異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え？これってチート？

王都の近くのダンジョン

何で2人残ってるんだ？

「なあ・・・・何で2人が此処に残ってるんだ？」

俺様は怒り心頭だ！

夫婦でもないのに、女の裸を見てしまったからだ！

俺様が気持ちよく風呂に入っている時に、デイフィリアが入ってくるし・・・・一応婚約してっからまあいいとして・・・・後の2人は何でだ？

あいつら魔法陣で帰ったんじゃねえのか？

俺様は2人に問い詰める事にした！

「何で地上に戻らねえんだ！」

「ルドメロ様がいけないのですよ？わたくしを抱きしめたでしょう？エルフを抱きしめると言うのは、つまりそういう事ですよ？」

「何言ってんのか分かんねえ！どういうこったか理解できねえ！」

「・・・・ちゃんと抱き返したでしょう？」

「・・・・ますますわからん・・・・」

「はあ・・・・あんたも鈍感だねえ！ここまで言って分からないのか？」

「さっぱりこれっぽっちも？」

「この世界じゃあ常識だがな・・・・エルフは他人との接触をとっても嫌うんだよっ！それを許したって事はだな・・・・まず行為がある！じゃない！好意がある！そして！それは球根を意味する！じゃない！求婚だ！で、相手が抱き返せば・・・・見事婚約成立ってわけだ！」

「は・・・・はあ？俺様デイフィリアと婚約してっから、無理だ！」

「それとだな・・・・普段私はかぶり物してるから分かりにくいだろうが、私もエルフなんだ！」

「えええ？知りませんでした・・・・」

「はあ？エルフってあんたおっぱいばいーんって尻もむっちりじゃねえか！」

「・・・・そういう奴もいるんだよ！しっかしすげえなあ！その歳で3人も婚約者がいるって・・・・」

「ひどいですぅ・・・・」

「帰れ！とっととクランの拠点へ帰れ！」

「まあそう言わずにさ・・・・連れてってよ？クランのメンバーは了承してくれたよ？もう新たなリーダも誕生してるしさ？」

「エメリナ、あんたじゃねえのか？」

「私じゃないよ？もうクランからも離脱したしね！」

「私も同じです。」

「何て事なのですか？それではクラン”古の両翼”はどうなるのですか？」

「大丈夫さ！女2人が消えたってどうって事ないさ！男共は私らと結ばれないの知ってたから、引き留めもしなかったぞ？」

・・・・そういう問題でしょうか？

「・・・・だが、断る！」

「えええ？この流れで断るのですか？」

「なんかおかしいか？」

「おかしいって・・・・色々突っ込みどころ満載ですよ？」

「そんなの知らん！お前ら帰れ！」

「そ・・・・そんな・・・・もう私・・・ルドメロ様の所しか居場所がないのですよ？」

「私もそうだぞ！クランメンバーの目の前で盛大に抱きしめてきたじゃねえか！」

「・・・・さあ出発しようか・・・・」

「何スルーしてるのですか！」

「だって女ばっか面倒じゃねえかよ・・・・」

「・・・・そういう問題なのですか？」


こうして4人と2匹のダンジョン攻略が開始したのだった・・・・

「何でこうなるんだよ！」

「女とみると見境なく抱きしめるのがいけないのですよ？」

「・・・・マジか？」