え!僕が英雄?

よっしぃ

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エッケシュヌ帝国

何度も襲撃を受けています

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私達はあれから数日間、身動きが取れません。

正確には、何人かが此処を離れ、仲間を集いに向かったようです。

むー・・・私のこの残された?時間がどんどん減っていきます。

残りが遂に100時間を切りました。

ここは思い切って、元を断ち切るべきでは?
そう思いますが、私にはどこへ向かえばよいのか知識がありません。

ですので私は、一番詳しそうなお父さんに聞いてみます。

「このままではどうにもなりませんが、何か手はありますか?なければ元を絶ちたいと思います。」

「・・・・わかってはいるんだ・・・仲間を集いに向かってももらったが・・・・このままではやがて此方はもたないだろう。元々人数が少ないからな。」

「では・・・・やりますか?」

「やりますか?って、帝国本土を襲うのか?」

「それしかないでしょう?今の私ならきっとできますよ?それに・・・・自分のステータス見ましたが、どうやら私も触媒師?のようですし。」

「え?それ本当か?」

「ええ・・・そして、フェンさんの爪を使えば、たぶん帝国はひとひねりでしょ?」

「ああ・・・・だが・・・・大丈夫なのか?」

「わかりません。それにもう私には時間がないのです。あと100時間を切りました。」

「・・・・100時間を切った?0になったらどうなるんだ?」

「多分・・・・元の時間軸に戻る事になりますね。2年ずれているようですし。それに、わたしは・・・・きっとヘルトルーデの中に戻るのでしょう?よくはわかりませんが。」

「・・・・帝国は残虐だ・・・・皇帝を倒せれば、どれだけの人々が解放される事か・・・・無論、その逆もあるのだがな。」

「人を殺めれば、それだけ悲しむ人もいるでしょう・・・・ですが・・・・この国の人々は、皇帝を倒し、帝国の支配から脱却しない限り、未来はないでしょう・・・・」

「・・・・ヘルトルーデの言う通りだ・・・・」

「ねえ、お母さんとお父さん呼ぼうか?」

「え?フェンさんそれってどういう事でしょうか?」

「お父さんってなかなか動いてくれないけど、終わらせる者って言われてるから、帝国を滅ぼすって言ったら喜んで協力してくれるよ?お母さんは・・・・きっと駆け足でやってくるよ?」


「えっと・・・フェンさんのお父さんとお母さんって?」


「ロキとアングルボザって名前だよ?」

「ええ?そんなのが駆け付ければ、間違いなく帝国は終わりだな・・・・なにせS級討伐対象に指定はされているが・・・・普段は人に無関心らしく、極力刺激を与えず、放置と言うのがギルドの見解だからな。」

そうなのですか?では、それでやってみますか?
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