え!僕が英雄?

よっしぃ

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襲撃から1ヶ月ほどが経っていたみたい

仲間が駆けつけてくれたよ

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勢い良く、いきなり院長室のドアが開いたんだ。

「ヘルトルーデ!」

驚く僕を、誰かが力強く抱きしめてくる。

え・え?だあれ?って・・・わかってるんだけど・・・・

「生きていたんだね・・・・よかった・・・・」

フィンセント王子でした・・・知ってたけど。

僕も思わず・・・抱き返しちゃったよ・・・・

「ただいま・・・・フィン。」

ただ一言。

そして・・・・信じられない事に・・・・

フィンおお顔が、僕に近づいてくる。
駄目!と思うけれど・・・・

僕は目を瞑って・・・・受け入れたんだ。

暫らくそのまま・・・・

そしてどちらともなく距離を置く。

何故か膝まづくフィン。
僕の手を取り・・・・

「ヘルトルーデ・・・・僕と、結婚してくれるかい?」

ん?いきなり?もしかして・・・記憶がないときポロポーズしてた?

「えっと・・・・僕みたいなちんちくりんでいいのかな?」

「・・・・むしろヘルトルーデ以外考えられない・・・・」

「・・・・わかったよ。僕でよければ・・・・結婚してあげる。本当にいいの?」

「勿論だ・・・・」

「僕、意外と嫉妬深いかもしれないよ?」

「・・・・それに関しては・・・・僕は王族だ。君との間に男の子を授かる事ができなければ・・・・その時だけは許してくれ。それ以外は・・・・君以外考えられない!」

周りが何だかうわーーーってなってるけど、もう僕とフィンの世界になっちゃった。

いいのかな?僕まだ・・・・13だよ?

その後は大騒ぎになっちゃった。
何せ今やフィンはいずれこの国の国王になるんだからね。

それが・・・・もし僕と結ばれて、男の子を授からない時以外は、僕だけをお妃さまにするって宣言しちゃったも同じだからね。

しかも・・・・僕こう言っては何だけど、女子らしい外見は・・・・皆無だよ?
まだお胸は・・・・最近少し?少しだけどね!主張してきてるんだけど・・・・言われないと分かんないからね・・・・それにこの僕って言葉・・・・直そうと思うんだけど、無意識にね・・・・

そんな言葉もフィンは直さなくていいよと言うけれど・・・・王妃様になるんだったら、王妃様がお僕って言うのおかしいでしょ?

だからね・・・明日・・・明日から気を付けようと思うんだ!

え?無理はいけないって?しかも?直らないから無駄だって?失礼な!

その後・・・・怪我が治った?えっと怪我してたみたいだけど・・・・王族の女性陣が駆けつけてくれたよ。

特に一緒に過ごす事の多かったカトレインは・・・・僕を抱きしめて、ワンワン泣いてたっけ?

僕を男の子かとも思ってたみたいだから、女の子だってわかったから、こうやって抱きつけるんだって言ってたけどね。
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