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スキルの検討
杉浦 香苗
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私の名前は杉浦香苗。25歳。
私はとある企業に勤める普通の何処にでもいる女の子。
もう25なんだから自分を女の子っていうのもおかしな話かな?
今日も通勤で電車に乗り込み、1時間ほど乗って、さらに乗り換え、職場へ向かう。
何時もの何も変わらない日常のはずが・・・・
私がいつも乗る電車、同じ所にいつも立っているけど、目の前に座るおじさんはいつも同じ人だ。
この電車の始発がどこかは知らないけど、きっとこのおじさんはこの電車の始発に乗ってるんだろうな?いつも必ず端っこに座れているし。
通路の反対側は、やはり同じ人が座っている事も多いけど、日によって違うので、この人達は何をしているのだろうとか時々考えてしまいます。
変わらない日常。毎日同じ揺れ。
そう、この日もそう思っていたのだけど、油断したのか、気が付いたら目の前のおじさんに抱きつく形で倒れてしまっていた。
あれ?確かに電車につかまっていたはず・・・でも、確かに目の前のおじさんを押し倒してしまっている。
あ、ああおじさんごめんなさいと心の中で思いつつ、貧血?で倒れちゃった?とか思いながら起き上がろうとしているおじさんが目の前でもがいている。いやだ、私の胸がおじさんの手に。あ、顔も・・・ごめんなさい!すぐどきます!
あれじゃあ息もできないよね。そして、胸を触ったのは触ったんじゃなく、どかそうとたまたま手を入れた先が私の胸だった、ただそれだけよね?揉まれた気がしたけど、気のせいよ、きっと。こんな小さな胸揉んでも仕方ないよね・・・・
そんなことを考えていたのが阿呆だとすぐに気が付いた。
兎に角乗っかかってしまっているおじさんからどこうとしたのだけれど、思わず抱きついてしまった。だって、ここ電車じゃない!
突然の出来事に、思わず力を入れて抱きしめてしまった、おじさんを。
そして、周りがパニックになりかけていることに気が付き、思わず目の前のおじさんを見つめてしまう。目が合う・・・・
と、おじさんが私に声をかけてくれた。
「お姉さん、この電車に知り合いいるのかな?いないなら取り敢えず僕から離れないで。何かおかしいよ」
私は周りの様子の異常性に半泣きになりながらおじさんにすがった!何故かほかの人より落ち着いて見える。
そうしていたら、
「ようこそ!インダルチャンス王国へ!」
え?何??私はパニックになった。
断片的に何かとんでもない事を言っている人がいる。
召喚がどうとか元の世界に戻れるとか。え?ここは日本じゃないの?じゃあどこなの?
パニックになっているとおじさんが
「お姉さん、怪しいから目立たないようにしといたほうがいいよ」
と言ってくれた。はっとなり、うなずいた。
おじさんは自己紹介をしてくれた。白河小次郎というらしく、私も自分の名前を伝えた。
こんなおじさんに名前を聞かれるとか普通ないよね?と思ったんだけど、
この場の異常性と、私を落ち着かせるためなのか、優しく言ってくれる。
このおじさん、女性慣れしてるんだわ。きっと奥さんとかいるんだろうなあとか思いながら落ち着いていくのが分かった。
そうしたら、何かおじさん、スマホのバイブが鳴っているようで、スマホを取り出し、見ていた。
おじさんは何か驚いたように周りを見つつ、
「トイレ行きたいから案内してくれないか?」
と突然言い出した。
私はとある企業に勤める普通の何処にでもいる女の子。
もう25なんだから自分を女の子っていうのもおかしな話かな?
今日も通勤で電車に乗り込み、1時間ほど乗って、さらに乗り換え、職場へ向かう。
何時もの何も変わらない日常のはずが・・・・
私がいつも乗る電車、同じ所にいつも立っているけど、目の前に座るおじさんはいつも同じ人だ。
この電車の始発がどこかは知らないけど、きっとこのおじさんはこの電車の始発に乗ってるんだろうな?いつも必ず端っこに座れているし。
通路の反対側は、やはり同じ人が座っている事も多いけど、日によって違うので、この人達は何をしているのだろうとか時々考えてしまいます。
変わらない日常。毎日同じ揺れ。
そう、この日もそう思っていたのだけど、油断したのか、気が付いたら目の前のおじさんに抱きつく形で倒れてしまっていた。
あれ?確かに電車につかまっていたはず・・・でも、確かに目の前のおじさんを押し倒してしまっている。
あ、ああおじさんごめんなさいと心の中で思いつつ、貧血?で倒れちゃった?とか思いながら起き上がろうとしているおじさんが目の前でもがいている。いやだ、私の胸がおじさんの手に。あ、顔も・・・ごめんなさい!すぐどきます!
あれじゃあ息もできないよね。そして、胸を触ったのは触ったんじゃなく、どかそうとたまたま手を入れた先が私の胸だった、ただそれだけよね?揉まれた気がしたけど、気のせいよ、きっと。こんな小さな胸揉んでも仕方ないよね・・・・
そんなことを考えていたのが阿呆だとすぐに気が付いた。
兎に角乗っかかってしまっているおじさんからどこうとしたのだけれど、思わず抱きついてしまった。だって、ここ電車じゃない!
突然の出来事に、思わず力を入れて抱きしめてしまった、おじさんを。
そして、周りがパニックになりかけていることに気が付き、思わず目の前のおじさんを見つめてしまう。目が合う・・・・
と、おじさんが私に声をかけてくれた。
「お姉さん、この電車に知り合いいるのかな?いないなら取り敢えず僕から離れないで。何かおかしいよ」
私は周りの様子の異常性に半泣きになりながらおじさんにすがった!何故かほかの人より落ち着いて見える。
そうしていたら、
「ようこそ!インダルチャンス王国へ!」
え?何??私はパニックになった。
断片的に何かとんでもない事を言っている人がいる。
召喚がどうとか元の世界に戻れるとか。え?ここは日本じゃないの?じゃあどこなの?
パニックになっているとおじさんが
「お姉さん、怪しいから目立たないようにしといたほうがいいよ」
と言ってくれた。はっとなり、うなずいた。
おじさんは自己紹介をしてくれた。白河小次郎というらしく、私も自分の名前を伝えた。
こんなおじさんに名前を聞かれるとか普通ないよね?と思ったんだけど、
この場の異常性と、私を落ち着かせるためなのか、優しく言ってくれる。
このおじさん、女性慣れしてるんだわ。きっと奥さんとかいるんだろうなあとか思いながら落ち着いていくのが分かった。
そうしたら、何かおじさん、スマホのバイブが鳴っているようで、スマホを取り出し、見ていた。
おじさんは何か驚いたように周りを見つつ、
「トイレ行きたいから案内してくれないか?」
と突然言い出した。
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