113 / 1,194
シラカワ辺境伯
シラカワと言う土地
しおりを挟む
皇帝との謁見を済ませ、ロニーさんは別行動になったんだよね。
きっと現地妻の所に行くんだな。
お盛んな事で。
そういえば、おっさん、皇帝に新たな剣を献上しといたんだよね。
前のよりもすごい奴だから、えらい喜んでたよ。
まあ、あんなんで機嫌がよくなるんだから、安いもんだけどね。
さて、突っ込みどころの多い謁見だったけど、まずは何だあのシラカワ辺境伯って。
シラカワって土地があるのか?あったとして、何でおっさんの名字なの?
ひょっとして何もなかった土地にとりあえず名前つけちゃった?
もしそういうのなら、村すらないんじゃない?
未開の土地、本当の辺境。モンスターの跋扈する土地。
何をするにも先ずはモンスターを討伐しないといけないとか、そんなのおっさん嫌だよ。
道すらなかったら勘弁願いたいな。
あと、突っ込みどころと言えば、アメリータだ!
いつフラグがたった?
殆ど接触すらしてなかったし、おっさんラブになる要素はなかったはずだ!
しかもしかも、まだ15だろ!
若いって素晴らしよね!っていう奴いるけど、おっさんは違うよ?大人な女性が大好物なんだから!
え?たまにはつまみ食いも必要だって?いやいや、そこは否定しとくよ。
後はあの皇女さまだな!控除しときたい・・・・
ごめん、めっちゃ外したね。全力で謝るよ。
エルヴィーラ、結局押し付けられたな。
顔もスタイルもいいし、大人しければ凄くいい女なんだけどな!
ヒートアップすると危ない性格になるし、普段も微妙に会話が成立しないというか、都合の良い方向に強引にもってっちゃうし。
前途多難だ・・・・
さて、先ずは情報収集だな。皇帝はエルヴィーラに聞いてくれって事だったからね、聞いておくか・・・・
「なあ、エルヴィーラ、それとも皇女さまと呼んだ方が?」
「まああなた、そんな他人行儀に皇女さまって、もう降嫁したのですからエルヴィーラと呼んでほしいですわ。」
あ、もう降嫁しちゃってるんだ。この国と言うか、世界?は結婚式とかしないんだろうか?届け出とかした事も無いし、どうなってるんだろう?
「なあ、これから新たな領地に行くんだろう?どんな所なんだ?」
「そうですわね、シラカワと言う土地は、お父様がお付けになったのですわ、ごく最近。」
「・・・・」
「?どうしました??」
「あのさ、エルヴィーラ、めっちゃ嫌な予感しかしないんだけど?」
「大丈夫ですわ、あなた。私もおりますし、あなたの周りにはお強い方がたくさんおりますもの。それに今回は勇者様も同行されますし、呼び出せばクィンシーもきっと来てくれますわ。」
・・・・おいおい、モンスター討伐が前提とか、勘弁願いたいんだけど。
「あらら?ひょっとしてとんでもない数のモンスターを討伐するとか思ってないですか、あなた?」
「違うの?」
「ええ、ほんの数匹討伐すれば大丈夫なのですわ!」
逆に聞きたい、ほんの数匹って何?
「色々突っ込みどころがあるんだけど?」
「まあ、早速私を突っ込んでくださるのですか?愛されておりますわ!嬉しい!」
・・・・何を突っ込むんですか?昼間っから?多分違うからね!
「なあ、数匹って何を討伐させるんだよ?」
「ドラゴンをいとも簡単に討伐できる私達ですから、何も心配はいりませんわ。」
「ちょ!ドラゴンよりすごいとか勘弁してほしいんだけど。」
「フェンリルと 饕餮、後はケルベロスぐらいですわ、あら、たった3匹ではないですか!」
え?フェンリルって伝説の獣なんじゃね?十六夜の使役してたガルムと同等らしいけど、たぶんフェンリルの方が強いんだろうな・・・・それに饕餮?あれって場合によってはフェンリル以上の厄介者なんじゃね?
フェンリルは・・・・上手くいけばテイムで何とかできそうだけど、饕餮は無理だろうなあ?あとケルベロス?強さはフェンリルほどじゃないけど、そこにいるってのが大問題だよね?
よからぬ場所の出入り口が近くにあるんじゃないの?ケルベロスって何かの番犬だったよね?忘れちゃったけど。しかもこの世界ではどうなってるのか、3匹ともわからないし。
行くとしても準備が必要だな。
「それで、エルヴィーラ、シラカワって土地の場所って遠いの?」
「あら、意外とここからは近いのですよ?商業都市アフェールとはちょうど反対方向になりますけれど、ここからは隣の都市、農業都市クルーンの向こう側ですわ。」
「何で帝都から近い場所がそんな危ない土地なんだよ!」
「立地は申し分ないのですけれど、モンスターが縄張りを主張している所為で、今まで開発が出来ていないだけで、よい土地なのですよ?」
・・・・これあかん土地やろ。
こうしておっさん、自分の領地として割り振られた土地を収める前に、土地の主を何とかしないといけなくなったんだよ。いや、もうモンスター討伐とかマジ勘弁なんですけど?
きっと現地妻の所に行くんだな。
お盛んな事で。
そういえば、おっさん、皇帝に新たな剣を献上しといたんだよね。
前のよりもすごい奴だから、えらい喜んでたよ。
まあ、あんなんで機嫌がよくなるんだから、安いもんだけどね。
さて、突っ込みどころの多い謁見だったけど、まずは何だあのシラカワ辺境伯って。
シラカワって土地があるのか?あったとして、何でおっさんの名字なの?
ひょっとして何もなかった土地にとりあえず名前つけちゃった?
もしそういうのなら、村すらないんじゃない?
未開の土地、本当の辺境。モンスターの跋扈する土地。
何をするにも先ずはモンスターを討伐しないといけないとか、そんなのおっさん嫌だよ。
道すらなかったら勘弁願いたいな。
あと、突っ込みどころと言えば、アメリータだ!
いつフラグがたった?
殆ど接触すらしてなかったし、おっさんラブになる要素はなかったはずだ!
しかもしかも、まだ15だろ!
若いって素晴らしよね!っていう奴いるけど、おっさんは違うよ?大人な女性が大好物なんだから!
え?たまにはつまみ食いも必要だって?いやいや、そこは否定しとくよ。
後はあの皇女さまだな!控除しときたい・・・・
ごめん、めっちゃ外したね。全力で謝るよ。
エルヴィーラ、結局押し付けられたな。
顔もスタイルもいいし、大人しければ凄くいい女なんだけどな!
ヒートアップすると危ない性格になるし、普段も微妙に会話が成立しないというか、都合の良い方向に強引にもってっちゃうし。
前途多難だ・・・・
さて、先ずは情報収集だな。皇帝はエルヴィーラに聞いてくれって事だったからね、聞いておくか・・・・
「なあ、エルヴィーラ、それとも皇女さまと呼んだ方が?」
「まああなた、そんな他人行儀に皇女さまって、もう降嫁したのですからエルヴィーラと呼んでほしいですわ。」
あ、もう降嫁しちゃってるんだ。この国と言うか、世界?は結婚式とかしないんだろうか?届け出とかした事も無いし、どうなってるんだろう?
「なあ、これから新たな領地に行くんだろう?どんな所なんだ?」
「そうですわね、シラカワと言う土地は、お父様がお付けになったのですわ、ごく最近。」
「・・・・」
「?どうしました??」
「あのさ、エルヴィーラ、めっちゃ嫌な予感しかしないんだけど?」
「大丈夫ですわ、あなた。私もおりますし、あなたの周りにはお強い方がたくさんおりますもの。それに今回は勇者様も同行されますし、呼び出せばクィンシーもきっと来てくれますわ。」
・・・・おいおい、モンスター討伐が前提とか、勘弁願いたいんだけど。
「あらら?ひょっとしてとんでもない数のモンスターを討伐するとか思ってないですか、あなた?」
「違うの?」
「ええ、ほんの数匹討伐すれば大丈夫なのですわ!」
逆に聞きたい、ほんの数匹って何?
「色々突っ込みどころがあるんだけど?」
「まあ、早速私を突っ込んでくださるのですか?愛されておりますわ!嬉しい!」
・・・・何を突っ込むんですか?昼間っから?多分違うからね!
「なあ、数匹って何を討伐させるんだよ?」
「ドラゴンをいとも簡単に討伐できる私達ですから、何も心配はいりませんわ。」
「ちょ!ドラゴンよりすごいとか勘弁してほしいんだけど。」
「フェンリルと 饕餮、後はケルベロスぐらいですわ、あら、たった3匹ではないですか!」
え?フェンリルって伝説の獣なんじゃね?十六夜の使役してたガルムと同等らしいけど、たぶんフェンリルの方が強いんだろうな・・・・それに饕餮?あれって場合によってはフェンリル以上の厄介者なんじゃね?
フェンリルは・・・・上手くいけばテイムで何とかできそうだけど、饕餮は無理だろうなあ?あとケルベロス?強さはフェンリルほどじゃないけど、そこにいるってのが大問題だよね?
よからぬ場所の出入り口が近くにあるんじゃないの?ケルベロスって何かの番犬だったよね?忘れちゃったけど。しかもこの世界ではどうなってるのか、3匹ともわからないし。
行くとしても準備が必要だな。
「それで、エルヴィーラ、シラカワって土地の場所って遠いの?」
「あら、意外とここからは近いのですよ?商業都市アフェールとはちょうど反対方向になりますけれど、ここからは隣の都市、農業都市クルーンの向こう側ですわ。」
「何で帝都から近い場所がそんな危ない土地なんだよ!」
「立地は申し分ないのですけれど、モンスターが縄張りを主張している所為で、今まで開発が出来ていないだけで、よい土地なのですよ?」
・・・・これあかん土地やろ。
こうしておっさん、自分の領地として割り振られた土地を収める前に、土地の主を何とかしないといけなくなったんだよ。いや、もうモンスター討伐とかマジ勘弁なんですけど?
160
お気に入りに追加
4,379
あなたにおすすめの小説

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!
アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。
->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました!
ーーーー
ヤンキーが勇者として召喚された。
社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。
巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。
そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。
ほのぼのライフを目指してます。
設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。
6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!

やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

チートな嫁たちに囲まれて異世界で暮らしています
もぶぞう
ファンタジー
森でナギサを拾ってくれたのはダークエルフの女性だった。
使命が有る訳でも無い男が強い嫁を増やしながら異世界で暮らす話です(予定)。

スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる