234 / 1,089
戦争
壁って使い勝手が良いねえ
しおりを挟む
よし今だ!
おっさんこの隙を逃さず剣を打ち落としてね。そして奪ったよ。
「し・・しまった・・・・私の剣が・・・・」
これでもう心配ないな・・・・
おっさん懲りずにまた壁で囲ってね。
今度は囲ってすぐに粉をぶっかけてね。
粉塵爆発・・・・硫酸攻撃・・・・と、怒涛の攻撃を仕掛けてね。
流石に大きなダメージを受けたのか、壁の中の動きがなくってね。
「おーい、生きてるか・・・・もう降参したらどうだ?」
・・・・反応がない・・・・
おっさん、確かめようと土の壁を撤去したら・・・・うう・・・・ひどい有様の女将軍が倒れてたよ。
回復をしてるけど・・・・追いつかないのか、いよいよ限界なのか、回復し切れてなくてね。
そして何か特殊な鎧を着ていたのか、鎧自体はもうボロボロで無残な感じだけど、中に着ている服は、まだましでね。
そして・・・この女将軍、完全に意識を失ってるな。まだ生きてるけど?
「おい・・・・返事できるか・・・・できないか・・・・おっさんの勝ちという事でいいよね?」
「・・・・」
「エルヴィーラ、ウェンディ。どう?」
2人が近付いてきてね。
女将軍の事を確かめてるけど。
「精神力が枯渇したようですわ。流石のナターリヤもここまで怪我を負ってしまえば回復は無理でしょうね。」
「シラカワさんの勝ちだね!凄い!信じられない!ていうかなんていう攻撃してるのよ?」
「だって君たちのアドバイスからまともに戦って勝てると思わなかったからさ。しかも魔術使うなとも言わなかったし、馬鹿正直に剣術で相手する必要もないだろう?」
暫くしたら、女将軍が気が付いてね。
「・・・・私は・・・・負けたのか?」
「負けを認めてくれるとありがたいけどねえ。」
「完敗だ・・・・できれば剣で打ち合ってほしかったけど、貴方は・・・・魔術師なのだろう?剣術だけでも私を打ち負かす事が出来たように思えるのだが?」
「あんたのスキルが脅威だったんだよ、その回復スキル。おっさんそんなにスタミナもないから、勝負が長引くと危ないんだよ。」
「そうか・・・・軍は撤退させよう・・・・ミロスラーフ、ご覧の通りのありさまだ。貴様が軍を率い、国境まで軍を下げろ。」
「・・・・役立たずめ!所詮は女だな。死ね!」
何だこいつ、女将軍の部下じゃないのかよ?いきなり切りかかってきたからおっさん思わずかばって剣で受け止めたよ。
「何をする、邪魔だてするな!」
「おいおい、この娘はおっさんの捕虜だぜ?そう簡単にさせるかよ!」
そう思ったんだけどね・・・・いつの間にか弓兵に囲まれていてね。
「全員死ね!」
とか言われて一斉に攻撃を受けたよ。
おっさん咄嗟に防護盾出してかばったけど、女性3人は次々と矢を受けてね。流石にS級だけあって致命傷は避けてたけど、この人数じゃあ防ぎきれなくってね。
おっさんこれはまずいと思い、土魔術で壁を作って防いだよ。
そしてすかさず回復魔術。
軽く回復したからみんなの刺さった矢を強引に抜いて、もう一度回復魔術。
これはいかんなあと思いながら様子を見るとすっかり囲まれてしまった様子。
ただ、思ったよりは人数は少なく、100人ぐらい。
おっさんポーションで精神力を回復させ、おっさん達の周りの弓兵の、更に向こう側に壁を作って囲ってね。ドーナツみたいになってるんだけど、そこに水魔術で水を満たしてね。
こうなったら四の五の言ってられないから、水攻めで弓兵を無力化したよ。流石に水の中で弓を放てるほど秀でた兵士はいなかったみたいで。
「ミロスラーフ、もう一度言う、撤退してくれ・・・・」
「仕方ありませんね・・・・貴女がこんな役立たずとは思いませんでした・・・・この事は報告しときますよ。また会う事があるかは知りませんが・・・・。」
何やら言い残して、去っていったよ。
女将軍を残して。
おっさんこの隙を逃さず剣を打ち落としてね。そして奪ったよ。
「し・・しまった・・・・私の剣が・・・・」
これでもう心配ないな・・・・
おっさん懲りずにまた壁で囲ってね。
今度は囲ってすぐに粉をぶっかけてね。
粉塵爆発・・・・硫酸攻撃・・・・と、怒涛の攻撃を仕掛けてね。
流石に大きなダメージを受けたのか、壁の中の動きがなくってね。
「おーい、生きてるか・・・・もう降参したらどうだ?」
・・・・反応がない・・・・
おっさん、確かめようと土の壁を撤去したら・・・・うう・・・・ひどい有様の女将軍が倒れてたよ。
回復をしてるけど・・・・追いつかないのか、いよいよ限界なのか、回復し切れてなくてね。
そして何か特殊な鎧を着ていたのか、鎧自体はもうボロボロで無残な感じだけど、中に着ている服は、まだましでね。
そして・・・この女将軍、完全に意識を失ってるな。まだ生きてるけど?
「おい・・・・返事できるか・・・・できないか・・・・おっさんの勝ちという事でいいよね?」
「・・・・」
「エルヴィーラ、ウェンディ。どう?」
2人が近付いてきてね。
女将軍の事を確かめてるけど。
「精神力が枯渇したようですわ。流石のナターリヤもここまで怪我を負ってしまえば回復は無理でしょうね。」
「シラカワさんの勝ちだね!凄い!信じられない!ていうかなんていう攻撃してるのよ?」
「だって君たちのアドバイスからまともに戦って勝てると思わなかったからさ。しかも魔術使うなとも言わなかったし、馬鹿正直に剣術で相手する必要もないだろう?」
暫くしたら、女将軍が気が付いてね。
「・・・・私は・・・・負けたのか?」
「負けを認めてくれるとありがたいけどねえ。」
「完敗だ・・・・できれば剣で打ち合ってほしかったけど、貴方は・・・・魔術師なのだろう?剣術だけでも私を打ち負かす事が出来たように思えるのだが?」
「あんたのスキルが脅威だったんだよ、その回復スキル。おっさんそんなにスタミナもないから、勝負が長引くと危ないんだよ。」
「そうか・・・・軍は撤退させよう・・・・ミロスラーフ、ご覧の通りのありさまだ。貴様が軍を率い、国境まで軍を下げろ。」
「・・・・役立たずめ!所詮は女だな。死ね!」
何だこいつ、女将軍の部下じゃないのかよ?いきなり切りかかってきたからおっさん思わずかばって剣で受け止めたよ。
「何をする、邪魔だてするな!」
「おいおい、この娘はおっさんの捕虜だぜ?そう簡単にさせるかよ!」
そう思ったんだけどね・・・・いつの間にか弓兵に囲まれていてね。
「全員死ね!」
とか言われて一斉に攻撃を受けたよ。
おっさん咄嗟に防護盾出してかばったけど、女性3人は次々と矢を受けてね。流石にS級だけあって致命傷は避けてたけど、この人数じゃあ防ぎきれなくってね。
おっさんこれはまずいと思い、土魔術で壁を作って防いだよ。
そしてすかさず回復魔術。
軽く回復したからみんなの刺さった矢を強引に抜いて、もう一度回復魔術。
これはいかんなあと思いながら様子を見るとすっかり囲まれてしまった様子。
ただ、思ったよりは人数は少なく、100人ぐらい。
おっさんポーションで精神力を回復させ、おっさん達の周りの弓兵の、更に向こう側に壁を作って囲ってね。ドーナツみたいになってるんだけど、そこに水魔術で水を満たしてね。
こうなったら四の五の言ってられないから、水攻めで弓兵を無力化したよ。流石に水の中で弓を放てるほど秀でた兵士はいなかったみたいで。
「ミロスラーフ、もう一度言う、撤退してくれ・・・・」
「仕方ありませんね・・・・貴女がこんな役立たずとは思いませんでした・・・・この事は報告しときますよ。また会う事があるかは知りませんが・・・・。」
何やら言い残して、去っていったよ。
女将軍を残して。
31
お気に入りに追加
3,975
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
死んだら男女比1:99の異世界に来ていた。SSスキル持ちの僕を冒険者や王女、騎士が奪い合おうとして困っているんですけど!?
わんた
ファンタジー
DVの父から母を守って死ぬと、異世界の住民であるイオディプスの体に乗り移って目覚めた。
ここは、男女比率が1対99に偏っている世界だ。
しかもスキルという特殊能力も存在し、イオディプスは最高ランクSSのスキルブースターをもっている。
他人が持っているスキルの効果を上昇させる効果があり、ブースト対象との仲が良ければ上昇率は高まるうえに、スキルが別物に進化することもある。
本来であれば上位貴族の夫(種馬)として過ごせるほどの能力を持っているのだが、当の本人は自らの価値に気づいていない。
贅沢な暮らしなんてどうでもよく、近くにいる女性を幸せにしたいと願っているのだ。
そんな隙だらけの男を、知り合った女性は見逃さない。
家で監禁しようとする危険な女性や子作りにしか興味のない女性などと、表面上は穏やかな生活をしつつ、一緒に冒険者として活躍する日々が始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる