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スキルの検討
”死んだ”勇者と”現在”の勇者
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「伯爵さまは薄々お気づきかと思うのですが、この子は現在”勇者”です。」
「えっ!確か勇者って娼館で襲われて死んだんじゃなかったっけ?あ!思い出した。あなたの名前をどこかで聞いたと思ったら、あの襲撃のあと、アルフォンシーナ様がおっしゃっていたって噂がかなりあったのを思い出したよ。」
「よくご存じですのね。確かに、勇者は娼館で死にました。指示を出したのは私です。」
「普通、勇者ってのは死なないのでは?」
「女神の加護がありますので、殺しても絶対に生き返ります。ですが、一時的に勇者ではなくなってしまっていて、それに気が付かなければ、襲ってきた相手が自分より強ければ死にます。」
・・・・やべえ、何かに巻き込まれてるよ、おっさん。ただ単に精神を病んだ2人を診てもらうつもりだったのに。
「あんなのは死んで当然よ!」
何か美少女が言ってるな。
「はしたないですわよ、アメリータ。」
「で、でも、母さま、あんなの父親じゃないよ!母さまを無理やり襲って、平気な顔してるなんて。死んで当然よ。」
・・・・あかん、めっちゃ重い話や。おそらく、アメリータってのは父親が死んだ勇者なんだろうな。で、アルフォンシーナは勇者に無理やり身籠らされ、未婚のまま娘を産み育てたってやつか・・・はあー何処にでもいるんだな、糞野郎ってのは。
「その話はよしましょう。勇者は自分が女神の加護が一時的になくなっているのに気が付かないまま死にました。そして、今は”この子”が”勇者”なのです。」
あーやっぱりそうか、勇者かーいるんだなーそんなの本当に。しかもおっさん関わっちまったよ。変な意味で。
「なあ、そんなのを話してどうするつもり?」
「どうするつもりはありませんが、知ってほしかっただけかもしれませんわ。もう私には耐えられませんもの。」
あー何か涙してるよ。
たぶん、周りはみんな若い少年少女。一人大人な自分がどうにかしないといけないって思っちゃったんだろうな。
「えーおっさん、そんな甲斐性ないよ?」
「何?そのカイショウって?母さまにいやらしい事したら許さないわよ!」
いや、しないよ?多分。でも、何か流れでしそうだよね、これきっと・・・・
「そして、この子は”転生者”です。」
「アルフォンシーナさま!それは・・・・」
「お黙りなさいライナス、それとも 筒木 洋志というべきかしら?」
「やっぱり転生者か。どうにも色々おかしいとは思ったんだよな。コーヒーとか、こっちの人間は知らないんだよな。それを知ってるから怪しいとは思ってたんだよな。」
「お見通しですか・・・・。」
「でも、そっちのは勇者じゃないんだろ、しかし強かったぞ。」
「はい。この子は神に選ばれし少年ですわ。」
おい、筒木 洋志君。ライナス君だっけ?何だよ神に選ばれし少年って。あ、まさかあの教会に落ちてきた珠か?
「なあ、もしかして教会に落ちてきた珠か?あるなら見せてくないか?」
「これですが・・・・」
そこにはおっさんが見た事のあるのとそっくりな珠があった。
「あのさ、それおっさんも持ってるんだよね?」
「「「「えっ!」」」」
おっさん、カバンから取り出して見せたんだよね。
そうしたら驚いてたよ。
「これを何処で?」
「えっ!確か勇者って娼館で襲われて死んだんじゃなかったっけ?あ!思い出した。あなたの名前をどこかで聞いたと思ったら、あの襲撃のあと、アルフォンシーナ様がおっしゃっていたって噂がかなりあったのを思い出したよ。」
「よくご存じですのね。確かに、勇者は娼館で死にました。指示を出したのは私です。」
「普通、勇者ってのは死なないのでは?」
「女神の加護がありますので、殺しても絶対に生き返ります。ですが、一時的に勇者ではなくなってしまっていて、それに気が付かなければ、襲ってきた相手が自分より強ければ死にます。」
・・・・やべえ、何かに巻き込まれてるよ、おっさん。ただ単に精神を病んだ2人を診てもらうつもりだったのに。
「あんなのは死んで当然よ!」
何か美少女が言ってるな。
「はしたないですわよ、アメリータ。」
「で、でも、母さま、あんなの父親じゃないよ!母さまを無理やり襲って、平気な顔してるなんて。死んで当然よ。」
・・・・あかん、めっちゃ重い話や。おそらく、アメリータってのは父親が死んだ勇者なんだろうな。で、アルフォンシーナは勇者に無理やり身籠らされ、未婚のまま娘を産み育てたってやつか・・・はあー何処にでもいるんだな、糞野郎ってのは。
「その話はよしましょう。勇者は自分が女神の加護が一時的になくなっているのに気が付かないまま死にました。そして、今は”この子”が”勇者”なのです。」
あーやっぱりそうか、勇者かーいるんだなーそんなの本当に。しかもおっさん関わっちまったよ。変な意味で。
「なあ、そんなのを話してどうするつもり?」
「どうするつもりはありませんが、知ってほしかっただけかもしれませんわ。もう私には耐えられませんもの。」
あー何か涙してるよ。
たぶん、周りはみんな若い少年少女。一人大人な自分がどうにかしないといけないって思っちゃったんだろうな。
「えーおっさん、そんな甲斐性ないよ?」
「何?そのカイショウって?母さまにいやらしい事したら許さないわよ!」
いや、しないよ?多分。でも、何か流れでしそうだよね、これきっと・・・・
「そして、この子は”転生者”です。」
「アルフォンシーナさま!それは・・・・」
「お黙りなさいライナス、それとも 筒木 洋志というべきかしら?」
「やっぱり転生者か。どうにも色々おかしいとは思ったんだよな。コーヒーとか、こっちの人間は知らないんだよな。それを知ってるから怪しいとは思ってたんだよな。」
「お見通しですか・・・・。」
「でも、そっちのは勇者じゃないんだろ、しかし強かったぞ。」
「はい。この子は神に選ばれし少年ですわ。」
おい、筒木 洋志君。ライナス君だっけ?何だよ神に選ばれし少年って。あ、まさかあの教会に落ちてきた珠か?
「なあ、もしかして教会に落ちてきた珠か?あるなら見せてくないか?」
「これですが・・・・」
そこにはおっさんが見た事のあるのとそっくりな珠があった。
「あのさ、それおっさんも持ってるんだよね?」
「「「「えっ!」」」」
おっさん、カバンから取り出して見せたんだよね。
そうしたら驚いてたよ。
「これを何処で?」
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