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王都の近くのダンジョン

まだまだ収穫!

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出発して96層は・・・・植物の・・・・種?

あ、豆でしたか・・・・

茹でるとおいしいらしいです。

ルドメロ様は

「枝豆サイコー!」

とか言いながらどんどん枝ごと?収納してます。

「それどうするのでしょう??」

と私はルドメロ様に聞くと、

「はあ?そんなん茹でるに決まってるだろう!」

さらにはコンロ?どこから用意したのかわかりませんが、コンロを取り出し、大なべを設置、水を入れ茹で始めたではありませんか。


「いいかデイフィリアよ!塩加減が大事なんだ!」

・・・・その・・・・美味しく出来上がるといいですね?

「ほれ食ってみろ!」

私は渡されたのを食べようとしましたが・・・・噛み切れません・・・・

「何やってんだ!さやは食べる部分じゃねえ!豆だけ口でこう分けて、食べるんだ・・・・ウマぁあ!うまうま!」

・・・・もう一度・・・・あ・・・・美味しい・・・・

「もう一ついいですか?」

「あん?いいぜ!どんどん食え!」

・・・・
・・・
・・



「止まりません・・・・何ですかこれ?」

「・・・・デイフィリアさんごめんなさい!もういいですか・疲れました許して下さい。」

「え?許すも何も・・・・ってええ?このさやの山は・・・・?」

・・・・はしたない・・・・夢中になって、恐ろしい量を食べていたようです・・・・

やがてさやは消えてなくなるので放っておきましたが、

「お!姫さんいい食べっぷりだったぜ!これで酒があったら最高なんだがな!」

と駄目エルフさんに言われました・・・・

さあ、気を取り直して出発です。

97層は・・・・変な虫さんです・・・・

「あら?蚕ではないでしょうか?」

「え?ローサさん?蚕ですか?確か・・・・

蚕の糸はシルクになるのですよね?」

「ええ・・・・ですが、誰が糸を紡ぐのでしょうね?なかなか大変な作業と聞いています。」

「誰かにやってもらえばいいじゃねえか!ってあれ?入らんぞ?中の虫が邪魔なんか?」

何て可哀想な・・・・ルドメロ様は中の虫さんを取り出し、繭だけカバンに入れています。

後でシルクのドレスとか、この糸で作ってもらえるのでしょうか?

98層は・・・・何やら・・・・透明な石、でしょうか?

「こ・・・これは・・・・?金剛石の・・・・原石?」

「こんごーせきってなんだ?」

「えっとですね・・・・つまり、宝石ですね、原石のようですが・・・・硬くて、上手にカットすれば、貴族のご婦人方がごぞって手に入れたがるのですよ?確か・・・・ダイヤモンドと言いました?」

「ああ、そうだな、これはいいもんだな?なんかピンクとか青色とか、色付きもあるな?ほれポチにシロ!ここ掘れワンワンだ!」

”我は犬ではない!”

”シロは似ておるが、我は犬とはかけ離れておるではないか!”


「気にしたら負けだぜ!」

「なあルドメロ、これでなんか飾り作ってくれよ!私の美貌に映えるやつ!」

・・・・確かに黙っていればエメリナさんは美人ですし、スタイルも良いのですが・・・・・中身は駄目駄目エルフさんですからね・・・・よくあんなのでクランの副代表務めていましたね?


「よっしゃあ!次行くぜ!次は魔物が出るのか?」

多分そうですね・・・・このパターンでしたら。


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