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シラカワ領の館

レベルの話とか

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「こういったスキルが異世界の人の持つ能力なのね、きっと。そして・・5年に一度、異世界からの召喚が行えるらしく、旦那さまはその時に何かしようとしてるみたいでね。それと、どうも一応向こうに戻れる考えはあるみたいでね。でもね、代償が大きすぎて、もしかしたらその代償は回避できるかもしれないけど、回避できなかったら恐ろしい結果になるからって、これ以上向こうに戻る手段が今はないから止めてるのね。そして、旦那さまは自分は本来召喚を狙った人物の近くにたまたまいたから巻き込まれたって言ってたけど、本当はどうかと思うわ。もしそうだとしてもそのスキルは今は旦那さまが持ってるの。」
「じゃあ剣術とかは・・・・」
「ウェンディ、貴女剣術のレベルはいくつ?」
「12です・・・・もうこれ以上は上げられる気がしないけど。」
「12って凄いわね。普通に過ごしても10まで。限界を突破しても12まで・・・・勇者も12らしいわ・・・でもね、旦那さまは14なのよ。」
「14!それは・・・・到底勝てない・・・・」
「それでも、不意を突かれたらあっさり死んでしまうわ。だからね・・・・できる限り旦那さまを守ってほしいのよ。皇帝陛下やロートレック公爵みたいに味方は多いけど、敵も相当作ってるのよ。かつてそういった人達に何度も襲われたわ。店も焼かれてね。だからお願い、ウェンディ、私には戦う力がないから、守れないけれど、貴女にはあるわ。旦那さまをよろしくお願いします。」
「・・・・・努力する・・・・」
「ありがとう・・因みに、ウェンディは旦那さまをけだものとか言ってるようだけど、けだものなのは実は私たちなのよ。旦那さまからは私達を求めてこないのよ。その代わり、私達が旦那さまを襲うのよ。」
「えっ?ただのスケベ親父にしか見えなかった・・・・」
「じゃあ聞くけど、貴女求められた?」
「え・・・えーそういえば、色々スケベな行動はあったけど、よく考えたらシラカワさんがわざとそう言った行動をとった訳じゃない・・・・それに私を打ち負かしても、そう、勝負の時に約束したけど、求めてこなかった・・・・。」
「そう、放っておけば何時まで経っても求めてこないからね、旦那さまは。ウェンディ、貴女も旦那さまの妻になるなら、貴女がけだものになりなさい。そして、旦那さまにはもっと奥さんが必要なのよ。」
「考えとく・・・・」

・・・・
・・・
・・


何か聞こえてくるんだけどね・・・・いやー相当色眼鏡で見てるよね。そんなつもりはないよ?
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