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ダンジョンに行ってみよう!

腹が減ったではないか!

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「なあ・・・・俺様腹が減ったのだ・・・・何か食わせろ!」

「何言ってるんですか・・・・自分で何処かお店に行って、食べてくるか、作って下さい。」

「何だと!ここでは食事が出ないのか!」

お!いつの間にか真っ赤なねーちゃんが復活してるぞ!

「そんなに喰いたいなら、自慢のドラゴンのドロップアイテムの肉を喰えばいいじゃないか!」

「あん??そうか?しゃーねえな・・・・ちょっと待ってろ・・・・お肉あったか?」

「ドラゴン、お肉沢山ドロップしてましたよね?私も回収してますよ?」

「お!そうなのか?それはナイスだ!グッジョブだぜエウラリア!ってあったぞ?」

俺様、肉の塊を一つ取り出し、テーブルに置く。

どうだ!デデン!って音がするだろ?

「こ・・・・これが・・・・冒険者の憧れの的・・・・ドラゴンの肉か・・・・」

「なんだ?真っ赤なねーちゃんも喰いてえのか?」

「あ・・ああ・・・・食べてもいいのならな・・・・」

「ちょっとギルド長!涎が・・・・」

「は!いかんつい興奮してしまった・・・・女性として恥ずかしいな!」

既に大股おっぴろげておいて今更と思ったエウラリアだが・・・・それは心の奥底にしまっておく事に。

「しかし・・・・どうやって焼くか?」

「あん?そんなのポチに任せりゃ一発だ!おいポチ!この肉をちょいと焼いてくれ!あんまり焦がすなよ!」

「なんだと!我のブレスで肉を焼くのか!何たる屈辱・・・・しかし・・・・命令には逆らえぬゆえ・・・・無念だ・・・・」

そう言いつつ、ポチが肉を焼いていく。

ギルドの建物中に何とも言えぬいいにおいが充満する。

「お!いいな!いい感じに焼けてんじゃん!よくやったポチよ!たまにはお前も役に立つな!トカゲのくせに!」

その瞬間、ルドメロさんの頭はあり得ない角度に曲がってました・・・・ひい・・・・

「おいポチ何すんじゃい!ご主人様に向かって足蹴りとは、許せん!」

「それより食さぬのか?」

「そうだった!さあ喰おうぜ!」



ひい・・・・その有り得ない角度のまま、喋らないで・・・・

「おいエロガキ!きもいからその首何とかしろ!」

「あん?何言ってんだ?あんたが何とかしてくれよ!」

その時、ギルド長のすらっとした脚が、ルドメロさんの頭に命中・・・・首が元に戻りました・・・・あの人の身体はどうなってるのでしょう?

「いってええ・・・・おお!いい眺め・・・・」

ギルド長、パンツ丸見えですよ・・・・?

「これでいいだろ?じゃあ喰うか!」

・・・・
・・・
・・


遂に食したドラゴンのお肉・・・・今までにない食感、味・・・・あれ?味付けしてないよね?なのに何このお味は?

城に居た時、国王でもある父と一緒に食べた時も、こんなおいしいの食べた事がない・・・・


「うんめえ!肉汁すんげえ!」

「うむ・・・・こんなおいしい肉は・・・・今まで食した事がない・・・・何と素晴らしいのだ!」

「城でもこのようなのは一度も出ませんでした・・・・」


しばし満足したが・・・・この後襲ってきた不安感は半端なかった・・・・

何せドラゴンの肉は、超高級食材なのだ・・・・勿論、金貨よりも価値がある・・・・ずいぶん食べてしまいました・・・・


「あの・・・・その・・・・折角食べさせていただいたのですが・・・・ドラゴンのお肉・・・・・かなりの高級食材ですよね・・・・」

「あん?何言ってんだ?折角だからもっと食えよ!あ?モット欲しいのか?シャーねえな!これやるから、城にでも持ってって焼いてくれや!あん?シロ、てめえのこっちゃあねえ!」

「何だ呼ばれたと思ったのだが・・・・仕方がないな・・・・」

ああ・・シロさんが床でがつがつ食べてるので、脂が・・・・きっとお掃除は私が・・・・
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