20 / 118
人とのふれあい
皆さん大興奮?
しおりを挟む
「ねえヘルト?この薬、売ったらすごく高値で買ってくれるんじゃないかしら?」
リーダーのリリアナさんが興奮しながらそう言ってくるんだけど・・・・
「かね ある ほしいなら あげる」
僕はせっかく来てもらったんだからと、薬を差し出す。
「だめ駄目ダメ!受け取れないよ!こんな高価な薬!」
なんだかパニックになってる。
「みなさん これ あげる」
僕は他の皆にも薬を渡す。
「え!ありがとうと言いたいけど、駄目よ?こんな高価な薬ホイホイ渡しちゃ?」
「そうだよヘルト!これ調合したんでしょ?大変だったんじゃないの?」
中々受け取ってくれない・・・・僕の作ったのだから、不安なのかな?
「まだ たくさん ある」
僕は床の一部を動かし、地下の収納庫から、箱を取り出し、開ける。
中には薬や、宝石、魔石がある。
最初のころ、ダンジョンから帰ったら、この収納庫に入れてたっけ。
「これみて まだあるから つかって」
あれ?みんな固まってる。違ったかな?
仕方ない・・・・これはどうかな?
さらに別の箱を取り出し、ダンジョンの宝箱に入っていた、ネックレスや、ブレスレット等、装飾品を出す。
あ、このブルーの宝石の入ってるネックレス、リリアナさんに似合いそう。
「これ りりあな さん にあう」
僕は素早く動き、リリアナさんの首にネックレスを装着してあげる。
「にあうにあう りりあな さん にあう」
リリアナさんは無駄のない体つきをしてるから・・・・冒険者だから、引き締まった綺麗な身体だから・・・・身長も高いから、凄く似合う。
「え?え?ちょっと何このネックレス?凄すぎてお姉さん気絶しそうなんだけど・・・・」
「まだある これ みなさん つけて」
僕はほかにも赤い宝石のはまってるのとか、緑の宝石のはまってるのとか、色違いのネックレスを取り出し、パーティのメンバーに次々装着してあげる。
うんうん、やっぱり女性はこうじゃなくっちゃね!
あ、しまった・・・・お茶出すの忘れていた・・・・お客さんにおもてなししないと。
お茶と、お菓子でいいかな。
森の一画で見つけたお茶の葉と、やっぱり森の奥に実っている果物、豆を粉にしたので捏ねて、かまどで焼いた焼き菓子。
果物の甘酸っぱさが美味しいんだよね。それに粉にした豆が美味しさを引き立ててくれて。
よく父が言ってたっけ?客人には”まっちゃ”でおちゃをたてて、ちょっとしたお菓子を用意するものだと。
おちゃをたてる というのが何だか分からなかったけれど。
今用意したお茶は、以前父が出してくれたお茶と似た味がする。
固まったままの皆さんには悪いけど、準備が終わるまでそのままでいてもらおう?すぐに終わるけれど。
リーダーのリリアナさんが興奮しながらそう言ってくるんだけど・・・・
「かね ある ほしいなら あげる」
僕はせっかく来てもらったんだからと、薬を差し出す。
「だめ駄目ダメ!受け取れないよ!こんな高価な薬!」
なんだかパニックになってる。
「みなさん これ あげる」
僕は他の皆にも薬を渡す。
「え!ありがとうと言いたいけど、駄目よ?こんな高価な薬ホイホイ渡しちゃ?」
「そうだよヘルト!これ調合したんでしょ?大変だったんじゃないの?」
中々受け取ってくれない・・・・僕の作ったのだから、不安なのかな?
「まだ たくさん ある」
僕は床の一部を動かし、地下の収納庫から、箱を取り出し、開ける。
中には薬や、宝石、魔石がある。
最初のころ、ダンジョンから帰ったら、この収納庫に入れてたっけ。
「これみて まだあるから つかって」
あれ?みんな固まってる。違ったかな?
仕方ない・・・・これはどうかな?
さらに別の箱を取り出し、ダンジョンの宝箱に入っていた、ネックレスや、ブレスレット等、装飾品を出す。
あ、このブルーの宝石の入ってるネックレス、リリアナさんに似合いそう。
「これ りりあな さん にあう」
僕は素早く動き、リリアナさんの首にネックレスを装着してあげる。
「にあうにあう りりあな さん にあう」
リリアナさんは無駄のない体つきをしてるから・・・・冒険者だから、引き締まった綺麗な身体だから・・・・身長も高いから、凄く似合う。
「え?え?ちょっと何このネックレス?凄すぎてお姉さん気絶しそうなんだけど・・・・」
「まだある これ みなさん つけて」
僕はほかにも赤い宝石のはまってるのとか、緑の宝石のはまってるのとか、色違いのネックレスを取り出し、パーティのメンバーに次々装着してあげる。
うんうん、やっぱり女性はこうじゃなくっちゃね!
あ、しまった・・・・お茶出すの忘れていた・・・・お客さんにおもてなししないと。
お茶と、お菓子でいいかな。
森の一画で見つけたお茶の葉と、やっぱり森の奥に実っている果物、豆を粉にしたので捏ねて、かまどで焼いた焼き菓子。
果物の甘酸っぱさが美味しいんだよね。それに粉にした豆が美味しさを引き立ててくれて。
よく父が言ってたっけ?客人には”まっちゃ”でおちゃをたてて、ちょっとしたお菓子を用意するものだと。
おちゃをたてる というのが何だか分からなかったけれど。
今用意したお茶は、以前父が出してくれたお茶と似た味がする。
固まったままの皆さんには悪いけど、準備が終わるまでそのままでいてもらおう?すぐに終わるけれど。
1
お気に入りに追加
637
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
異世界転移物語
月夜
ファンタジー
このところ、日本各地で謎の地震が頻発していた。そんなある日、都内の大学に通う僕(田所健太)は、地震が起こったときのために、部屋で非常持出袋を整理していた。すると、突然、めまいに襲われ、次に気づいたときは、深い森の中に迷い込んでいたのだ……
【完結】ヒトリぼっちの陰キャなEランク冒険者
コル
ファンタジー
人間、亜人、獣人、魔物といった様々な種族が生きる大陸『リトーレス』。
中央付近には、この大地を統べる国王デイヴィッド・ルノシラ六世が住む大きくて立派な城がたたずんでいる『ルノシラ王国』があり、王国は城を中心に城下町が広がっている。
その城下町の一角には冒険者ギルドの建物が建っていた。
ある者は名をあげようと、ある者は人助けの為、ある者は宝を求め……様々な想いを胸に冒険者達が日々ギルドを行き交っている。
そんなギルドの建物の一番奥、日が全くあたらず明かりは吊るされた蝋燭の火のみでかなり薄暗く人が寄りつかない席に、笑みを浮かべながらナイフを磨いている1人の女冒険者の姿があった。
彼女の名前はヒトリ、ひとりぼっちで陰キャでEランク冒険者。
ヒトリは目立たず、静かに、ひっそりとした暮らしを望んでいるが、その意思とは裏腹に時折ギルドの受付嬢ツバメが上位ランクの依頼の話を持ってくる。意志の弱いヒトリは毎回押し切られ依頼を承諾する羽目になる……。
ひとりぼっちで陰キャでEランク冒険者の彼女の秘密とは――。
※この作品は「小説家になろう」さん、「カクヨム」さん、「ノベルアップ+」さん、「ノベリズム」さん、「ネオページ」さんとのマルチ投稿です。
世界中にダンジョンが出来た。何故か俺の部屋にも出来た。
阿吽
ファンタジー
クリスマスの夜……それは突然出現した。世界中あらゆる観光地に『扉』が現れる。それは荘厳で魅惑的で威圧的で……様々な恩恵を齎したそれは、かのファンタジー要素に欠かせない【ダンジョン】であった!
※カクヨムにて先行投稿中
賢者の兄にありふれた魔術師と呼ばれ宮廷を追放されたけど、禁忌の冴眼を手に入れたので最強の冒険者となります
遥 かずら
ファンタジー
ルカスはバルディン帝国の宮廷魔術師として地方で魔物を討伐する日々を送っていた。
ある日討伐任務を終え城に戻ったルカスに対し、賢者である兄リュクルゴスはわざと怒らせることを言い放つ。リュクルゴスは皇帝直属の自分に反抗するのは皇帝への反逆だとして、ルカスに呪いの宝石を渡し宮廷から追放してしまう。
しかし呪いの宝石は、実は万能の力を得られる冴眼だった。
――冴眼の力を手にしたルカスはその力を以て、世界最強の冒険者を目指すのだった。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる