ったけど、この女性がお義母さんか・・・・若いな、顔つきが。どう見てもカトリーンの姉にしか見えん。
「えーカトリーンの姉ではなく、お母さん?」
「まあ嬉しい事を言ってくれる事。我らは人間とは違い寿命が長い。それ故老けにくいのですよ、シラカワ殿。」
・・・・どう見てもおばあちゃんって感じじゃないんだよ。
その後しばらくこの・・・お義母さんと話をした後、屋敷に戻る事にしたよ。勇者パーティの事も心配だからね。それに幾つか気になる事もあるし。
・・・・
・・・
・・
・
「申し訳ないですが、一度戻ります。」
「わかりました。娘は暫くは里で過ごす事になります。また来てあげてください。」
おっさん、既に設置してあるゲートで戻る事にして、ヨーリス君たちが使ったゲートは回収しておいたよ。
そして、おっさん、ゲートで館に戻ったよ。
74
お気に入りに追加
4,384
あなたにおすすめの小説
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
うちの冷蔵庫がダンジョンになった
空志戸レミ
ファンタジー
一二三大賞3:コミカライズ賞受賞
ある日の事、突然世界中にモンスターの跋扈するダンジョンが現れたことで人々は戦慄。
そんななかしがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつつもその魔性に惹かれ、このひとりしか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった…。

チートな嫁たちに囲まれて異世界で暮らしています
もぶぞう
ファンタジー
森でナギサを拾ってくれたのはダークエルフの女性だった。
使命が有る訳でも無い男が強い嫁を増やしながら異世界で暮らす話です(予定)。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!
アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。
->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました!
ーーーー
ヤンキーが勇者として召喚された。
社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。
巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。
そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。
ほのぼのライフを目指してます。
設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。
6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。

異世界転移ボーナス『EXPが1になる』で楽々レベルアップ!~フィールドダンジョン生成スキルで冒険もスローライフも謳歌しようと思います~
夢・風魔
ファンタジー
大学へと登校中に事故に巻き込まれて溺死したタクミは輪廻転生を司る神より「EXPが1になる」という、ハズレボーナスを貰って異世界に転移した。
が、このボーナス。実は「獲得経験値が1になる」のと同時に、「次のLVupに必要な経験値も1になる」という代物だった。
それを知ったタクミは激弱モンスターでレベルを上げ、あっさりダンジョンを突破。地上に出たが、そこは小さな小さな小島だった。
漂流していた美少女魔族のルーシェを救出し、彼女を連れてダンジョン攻略に乗り出す。そしてボスモンスターを倒して得たのは「フィールドダンジョン生成」スキルだった。
生成ダンジョンでスローライフ。既存ダンジョンで異世界冒険。
タクミが第二の人生を謳歌する、そんな物語。
*カクヨム先行公開
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる