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ここは何処なんだ?

鍛冶の勉強をして半年がたった頃・・・・

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ルドメロが鍛冶の勉強を始めて、半年がたった頃には・・・・

鍛冶のスキルが身についていた。

そして・・・


「いいですか?それでは素材の本来の力をうまく引き出せませんよ?」

「ええ?親方にこうしろと・・・・」

「では親方が間違っているんですね・・・・」

教える側と、教えられる側の立場が逆転していた・・・・

そして・・・・

「おい小僧、俺の何処が間違ってるって?」

「炉から素材を出し入れするタイミングですね。あと数秒ずらした方がいい。」

「ほう・・・・それはどうしてだ?」

「親方ほどのドワーフなら・・・・わかると思いますが・・・・素材の声をもっと聴いた方がいい。」

「何?素材の声・・・・だと!小僧!いつの間にそんな事ができるようになったんだ?」

「元々できますよ?僕のスキルに生産系のがあってですね・・・・別に鉄などの金属を扱うのは鍛冶だけではありませんからね・・・・」

こうして親方を巻き込んで、鍛冶の勉強を行っていた・・・・

そんなある日・・・・

「おいルドメロ、どうだ?」

「・・・・駄目ですね・・・・表面しか溶けていません・・・・これでは・・・・火力不足ですね・・・・」

今、親方とアダマンタイトとヒヒイロカネの加工に取り掛かろうとしていた。

親方も加工をするのは初めてらしく・・・・

親方の親方が一度打ってるのを見た事があるだけ・・・・らしく、自身では触った事が無いらしい。

「しかしな・・・・この炉では、これ以上温度が上がらんぞ?」

「どうしましょうか・・・・あ、そうだ・・・・ドラゴンを連れてきましょうか?ドラゴンのブレスなら・・・・」

「おいおい、小さいとはいえここは立派な街だ。ドラゴンを連れてくるわけにはいかねえよ。」

「困りましたね・・・・ああ、では、少し時間をいただければ・・・・僕の従魔を連れてきますよ。」

「あ?何言ってんだルドメロ、ドラゴンなんかテイムできるわけが無いだろう?」

「いえいえ・・・・それが条件さえそろえばできるんですよ?」

・・・・親方が・・・・この半年の間に、ルドメロを小僧呼ばわりしていたのが、いつの間にか名前で呼んでいる事に気が付いていないのだが・・・・さらに言えば、いつの間にか主従の関係が・・・・やはり逆転している事に気が付いていなかった・・・・

「今は従魔と離れてしまってますからね・・・・一寸探してきますよ。数日したら戻ってきますから。」

「わかった・・・・」

こすしてルドメロ?は、ポチを探しに行くのだった・・・・

因みに従魔とある程度離れてしまうと、存在を感知できなくなってしまう。
なので・・・・従魔の存在を感じる事ができる距離まで移動する必要がある。

「先ずはダンジョンに向かいますか・・・・ゲートを設置してたはずですからね・・・・それと・・・・念のために予備のゲート用意しますか。」

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