45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ

文字の大きさ
上 下
77 / 1,191
スキルの検討

十六夜 その3

しおりを挟む
セアリアス帝国に入国し、どうやら目的の人物は商人として商業都市アフェールにいるらしいと知った。

どうやらかなりの人物らしく、この異世界人がいるという商店に足を運んでみたが、今まで見た事も無いような石鹸、洗髪剤・・・しゃんぷーとりんすと言っていたが、それに洗顔剤?とその後に顔やら肌に塗る薬品?、そして素晴らしい下着と肌着を扱っていた。

思わず買ってしまいましたが、なんという付け心地。胸も尻も私の身体に合っている物を選んでもらい、店員も全員女性なので肌着やらも恥ずかしい思いをせず選べぶ事ができましたし、そして驚く事に買い物後に無料で食事を提供していただき、そのおいしい事と言ったら!
今まで食べた事のない物ばかりでしたが、どれも素晴らしく、こんな素晴らしい店を運営している異世界人とやらは、聞いていた話とは違い、素晴らしい人なのではないかと。

そして、装飾品。銀で出来ているようですがその細工の見事な事と言ったら。

で、あの金剛石の首飾り。金貨5000枚という驚きの値段、あの首飾りの中心にある金剛石の加工ときたら!あの加工を見れば値段は納得ですね。どうやって加工したのかさっぱりわかりませんが、あのような加工は見た事がありません。

あんな金剛石を輝かすことのできる技術、どこでなのかしら?あれも異世界の物なの?




そして、探している人物のうち、おそらく女性2人がおりました。

貴族と話をしているのがどうやらメーネア姫で、料理を作ったのが異世界の女性。

誘拐されたという割には生き生きとした姿のメーネア姫。

そして、信じられないぐらい奇麗な顔立ちをしている異世界の女性。



そして名残惜しいですが帰る事といたしましたが、この店は髪の毛を実際の商品でその場で試しにと言って洗ってくれました。

髪をしゃんぷーで洗った後、りんすをつけて濯げば髪がさらさら。信じられない。髪に油をつけないで済むなんて。しかもほのかに香る香りの良い事。



店を出ると、少し離れた所に40代ぐらいの男とあれは、トレイナー商会の娘かしら?と一緒にいるのを見かけました。あれが異世界の男かしら?

思わず見とれてしまいました。

さほど魅力のある外見とは思えなかったのですけれど、どこにでもいるおじさんにしか見えなかったのですけれど、見ていると不思議な魅力が。駄目だ!!これはきっと魅了よ!

そう思った私は後ろ髪を引かれる思いでこの場を去る事に致しました。



しばらく様子を見ようと思いましたが、気が付けば異世界人は何処かへ出掛け、どうやら帝都へ赴いた様子。

その間に、愚かにも暁団はよりにもよってあの店を焼き討ちしてしまいましたわ。何という事。



その後、異世界の住民が戻ってきて、罠を仕掛け暁団を壊滅させていましたが、その男、恐ろしく強かった。魔術もかなりの使い手。

私は気付かれないよう細心の注意を払い監視をしていたのですけれど、あれは私では勝てない。
しおりを挟む
感想 63

あなたにおすすめの小説

追放王子の気ままなクラフト旅

九頭七尾
ファンタジー
前世の記憶を持って生まれたロデス王国の第五王子、セリウス。赤子時代から魔法にのめり込んだ彼は、前世の知識を活かしながら便利な魔道具を次々と作り出していた。しかしそんな彼の存在を脅威に感じた兄の謀略で、僅か十歳のときに王宮から追放されてしまう。「むしろありがたい。世界中をのんびり旅しよう」お陰で自由の身になったセリウスは、様々な魔道具をクラフトしながら気ままな旅を満喫するのだった。

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜

霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!! 「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」 回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。 フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。 しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを…… 途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。 フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。 フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった…… これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である! (160話で完結予定) 元タイトル 「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。

猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。 そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。 あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは? そこで彼は思った――もっと欲しい! 欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。 神様とゲームをすることになった悠斗はその結果―― ※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

冒険者パーティから追放された俺、万物創生スキルをもらい、楽園でスローライフを送る

咲阿ましろ
ファンタジー
とある出来事をきっかけに仲間から戦力外通告を突きつけられ、パーティを追放された冒険者カイル。 だが、以前に善行を施した神様から『万物創生』のスキルをもらい、人生が一変する。 それは、便利な家具から大規模な土木工事、果てはモンスター退治用のチート武器までなんでも作ることができるスキルだった。 世界から見捨てられた『呪われた村』にたどり着いたカイルは、スキルを使って、美味しい料理や便利な道具、インフラ整備からモンスター撃退などを次々とこなす。 快適な楽園となっていく村で、カイルのスローライフが幕を開ける──。 ●表紙画像は、ツギクル様のイラストプレゼント企画で阿倍野ちゃこ先生が描いてくださったヒロインのノエルです。大きな画像は1章4「呪われた村1」の末尾に載せてあります。(c)Tugikuru Corp. ※転載等はご遠慮ください。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした

高鉢 健太
ファンタジー
 ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。  ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。  もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。  とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

処理中です...