45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ

文字の大きさ
上 下
121 / 1,189
シラカワ辺境伯

シラカワ辺境伯の誕生

しおりを挟む
応急的な、必要最低限の事をした後、おっさん達は帝都プレジールのプレジール城へと戻ったよ。

おっさん達が早々と戻ったので皇帝も驚いてたな。

まさかこの短期間で今まで誰も討伐できなかったあの土地を、わずかな手勢で短期間で討伐しえたんだからね。だから皇帝は最初

「何だシラカワ、やっぱり無理だったか。残念残念。」

と討伐が失敗したの前提の声掛けだったよ。

だからおっさん、説明したよ。

「もうあの場所、大丈夫だから、あの土地もらっちゃうからね。いやーいい土地だよ。広いし平地ばかりだし、良い港になりそうな場所もあるし。」

「何!こんな短期間で討伐完了したってのか?出発してから一週間たってないぞ!」

なのでおっさん、カトリーンに頼んで、皇帝の側近を連れてったよ、空から。ゲート使うとわからないからね。

あ、もちろん帰りはゲート使ったんだけどね。



で、側近は

「陛下、事実でございました。もうすでにかの土地にはシラカワ辺境伯がいくつか建物を作っております。」

「マジか!こんなに簡単に討伐できるなら、ちょっと考えとけばよかったぜ!」

「陛下、残念ながらシラカワ辺境伯でないと無理だったでしょう。かの土地が機能すれば、辺境伯に任せても莫大な富が陛下の元に舞い込みます。」



そうなのだ。あの土地、交通の要所になること間違いなしだから、道を作って他の都市との往来が可能になれば、もう経済的な発展が相当見込めそう。

そうすれば、皇帝の所には黙っていても金が舞い込むし、おっさんのゲートが本格的に稼働すれば、もうそれは皇帝の所にさらなる金が舞い込む予定。

あ、ただこのゲート、人1人通すのが手いっぱいの大きさだからね、基本近距離の物品の運搬は今まで通りなんだよね。

まあ、おっさんの作った収納カバンが普及すればそんな苦労もなくなるんだけどね。

そうなったら、今まで運送で暮らしてた人々に、新たな職場を用意しないとね。



おっさんはこの時は軽く考えてたけど、後におっさんの収納カバンが多く広まったため、早急に対策を取る必要が出てきたんだよね。

でも、それはもっと先の話だったので、この時はおっさんそんなに深くは考えなかったけど。





さ、おっさん暫く忙しくなるよ。

先ずは道と港の整備かな。

あとは屋敷の建築。

屋敷はちゃんとした職人に任そう。一年近くかかるのかな?あの規模だと。

まあとりあえず住める場所は確保してるしね。



それとおっさん的に重要なのが、ずっと住むなら発電設備の充実なんだよね。

幸い、風もよく吹く場所があるし、海も近い所為か河川もあってね。水力発電も困らないな。

また風車建てまくって、水力発電のシステム構築しよう。

水力発電面倒だったんだけどね。あれが一番安定した電力あるから。



そしておっさん、自宅に顔を出した時、メーネアちゃんと香苗ちゃんから驚くべき報告を受けたよ。



”授かりました”

ってね。おっさん嬉しかったよ。

ここまで無我夢中だったしね。

日本に帰る手段も見つからないし。

なので、おっさん、素直に2人に祝福したよ。

この日は3人でお祝いをして、翌日に他の妻、妻候補?集めて報告もしちゃったよ。



あ、そうそう、おっさんがあの土地のモンスターの討伐を終わったのを皇帝が確認させた後、正式におっさんの土地、シラカワ領となったよ。で、この時正式におっさん、シラカワ辺境伯になったんだよね。
しおりを挟む
感想 63

あなたにおすすめの小説

神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。

猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。 そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。 あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは? そこで彼は思った――もっと欲しい! 欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。 神様とゲームをすることになった悠斗はその結果―― ※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは

竹井ゴールド
ライト文芸
 日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。  その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。  青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。  その後がよろしくない。  青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。  妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。  長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。  次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。  三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。  四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。  この5人とも青夜は家族となり、  ・・・何これ? 少し想定外なんだけど。  【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】 【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】 【2023/6/5、お気に入り数2130突破】 【アルファポリスのみの投稿です】 【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】 【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】 【未完】

勇者PTを追放されたので獣娘たちに乗り換えて楽しく生きる

まったりー
ファンタジー
勇者を支援する為に召喚され、5年の間ユニークスキル【カードダス】で支援して来た主人公は、突然の冤罪を受け勇者PTを追放されてしまいました。 そんな主人公は、ギルドで出会った獣人のPTと仲良くなり、彼女たちの為にスキルを使う事を決め、獣人たちが暮らしやすい場所を作る為に奮闘する物語です。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

チートな嫁たちに囲まれて異世界で暮らしています

もぶぞう
ファンタジー
森でナギサを拾ってくれたのはダークエルフの女性だった。 使命が有る訳でも無い男が強い嫁を増やしながら異世界で暮らす話です(予定)。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います

しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

処理中です...