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シラカワ領の館

え?マジで勝負するの?

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「・・・・普段はね。ただ、ここに買い求めに来て下さるお客様は、ほとんどの方がご婦人の方。そして、夜の生活に変化を求めている御婦人方が大半なのは間違いない事実ね。そうおっしゃらない御夫人も多いけれど、旦那さまにもう一度振り向いてもらいたい、もっと激しい夜をお求めになられるご婦人が、切り札として購入されているのよ!かくいう私も♪」
「!!何て事!けだものに洗脳されてしまってるのね!店長さん安心して!この私がこのけだものを見事に打倒し、開放して差し上げましょう!」
「なあ、おっさん今から君と勝負せなあかんのかい?これでも忙しい身なんだけど?」
「日中このような所を、恥ずかしげもなくうろうろする人が忙しいわけないじゃない!さあ、今から勝負よ!ついてきなさい!」
何故か手をつかまれて引かれていくおっさん。

「なあ、何の勝負だよ?」
「勿論、剣の勝負よ!男なら誰でも多少は剣ぐらい扱えるでしょ?さあ、うだうだ言ってないで来なさいよ!!そして、私が勝ったら店長さんを解放し、二度とここには来ないでもらいたいわね!」
「なあ・・・・その格好でおっさんと勝負するの?おっさんは目の保養になって嬉しいけど。」
「何を言ってるの・・・・ってキャーけだもの!もっと早く言いなさい!ちょっと待ってなさいよ。着替えるから。逃げないでよね!」
「逃げないから付いてくよ。一緒にいないとおっさん逃げるかもよ?」
「ぐっ!仕方ないわね、ついてきなさいよ!」
そう言って下着姿の美女はおっさんと部屋に入っていったよ。
そして、何やらごそごそとカバンの中身を出していて・・・・おお!お尻が!!素晴らしい!!
「ちょっと何見てるのよ!後ろ向いてなさいよね!」
「だが、断る!」
「この!スケベ!いいわ、もう今更だし・・・あんたも自前の剣ぐらいあるんでしょ!用意しなさいよ!防具も着なさいよ!」
あーこの娘さん元冒険者?その割には肌にひとつも傷がないっぽいんだけど。
で、目の前で軽装鎧に着替えてくよ。いや、マジでやる気なのね。しゃーないおっさんも着替えるか・・・・
そしてその場で着替えるおっさん。
「ギャーなに着替えてるのよ、やめなさいよ!」
「その割には見てるじゃないか!変態さんは君の方だった?」
「そ、それはアンタが何か不正をしないか見届けてるだけだから!」
そしておっさんも簡単な鎧・・・・まあ皮の鎧なんだけどね、動きを阻害しないやつ。一応見てくれは冒険者っぽく、その実何の意味もない鎧。あ、着替え中外の視線もすごい・・・・ニーナとか食い入るように見てたよ。

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