45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ

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インダルチャンス王国

エリクサーの開発依頼?

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「まだまだ素人ですのでそれほどの出来ではございません。」
相変わらずの控えめだな。
「でも、大柄な女性からは好評なのよね、リュシエンヌさん?」
「そのようですね。私のデザインは、私自身がモデルですので、結果的に背の高いご婦人からの期待があるようです。」
「そうだね、背の高いご婦人はそれなりにいるだろうし、シラカワ商会の装飾の品揃えもメインは少々小柄な女性だしね。リュシエンヌのような少々背の高いご婦人はそれだけで商品を選びにくいからね。そこにリュシエンヌの作った服があれば、背の高さを気にしている御夫人も自信がつくだろうしね。」

この異世界で、色んな御婦人方に接したおっさんだけどね、小柄な女性はいいんだけど、男より背が高いご婦人はどうもそこを気にするみたいでね。そこをリュシエンヌが作ったデザインの服は、そういった御夫人から好評でね。

「流石はお姉さま。私は背が小さいですから考えたことも無かったのですけれど、確かにシラカワ商会のお客様の中には一定数のお姉さまぐらいの身長の方が見えますし。これはもっと勉強をしないといけませんわ。」

相変わらずロートレック公爵の娘は優秀だな。

そしてこの後はやはりというか、バララーエフ男爵も自領に店を出してほしいとお願いしてきて、それにさらに別の提案をしてきたんだよ。
「侯爵閣下、我がバララーエフ領はご存知の通り、ポーションに関しては何処にも負けない自信があるのですが、侯爵閣下のお力で新たなポーションを作製できないでしょうか?」
「あれ?そっちの領にはそう言った職人がいるんじゃないの?」
「無論おりますが、侯爵閣下の魔術の才能は別物です。その才能で新たな薬を作製できないものかと思った次第です。」
「あーおっさん薬師じゃないからなあ?そんなのできるかなあ?」
「聞けばエルフの秘薬を持っておられるとか。その秘薬を基にして何かできるのではないかと思った次第です。」
「えと具体的には?」
「ずばりエリクサーです。」
「エリクサーって、何?」
「どんな怪我もこれ一つで治せるという秘薬中の秘薬です。病気にも有効で、おそらくは聖女様の魔術と同程度の効果があると思われます。」
「作った事はないの?」
「あるにはあるのですが、非常に高価になってしまいまして、現在は皇帝陛下及びその身内に使う分しかありません。せめて劣化版のでもよいので、作製できないものかと思った次第です。」


そんなのできればいいけどなあ?
おっさんこの時は気が付かなかったんだけど、おっさんのスキルを纏めたら、薬師というスキルができるというって事に。
もっと本格的にスキル調べないといけないかなあ?
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