え!僕が英雄?

よっしぃ

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色々な道具を作成

森の探索

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僕は今、フェンと共に、僕が一度も踏み入れた事のない森を調べている。

「マスター、あの辺りは、いい匂いのする草が生えてるんだよ!」

フェンはこの辺りは詳しいみたいで、僕を案内してくれる。

フェンといれば大抵の魔獣、魔物は逃げていくので、先ず戦闘にはならないんだ。

あ、魔獣と魔物の違いって何かな?また今度誰かに聞いてみよう。

僕は色々覚えようとしてるんだけど、全部を覚えるのは難しく、いつも何か忘れちゃう。

あ、脱線しちゃった。

あ・・・・本当だ、いい匂い。

「あとね、あっちは嫌なにおいがあるんだよ?」


僕はピンときた。フェンが嫌なにおいというのは、たいてい毒草。

それも案内してもらい、収穫。

ある程度素材を集め終えれば、家に帰って、薬とかを作って、使えるようにする。

「ねえマスター、何時もそれ何やってるの?」


フェンが尋ねてきたので、僕は答える。

「えっとねこれ毒草なんだけど、これを飲んだり傷口にこすりつけて、毒の耐性を得ようとしてるんだよ。」


「わー凄いことするね。えっと?わ!苦い。これ苦いよマスター!」

「それは毒草の煎じたものだからね。それだけ飲んだら、普通の人は多分死ぬから気をつけてね?」

「くちがピリピリするう・・・・」


たまにおっちょこちょいなフェン。
そんなフェンは可愛い。

時々元の姿に戻ってもらって、モフモフを楽しんだり。
うん、フェンってなんていい子なんだろう?

そして、ごくまれにアングルホザさんに色々教わる事があって。

ああ見えて手先が器用なアングルホザさん。

魔道具もいろいろ作れるらしく、


「どれ人間、其方の持っておるカバンを見せてみよ。」

僕はカバンを見せたけど、

「ほうほう・・・・なるほどのう・・・・人間よ、どうじゃ?同じようなのを作ってみる気はあるかえ?」

「え?この何でも沢山入るかばん?アングルホザさん作れるの?

「多少難しいが、作れぬわけではないのう。」


「わあ!流石はアングルホザさんだね!あのカバンと似たものを作れるなんて!」

「ぬ・・・そうかの?じゃが、今回は人間、その方が作ってみよ。我が作る方法を教えてやるゆえ。」

「本当!ありがとう!もう少し使いやすいカバンにしたかったんだよね。」


こうしてたまにアングルホザさんの機嫌の良い日に教えてくれたり。

こう、空間を広める事は出来るんだけど、時間を止める?のが難しくって。

「ほれ、ここはこうじゃ。いや違う。そうじゃなくてじゃな、そうそう、なかなか良いではないか人間。」

何故アングルホザさんは僕の事を名前で呼ばないで、人間って呼ぶ。いい加減名前で呼んでほしいよね。
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