45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ

文字の大きさ
上 下
89 / 1,190
スキルの検討

G、再び

しおりを挟む
おっさん一行、まずは城に出発したんさ。

そして、見えてきました!前回、ほとんど見てなかったし、出てくる方向しか見てなかったんだけどね、跳ね上げ式の橋がかかってたよ。周りは堀?かな。

そして、いい具合にGさんがいて、まるで

”よう、久しぶりだな”また暴れるんですかい?”

って聞いてきてるような錯覚に陥ったよ。

まあ、そうなんだけどな。



というわけで、行ってらっしゃいまし、黒の軍団!

そしておっさん達が通り過ぎたあと、奴らはきた。

G’s”やあ!”

カサ

カサカサ

カサカサカサ

カサカサカサカサ

カサカサカサカサカサ



・・・・

・・・

・・





どれだけいるんだよ!

そして、黒い弾丸が、橋を渡る。

Gさんが門番に挨拶しているぞ?”やあ”

「ギャ~~」

「ぶほらげg56gdlp@あsdじそdすcgh」

あーあ、白目むいて泡ふいっちゃったよ。

よし、今のうち!

十六夜とファートとサージュとおっさんが突入する。潜入成功!

おうおう、中に入ったら、もう阿鼻叫喚!

城の人間が逃げるコケるパニクる!

「ご主人さま、話には聞いていましたが、Gの破壊力凄まじいですね。私もこの場に居合わせていたらどうなっていたか・・・・」

「きもい・・・・」

「ダーリン!えげつない事するわねえ。だけど、それがいいんだけどね!フフフ」

そう、1匹いたら30匹はいると思え!のGさん。それが目の前に真っ黒な濁流となって押し寄せてくるんだから、もう大変。

おっさん達は誰にも邪魔されずにどんどん奥に進めたのさ。

そして、あのトイレの前に・・・・

おっさん、思わず立ち止まって、トイレの前でお辞儀をしてしまったよ。

「何故トイレに礼を?」

「まあいいじゃないの、十六夜。ここがおっさんのターニングポイントになった場所だからさ!」

何故かGさんがグッジョブ!と言っているような気がした。

いかん、幻聴か?おっさんも年だなあ・・・・。



そして・・・・確かおっさん達が召喚された場所?に来てみれば、そこもパニックに陥っていたよ!

「くそったれ!またかよ!」

「来るな、来るなー!」

神よ!これハ試練なのですか?そうなのでスね?我々のシてきたことに対スる試練なのデすね!」

「あはは、あははは、ははははははは・・・・」







・・・・

もし、善良な罪のない人がいたら済まぬ!

こんな中、おっさん達を見つけた奴らがいた。

「あ、お前!お前か!なぜここにいる!ぎゃああああ・・・・・」

「あ、あいつを殺せ!」



おうおう、Gさんをものともせず、騎士団がおっさん達を囲ってきたよ。

そして、おっさん、ポケットに忍ばせていた緊急用のホイッスル(おっさん普段からキーホルダーにつけて持ち歩いてるのよ。)を口に銜え、思いっきり”ピーーーーーーーーー”

と鳴らしたよ。

そうして暫くして、外の壁が突然吹き飛び、カトリーンがドラゴンの姿で突入してきたのさ!

おおう!こうして見ると迫力ある!

おっさんと十六夜は、この隙に気配遮断のスキルを使い、敵の目線から外れる事に。

「あいつです!」

十六夜がそう言うと、あっという間にあいつと呼んだ奴の前に行き、とっつかまえていた。

「月女はどこです!」

あれ?見た事あるな?たしか宰相とか言ってたっけ、偉そうなやつ。そしてデブ。



「十六夜!なぜここにおる!あの異世界人とセアリアス帝国におるのではなかったのか!」

「昨日までは確かにいた。それより月女は何処だ?」

「言う訳がなかろう!」

あほだな、このデブ。

「おい、言わなかったらそのお口にGさんがいっぱい入っちゃうぞ!」

「げ!それは嫌だ!なんなんだ貴様は!」

「忘れちゃったの?あんたらが数か月前召喚した異世界人だよ?」

「お、お前か!スキル泥棒は!返せ!」

「おいおい、人のスキル奪っておいてそれはないぜ!って、まずはデブ、お前のスキルをいただいておくぜ!十六夜、!」

「任せて!」

そう言って十六夜はデブを抑え込んだ。この隙におっさんはカバンから強奪の腕輪を取り出し、デブに装着。えっと確か・・・・



「ヨクダ タイブンゼ ルキスノ タンア」

「や、やめろーー!」

「もう遅いぜ!頂きました。」

「くそったれ!」

「じゃあ、今度はG食べてくそするか?」

「そ、それだけは…止めてくれ・・・・」

「じゃあ月女の居所を言え、早う言え、今すぐ言え!言えば助けてやる!」

「ほ、本当だな?・・・・覚えてるか、お前たちを召喚した後、連れて行った部屋。あのさらに奥にいる。」

「そうか、もし嘘だったら・・・・わかるよな?」

「う、嘘は言わん!だから、Gだけはやめてくれ・・・・」

仕方ないので頭を殴って気絶させたよ。



十六夜に目配せをして、この場を移動。



そうそう、ファートとサージュはこの間に国王とその后を捕獲してもらってるんだよね。

横目で見ると、もう捕獲し終わったようで、簀巻きにしっちゃってたよ。

あらあら、Gさんがその倒れた顔あたりに群がってるよ。合掌・・・・



そしておっさんと十六夜は、デブが言っていた部屋に到着。

首輪と鎖で拘束された裸の美女たちだった・・・・

「み、見ないで!」ドゴッ

いたい・・・・裸なんて見慣れてるよ・・・・だから畳んだ扇子で叩くのやめて・・・地味に痛いんだよ、その扇子。

しおりを挟む
感想 63

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは

竹井ゴールド
ライト文芸
 日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。  その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。  青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。  その後がよろしくない。  青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。  妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。  長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。  次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。  三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。  四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。  この5人とも青夜は家族となり、  ・・・何これ? 少し想定外なんだけど。  【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】 【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】 【2023/6/5、お気に入り数2130突破】 【アルファポリスのみの投稿です】 【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】 【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】 【未完】

神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。

猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。 そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。 あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは? そこで彼は思った――もっと欲しい! 欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。 神様とゲームをすることになった悠斗はその結果―― ※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

八百長試合を引き受けていたが、もう必要ないと言われたので圧勝させてもらいます

海夏世もみじ
ファンタジー
 月一に開催されるリーヴェ王国最強決定大会。そこに毎回登場するアッシュという少年は、金をもらう代わりに対戦相手にわざと負けるという、いわゆる「八百長試合」をしていた。  だが次の大会が目前となったある日、もうお前は必要ないと言われてしまう。八百長が必要ないなら本気を出してもいい。  彼は手加減をやめ、“本当の力”を解放する。

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

処理中です...