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転生ボーナス・覚醒

料理教室

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現場の調理場(の惨状)を見た僕は・・・・

偏見かもしれないけど、女性としてどうなの?と思ってしまう。

そりゃあ2人は王女で、2人はエルフ・・・・エルフだから料理ができないのかな?わからないけど。

だからできない?した事が無い?というか今までどうやって食事をしていたんだろう。

でもね・・・・日本に居た頃では、よく女性は男性を虜にする武器の一つに、”胃袋を掴む”と言うのがあったよ・・・・と言いたい。

何せ男は単純だから。

そりゃあ女性の見た目に惹かれる訳だけど、最終的には、胃袋を掴まれたら終わりなのさ。

美味しいご飯を毎日出してくれる女性は、そりゃあ魅力的に映る訳で。

でもね・・・・見た目がきれいな女性は、外では自慢できるし、抱く時は至上の喜びになるだろうけど、実際にね、暮らしてみると分かるけど、料理が下手な女性は・・・・毎日まずい飯を食べてごらん、辛いよ?

それがね・・・・毎日おいしいご飯を食べさせてくれる女性は・・・・

勿論、綺麗な女性が美味しいご飯を!が一番だけどね、なかなかいないのさ。


あ、不快な思いをさせてしまった方、ごめんなさい・・・・

あくまで僕の持論ですので。

で、思ったんだけど・・・・駄目だこいつら・・・・

見た目は誰もが羨む美女、美少女。
だけど、性格はいいんだよ?駄目なのは・・・・料理・・・・あ、ひょっとして家事スキル全般駄目な感じ?

なのでここは思い切って、僕の持ってる料理、調理スキルを駆使し、料理教室を開くことにしました・・・・

・・・・
・・・
・・


「はい!今から料理の何たるかを教えたいと思います。」

僕は4人の料理を中断させ、話を始める。

「何よ偉そうに!私より旨く作れるって言うの?」

女性としてのプライドを傷つけられた?エウラリアが僕に食ってかかる。

「・・・・その・・・・見ていてあまりにも痛ましかったからね。」

「うっ・・・・・し・・・・仕方ないじゃないの!お城ではお料理なんかした事なかったんだから!ギルドでも、食べる所があったし、宿でも毎日食事を出してくれてたんだから!」

怒ってませんから。

僕は機材と食材を見て一言・・・・

「道具と、食材が泣いている・・・・」

「そ・・・その・・・・ごめんなさい・・・・簡単にできると思ったのですけれど・・・・」

「王家では、花嫁修業とかなかったのかな?デイフィリア、それとエウラリア。」

「そ・・・そんなのないわよ!」

「ええ・・・・花嫁修業とは何でしょうか?」

「結婚すると、女性は家庭に入る事が多いよね?そうなると、家事全般ができないとね。」

「む・・・・料理人を雇えばいいじゃない!」

「そのお金はどうするのですか?」

「うぐ・・・ルドメロ既に持ってるじゃない!私達4人を一生養っていけるだけのお金・・・・あるでしょ?」

「・・・・それは酷い・・・・」

僕は心の中で泣いた。エウラリアに料理を教える事ができるのだろうか、と。

そんな中、簡単な料理をさくっと作り、出した。

家畜の卵の黄身と、食用油を混ぜて、お酢を混ぜた自家用マヨネーズに、ダンジョン産の枝豆を茹でたのや、この街ではよくある野菜でサラダを作り、またお芋をすりつぶし、ポテトサラダを出す。

それと、塩と胡椒で軽く焼いたお肉を。

「え?もうできたの?しかもそんなに時間たってないわよね?」

「手際が良すぎです・・・・」

何故かエルフ2人はしゃべらない。意外と僕の作業をじっと見ていた。

「まあ・・・食べてみて。」

4人は何も言わず食べる。

・・・・・・・・・・・・・

「何これ!すごくおいしいんだけど!」

エウラリアに褒められました。

「本当においしいです・・・あの短時間に・・・・」

デイフィリアも美味しく食べてます。

「む!ルドメロ凄いじゃないか!このお野菜!美味しいぞ!」

エメリナ、食べるの早すぎ。

「ええ・・・・ルドメロ様は何でもお出来になるんですね。」

ローサが一番上品に食べてます。

「今から同じものを作ってもらいます。」

「「「「え?」」」」

何で驚くのかな?
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