211 / 1,174
シラカワ領の館
勝負あり!
しおりを挟む
「あなたの・・・・勝ちだわ・・・・辺境伯・・さ・・・ま・・・・あなたの・・ことは・・・・うわさで・・聞いてたわ・・・・知ってたら・・・・おそらくは・・・・ゴフッ」
あ、あかん、血を吐いた・・・・
痛すぎて魔術が・・・・先ずはポーション。おっさん自分にポーション使ってね。
みるみる傷が回復してね。
そして、この娘に飲まそうとしたけど・・・・駄目だ。血を口から吐いて、とてもじゃないが自力で飲めそうにない。
仕方ない・・・・口移しで飲ますか・・・・おっさん、口にポーション含んで、ウェンディの口の中に押し込んでね。一瞬ビクッとしてたけど、一口飲めたのかみるみる傷が回復してね。
お互い腹の傷が無くなったので、おっさん魔術で回復させたよ。
ウェンディ、よく見たらおなかの傷以外にも、全身の骨が砕けていてね。おっさんの魔術で何とか元通りになったけど。
そして、フラフラになりながら、ウェンディが立ち上がってね。
「あ・・・あんたが・・・・本当にここの領主様なの?もしかして私、とんでもない事してしまってた?」
「気にしないでいいよ。君みたいな女性、今までいなかったしね。改めて自己紹介をするよ。おっさんは白河小次郎。ここの責任者であり、領主だよ。今は辺境伯をやってる。」
「そ・・その・・・ごめんなさい!わ・・・私・・とんでもない事を!伯爵さまに怪我をさせてしまうなんて・・・・どうやって詫びをいれたらいいのか・・・・」
「・・・・それは気にしなくてもいいよ。名乗らなかったのはおっさんだし・・・・」
「でも、名乗らせなかったのは私よ!」
「まあいいじゃない、お互い無事なんだしさ。それより、そのヘルメットはいただけないねえ。そうやって顔を出してくれるほうが良いよ。こんな別嬪さんなんだからさ。」
「え・・えええ!私そんなに良い顔してるのかしら?そ・・その・・・・胸だって・・・・店長さんとかに比べたら・・貧相だし・・・・」
「おっさん胸で妻を迎えたりしないよ。それより、賭けは成立するんだよね?」
「賭けって・・・・えええ!そう言えば・・・・とんでもない賭けしちゃってた・・・!ど・・・どうしたら・・・・?」
「まあ、落ち着いて・・・。おっさん、賭けをしたとはいえ、無理に妻にはなってもらおうとは思ってないからさ。それより、ニーナの事も賭けにしちゃってたよね。」
「あ、そうでした!どうしましょう!」
「それも心配ないよ。実は・・・・向こうはおっさんの妻になりたがってたからね。これを契機に結ばれるって・・ほら、めっちゃ喜んでるよ。」
「ほ・・・本当だ・・・・どうして男の人と結ばれたがるんだろう?」
「ウェンディ、君は男と良い想い出はないのかい?」
「男なんてみんな下品でいやらしいけだものよ!」
「おっさんもけだものかい?」
「そ・・・それは・・・・わからないわ!」
「なあ、取り敢えず落ち着こう。君の事もっと知りたいし、ちょっと店で落ち着いてから色々話をしようか?」
「は・・・はい!そうして下さると助かります。」
あー久しぶりに痛かったよ・・・・
そして、この娘さん、流石にS級。強いよ!速いし!でも、何でおっさんの工房で下着の試作してるの?
そう思いながら何故かニーナがいつの間にやらおっさんの腕を取り、もう反対側はウェンディがしがみついて・・・・三人で店に向かったよ。
あ、あかん、血を吐いた・・・・
痛すぎて魔術が・・・・先ずはポーション。おっさん自分にポーション使ってね。
みるみる傷が回復してね。
そして、この娘に飲まそうとしたけど・・・・駄目だ。血を口から吐いて、とてもじゃないが自力で飲めそうにない。
仕方ない・・・・口移しで飲ますか・・・・おっさん、口にポーション含んで、ウェンディの口の中に押し込んでね。一瞬ビクッとしてたけど、一口飲めたのかみるみる傷が回復してね。
お互い腹の傷が無くなったので、おっさん魔術で回復させたよ。
ウェンディ、よく見たらおなかの傷以外にも、全身の骨が砕けていてね。おっさんの魔術で何とか元通りになったけど。
そして、フラフラになりながら、ウェンディが立ち上がってね。
「あ・・・あんたが・・・・本当にここの領主様なの?もしかして私、とんでもない事してしまってた?」
「気にしないでいいよ。君みたいな女性、今までいなかったしね。改めて自己紹介をするよ。おっさんは白河小次郎。ここの責任者であり、領主だよ。今は辺境伯をやってる。」
「そ・・その・・・ごめんなさい!わ・・・私・・とんでもない事を!伯爵さまに怪我をさせてしまうなんて・・・・どうやって詫びをいれたらいいのか・・・・」
「・・・・それは気にしなくてもいいよ。名乗らなかったのはおっさんだし・・・・」
「でも、名乗らせなかったのは私よ!」
「まあいいじゃない、お互い無事なんだしさ。それより、そのヘルメットはいただけないねえ。そうやって顔を出してくれるほうが良いよ。こんな別嬪さんなんだからさ。」
「え・・えええ!私そんなに良い顔してるのかしら?そ・・その・・・・胸だって・・・・店長さんとかに比べたら・・貧相だし・・・・」
「おっさん胸で妻を迎えたりしないよ。それより、賭けは成立するんだよね?」
「賭けって・・・・えええ!そう言えば・・・・とんでもない賭けしちゃってた・・・!ど・・・どうしたら・・・・?」
「まあ、落ち着いて・・・。おっさん、賭けをしたとはいえ、無理に妻にはなってもらおうとは思ってないからさ。それより、ニーナの事も賭けにしちゃってたよね。」
「あ、そうでした!どうしましょう!」
「それも心配ないよ。実は・・・・向こうはおっさんの妻になりたがってたからね。これを契機に結ばれるって・・ほら、めっちゃ喜んでるよ。」
「ほ・・・本当だ・・・・どうして男の人と結ばれたがるんだろう?」
「ウェンディ、君は男と良い想い出はないのかい?」
「男なんてみんな下品でいやらしいけだものよ!」
「おっさんもけだものかい?」
「そ・・・それは・・・・わからないわ!」
「なあ、取り敢えず落ち着こう。君の事もっと知りたいし、ちょっと店で落ち着いてから色々話をしようか?」
「は・・・はい!そうして下さると助かります。」
あー久しぶりに痛かったよ・・・・
そして、この娘さん、流石にS級。強いよ!速いし!でも、何でおっさんの工房で下着の試作してるの?
そう思いながら何故かニーナがいつの間にやらおっさんの腕を取り、もう反対側はウェンディがしがみついて・・・・三人で店に向かったよ。
85
お気に入りに追加
4,323
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
八百長試合を引き受けていたが、もう必要ないと言われたので圧勝させてもらいます
海夏世もみじ
ファンタジー
月一に開催されるリーヴェ王国最強決定大会。そこに毎回登場するアッシュという少年は、金をもらう代わりに対戦相手にわざと負けるという、いわゆる「八百長試合」をしていた。
だが次の大会が目前となったある日、もうお前は必要ないと言われてしまう。八百長が必要ないなら本気を出してもいい。
彼は手加減をやめ、“本当の力”を解放する。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる