え!僕が英雄?

よっしぃ

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学院を卒業する

あれから・・・・

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あれから数年が経ち、僕はフィンと結婚をした。


新婚旅行に行く事になったんだけど、

「ヘルトルーデ、どこか行きたい所はある?」

そうフィンに言われ・・・・

「ソーマカカ王国へ行きたい・・・・」

「・・・・あそこは海の向こうだね。」

「うん・・・僕の家族が住んでいるはずなんだ。」

「船で数日かかるらしいから、実際は難しいね。」

だけど・・・・そんな時に、ソーマカカ王国から使者がやって来た。

こちらに、英雄様がいる・・・・と聞いてまいりました、と。


??何の事かな?



「ヘルトルーデ・マッセリンクという名なのですが・・・・」

あれ?僕の事?

「・・・・ヘルトルーデ・レイナウト・トンケンスと言う女性ならいますが・・・・」

「え?まさかですが・・・・ご結婚されたのですか?」

「ええ、私と結婚いたしました!」

何とフィンが対応してくれたんだ。

そしてその使者に会ってみると・・・・・


「姉ちゃん!」

弟のカスペルだった。

「カスペル!生きてたんだね!」


「何言ってるんだよ!みんなと会ったじゃないか!」

「あのね・・・・その時の記憶、僕にはないんだ。」

「えええ?あれだけ凄い事したのに?」

【きっと私とフェンちゃんと、ロキさんとアングルホザさんの事よ?】

お姉さんがやらかしたようです。

「うんうん、みんな生きててくれて嬉しいよ!」

「僕は姉ちゃんが結婚したってのが驚きだよ!」

「どういう意味かな?」

「特に意味はないけど・・・・どう?一度国に帰らない?」


「そうだね・・・・行きたいな・・・・」


暫くして・・・・

「行こう!」

フィンが行く事を決めてくれたおかげで、僕は数年ぶりに故郷へ帰る事ができた。

・・・・
・・・
・・



「わあ・・・・懐かしいな・・・・」

そう思い、船から降りると・・・・

「お姉ちゃん!」


マデロンが抱きついてきた。

「マデロン、ずいぶん大きくなったね!」

「お姉ちゃんはあんまり変わってないね・・・・」

「・・・・あまりお胸は大きくならなかったよ・・・・」

「お姉ちゃん綺麗なお顔だから、そんな些細な事問題にならないよ?」

・・・・うう・・・・大事な事だと思うけどね?


そして・・・・


父と母が・・・・


思わず僕、泣いちゃった。


そして、僕の夫、フィンを紹介。

そして何故かお城へ案内されたんだけど・・・・
何でお城?

暫らくゆっくりと家族で過ごしたんだけど・・・・

城で、バルコニーで王都の人々に顔を見せてほしいと言われ・・・・え?何で僕が?

そう思ったんだけど・・・・行けばわかる、と。

何だろうね?

あまり僕人の前で話とか・・・・できないよ?

そう思いつつ、テラスへ行くと・・・・うわ・・・・凄い人・・・・びっくり。

わああ!国を救ってくれた、英雄様が戻ってくれた!

英雄様万歳!

万歳!万歳!

わああーーーーー


??英雄?

何の事?

「もちろん、ヘルトの事さ?」

父がそう言う。

「ええ・・・・私の娘が英雄だなんてね・・・・」

母がそう言うのだけど・・・・

え?え??
ええ!


本当に?

え!僕が英雄?

僕が知らない間に、英雄になってたみたい。

しかも、にっくき帝国も滅び、今はソーマカカ王国が統合したらしいけど。

後にワワラドナ王国と、ソーマカカ王国の固い絆の架け橋となった英雄ヘルトルーデ・レイナウト・トンケンス、旧姓ヘルトルーデ・マッセリンクは、長い事語り継がれ、特にソーマカカ王国では、100年以上出し物の一番人気だったそうだ。



え!僕が英雄?


Fin
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みんなの感想(23件)

mashino.yoshina
2023.11.05 mashino.yoshina

面白かった!
他の作品も読みます。

解除
ネコニコッバンバン

誤字報告です。美味しい物阿部て←美味しい物食べて、だと思います。

よっしぃ
2020.01.21 よっしぃ

誤字報告ありがとうございます。

ご指摘の通りです。修正いたしました。

解除
Kuni-maru
2020.01.16 Kuni-maru

会うのはもう少し先にしてもらいました。
誤字報告
女性は女性通し? → 女姓同士

よっしぃ
2020.01.16 よっしぃ

誤字報告ありがとうございます。

ご指摘の通りです。

早速修正いたしました。

解除

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